日記:「めんどくさいやつ」になる覚悟
好きな人に連絡をしたい。
でもどのタイミングならうるさくないかな。邪魔にならないかな。そんなどうにもならないことを考えて、躊躇っている。
そんなの連絡してみないとわからないのにね。
◆◆◆
ああ、見えてきた。私って、「めんどくさいやつ」になる覚悟が足りないんだなあ。
友人や恋人に「こいつめんどくさいやつだなー」「うざいなー」って思われたくない。きっとどんな人だってそう思われたくないと思うけど、私は過剰に恐れすぎる。
なんでこうなってしまったのか。ひとつ思いあたるフシがある。
私は、幼い頃から中学時代まで癇癪持ちで、一度泣き出すと1時間は泣き続ける筋金入りの泣き虫だった。
だからといって、人に迷惑をかけたいとか、目を惹きたいわけではなかった。ただ、涙が止まらない。
「ほんっとめんどくさい奴だよな」「うるさいよな」と言われるたび、敬遠されるたび、思っていた。ああ、めんどくさいって嫌われるんだ、泣き止まなきゃ。
そんなふうにして、だんだん、泣くのも怒るのも堪えるようになってしまった。だって、怒られるから。迷惑になるから。嫌われるから。
結果的にめんどくさいやつになってしまうことはあっても、自分からめんどくさいやつになるのが怖くて、人との距離をとっていた(現在進行形)。
あんまり連絡するとうるさいだろうから、あえて連絡頻度を空ける。邪魔にならないように、仕事の休憩のタイミングと思われる時間を狙って連絡を入れる。
相手のためにも、うるさいと思われない時間に、うるさいと思われない頻度で連絡する、が板についてしまっている。(空回りしている感は否めない。笑)
◆◆◆
でも、最近思うのだ。
相手のめんどくささを引き受けたい、むしろ好ましいと思える関係っていいなって。
誰かに意見を言う、素の感情を見せる、弱みを見せる。
そんな当たり前のようなことが、全然できないまま大人になってしまった。
けれど、相手のめんどくささを許容したときにこそ、信頼関係って宿る気がする。
私は、お互いのめんどくささを引き受けあえる関係を築けるようになりたい。
どういうことかというと、自分のちょっとおしゃべりでうるさいところを、めんどくさいと言いながら優しくスルーしてもらえるとか、相手のこだわりをうんうん言いながらも、自分はそれに合わせすぎないとか。
でも否定じゃない、優しい関係。むずかしい。
まずは、勇気を出せ私!
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