運について

運がいい方か、悪い方か、どっちなんだろう。

買い物をしていたら、友人が「運がよくなりたいんだよね〜、この石とか運貯まりそうじゃん」と言い出した。

運ってよくするものなの？ 貯めるものなの？ その発想はなかった。

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自分は「長い目で見る」と、とても運がいい方だと思う。
どん底に陥ってもどん底に陥りきらないというか、その前に誰かが助けてくれることが多い。とんでもない窮地に陥ったことはあまりないと言える。大きな病気もないし。

ただ、短期的に見ると、運が悪いのかもしれない。

旅行先で電車が止まる。変質者からのイタズラ電話によく当たる。頼んだものがいつまで経っても送られてこない。

その中でも本当によく起こるのが "飲食店でオーダーを間違われる・忘れられてしまう"である。

これかどうしてなのか、どんなお店に行っても月1くらいのペースで当たっている気がする。そんなに外食してないはずなのに。

間違われたときは、予想外の展開がなんだか面白くなってしまって「まあいいか、値段で損してなければいいや」で済む。

だが、オーダーを忘れられているときは悲惨である。「あの〜忘れられてませんかね？」あの一声の気まずさといったら。

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「少しでも運良くなりたいじゃん！」と、パワーストーンを照明の光にかざしながら、友人は言う。

「運活じゃん、おもしろそう」と私は答える。このパワーストーンでも買ってみようか。しかし、お金で買う運って、それは運がいいと言えるのか？ 買ったところで運がつく保証もないし。

運が貯まるものなら貯めてみたい。
でも人生の運の総量って決まってる気もする、なんとなく。