アスリートの集中力
20代後半、会社を退職して退路を断ち税理士試験を受験しました。
合格しなければ後がない状況に追い込み、勉強時間を確保した以上、絶対にやり抜く意気込みでしたが予備校で講義を受けるほかは自習室に通いつめて一人で税法を暗記し、問題集を繰り返し解く日々は地味で心が折れそうになることも。
そんな時に励まされたのはアスリートが活躍する姿でした。
私が税理士試験受験生だった当時、メジャーリーグでイチロー選手が大活躍をしていてその言動が度々話題になりました。
華々しい活躍をするイチローさんですが、日々ルーティンを繰り返して感情を一定に保ち、淡々と努力する姿がありました。
烏滸がましいですが、イチローさんの活躍とその言動に励まされ、前進しました。
当時読んだ本。
イチロー選手の偉業は彼の類稀なる集中力にあるという視点からイチローさんのように集中力を発揮するための方法を解説しています。
プレッシャーをはねのける方法、ピンチを活かす方法、目標を明確にする方法などを具体的に説明しています。
この本を参考に試験を本番と捉え、当日までモチベーションを保って勉強を続けていました!
・本番で舞い上がらずに全力を出すために日々の勉強を淡々とこなし、模擬試験の結果に一喜一憂することなく苦手な分野、間違えた個所をやり直して強化する
・本番に興味を示すのではなく、本番に至るまでの準備に最高の集中力を発揮して最高のコンディションで挑む
・本番は自分が行った準備の確認作業でしかない
そして説得力があるのはイチローが結果を出し続けていたから。
「どんなことを言うか」
より
「誰が言うか」
が、さらに大切だったりします。
少し先の未来を見据えて行動していると、まだ結果が伴わないことから周囲からの評価もなく、否定的な意見に不安になったり焦ったりすることもあります。
思い描く未来が現実になるにはタイムラグがあります。まずは自分が自分の可能性を信じて進む勇気が必要です。
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