湯たんぽを買った

大学4年の女子、湯たんぽを買った。

無印のやつでも、なんかおしゃれな雑貨屋さんのかわいいぬいぐるみがついてるみたいなやつでもなくて、昔ながらの金属製の湯たんぽを。

私は日用品に関しては、昔ながらのあんまりおしゃれじゃない、無骨なものが一番だとおもっている。いやたぶん最近のモノも、それなりに、というか全然進化していて、使い勝手もよいのだろうけど、昔ながらのモノになんとなく惹かれてしまう。

湯たんぽ。を買うにあたって、実家で使っていた金属製で、昭和のこたつ布団みたいなカバーのあいつを思い出した。あいつのこと、実家にいたときはちょっとダサいな、というか今より若かったし母親と寝ていたから、湯たんぽいらず、温かかったのである。(そもそも私は足を出して寝るのが好きである)

だが、もう齢23、足がとにかく冷えるのだ。特に私は運動を好まないし、筋肉量も少ないし、一緒に寝てくれる彼氏もいないし、ペットもいない、ついでにいうと一階に住んでいるから本当に寒い。毎年よく冬を越してきたなとしみじみ思う。

というわけで、アマゾンで「湯たんぽ」と検索をかけて、ヒットしたベストセラーらしいマルカの湯たんぽを購入した。

昔ながらの無骨なデザインだけど、進化していて、何と直火オッケー。あと付属の袋が、もこもこで、これが結構よかった。

ちなみに買う前に私は、Twitterとインスタでマルカの湯たんぽのことを徹底的に調べて、不良な部分とか使い勝手とか知りたかったんだけれど、いまや湯たんぽはキャンプグッズらしく、キャンプ情報しか出てこなかった。

たしかにスンっと冷えた空気の中、寝袋に湯たんぽ入れて寝るのは最高そう。焚火で温められるし、朝は温かいお湯で顔を洗える、最高ではないか。キャンプに挑戦したくなった。

というわけで、我が家に湯たんぽがやってきた。早速使ってみた。コンロで温められるのは楽だし、水を毎回変えなくていい、寝る２，３時間前にお布団に入れておけば、あったかいのなんの。ちなみにこの湯たんぽ朝まで温かいので(アツアツじゃないけどいい感じの温度)、朝布団から出られなかった。いつもだけど。わたしは布団に入っても足が冷たい超冷え性だが(なのに靴下が嫌い)、この湯たんぽのおかげでスーッと眠りに付けた。感謝。

そうして、わたしは今年の冬、強力な相棒を手に入れた。たぶん頻繁に買い換えるものではないから、健やかなるときも病める時もこれからわたしが過ごすたくさんの夜をこの子にあたためてもらおう。