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笑ってる?<2024年2月9日金/晴れ

ファッション雑誌なんかに出る、モデルさんという職業の人がいる。
おおざっぱにいってしまうと、写真に撮られるのが仕事の人だ。
その、モデルさんが教えてくれる「きれいに写真にうつるには」教室にここのところ興味津々で通っている。
いままで、わたしたちは、立ち方とか姿勢とかの「技」を何回か習ってきていて、今日は「表情のつくりかた」がテーマだった。
モデルになりたいという生徒も多いから、先生も熱心に教えてくれるのだけど、これが、そこまでするものなのかと感心するやら、じぶんの行いを反省するやらの、目からウロコな体験だったのだ。

とくに、「笑顔をつくる」のがいちばん難しいという。
その場でそれぞれが写真を撮ってみたら、じぶんではしっかり笑ったと感じたけど、できあがりはちっとも笑ってなかった。なるほど、鏡をみて笑顔をつくるのでは足りないと思い知った。

で、先生はどうしてるのか。
「カメラマンとか周りの人に、ねぇ、笑ってよ!と心で訴え続ける」と教えてくれた。
笑顔になったあと、相手の人の表情が動くまで、笑ってる気持ちを送り続けるという。実際にやってみせてくれたのだけど、先生の顔が輝いてカメラマンは自然に笑うわ、みんなもにこにこするわで、その場はぱあっと明るくなった。この「笑ってよ!」の力って凄いよ。

だけど、じぶんで「笑ってよ!」をやってみたら、慣れてないというか、意識しないとできない。

どうりで、わたしの周りに笑ってる人が少なわけだ、と帰り道で思った。
「うれしい」とか「いい気分」とかでいても、顔が「笑って」なかったんだよね、わたしは。「笑ってない」人をみてにっこりする人は、そうはいないもんな。

それと、化粧するといいと先生はわたしに言ってくれたっけ。どんな服装でいようが、いつもほぼスッピンで出歩くわたしには、このことも発見だったなぁ。すっぴんこそその人らしさが現れると信じて、服をTPOに合わせれば十分と思ってきたけれど、そのTPOに合わせるというメッセージは伝わっていないのかもしれない。

やってると思いこんで、できてないことは多そうだ。
誰とはなく、道ゆく人に向かって「笑ってよ!」を復習してみたら、
はじめは罰が悪いのだけど、やがて体温があがってきた。














よんでくださった方、ありがとうございます! スキをくださった方、その勇気に拍手します! できごとがわたしの生活に入ってきてどうなったか、 そういう読みものをつくります! すこしでも「じぶんと同じだな」と 思ってくださる人がいるといいなと思っています。