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よなよな三茶、未来を感じる街で

仕事帰り、日々暗くなる帰り道を歩いていたら、夜の道を歩きたくなった。世田谷線に乗って、終点の三軒茶屋まで来た。

駅を降りて、行きつけの本屋へ向かう足取りは、心なしか軽い。

ふと見上げると、道路が何本も宙に浮いている。何度も来たことがあるのに、見つめて、目を逸らしてはまた見つめてしまう。

空飛ぶ車なんて、まだ開発されてないというけれど、そんなの嘘だよ、と思う。
だって、三茶を走る道路は空中にあって、どこかのSFで見たような光景が既にある。

この街は商店街があって、賑やかそうなのに、なんだか近未来的な気がして、ハートがかゆくなる街だ。田舎者だからかな。

◆◆◆

昨日、32歳でやり残したことリストを、少しずつ書いていた。

ひとつ、頭にひっかかっていて、このままじゃ何も進めないこと。言葉ひとつで、未来が全然ひっくり返ってしまいそうな事項。

数ヶ月、私は行きつ戻りつして、立ち往生していた。いろんな可能性を考えては、悩み、震えて、布団に潜り込んでいた(精神的にも物理的にも)。

でも、もう自分で動かなければダメなのだ。いい加減に清算せねば。待つのではなくて、私がどうしたいのか。


◆◆◆

思い立って三茶に来たけれど、ただの思いつきじゃなかったのかもしれない。
私は勇気が欲しくて、未来を見たくて、未来を感じる三茶という街に背中を押してほしかった。

明日は、出勤が遅い。少し歩いてから帰ろう。

P.S. 今日飲んだカフェラテが久々にまずかった。普段はなんでもおいしいおいしいと言っているのに。不思議だよ。

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