よなよな三茶、未来を感じる街で
仕事帰り、日々暗くなる帰り道を歩いていたら、夜の道を歩きたくなった。世田谷線に乗って、終点の三軒茶屋まで来た。
駅を降りて、行きつけの本屋へ向かう足取りは、心なしか軽い。
ふと見上げると、道路が何本も宙に浮いている。何度も来たことがあるのに、見つめて、目を逸らしてはまた見つめてしまう。
空飛ぶ車なんて、まだ開発されてないというけれど、そんなの嘘だよ、と思う。
だって、三茶を走る道路は空中にあって、どこかのSFで見たような光景が既にある。
この街は商店街があって、賑やか