健やかに比較するカギは「事実」
最近、Instagramを眺めていると、美容師さんが髪をカットするPR動画がよく流れてくる。
モデルさんのBefore→After具合が気になってつい見てしまうこともあるのだが、「髪型に興味がないんです」って人がまあまあいて、びっくりしている。
わたしは、前髪の長さ、サイドの長さ、全体のイメージなど、美容院に行くたび、細かに伝える方。
中学生のときには「将来金髪にしたい」と言い続けてた(しかし髪へのダメージが怖くて一度もできずに終わった)。
Crystal Kayや漫画「NANA」の淳子みたいなクルクルな髪の毛に憧れて、パーマをかけたら髪が柔らかすぎて再現できず「スパゲッティヘア」とネタにされたこともある。今見ると結構いい感じなのにな〜。
そのときどきでやりたい髪型が明確。ゆえに失敗もめちゃくちゃしてきた。
でも、それって当たり前じゃなくて、髪型に興味がない人もいて当然なんだよなあ……。
普段は、あれこれ指定してしまうけど、おまかせオーダーみたいなの一度やってみたいかも。
と考えていたのでした。
◆◆◆
「人と比べる」と気づきもある。だから比較自体は悪いことじゃない。
健やかに比較するカギは「事実を事実として受け止める」だと思う。
この動画の場合で言うと、髪型に興味がない人と自分と比較して
そんな感想を持つ人もいるかもしれない。
でもそれって自分の価値観の押し付けじゃない?
いいのよ、髪型に興味がないならないで、そうなんだ〜でいいのよ。でも感想を持つのは自由だから、この感想も否定はしない。
ただ、必要以上にいらだちたくないから、わたしの場合はあえて掘り起こさないよ、という話です。
◆◆◆
仕事のシーンでもよくある「Aさんは〇〇ができるのに、わたしは何をどうやっても〇〇が苦手」みたいな場合も考えてみる。
これも、
となる人が少なからずいるんじゃないだろうか。
わたしもわりとそっち側にいきそうになるんだけど、凹むと浮上に時間がかかるのが辛いので、これもなるべく事実ベースで考えるようにしている。
Aさんの方が自分より〇〇が得意なのはもうどうしようもない。わざわざ凹みに行く必要はない。自分の努力不足ならまた別なんだけど。
事実を事実として受け止められると「Aさんは、わたしが苦手なことができる。その分わたしは他のことをがんばろう」と素直に考えられるようになる。
◆◆◆
「比較しないで自分を見つめる」って結構難しいことなんだよね。比較対象がいるからこそ、気づくこともある。特に「得意/苦手」は比較しないとわからないのではないかな…?
でも、比較して攻撃的になったり凹んだりするのはなるべく避けたい。
だから、事実を事実として受け止めることが大事だと思う。自分の心の治安は自分でしか守れないのだから。