劇団四季「美女と野獣」ゆるい感想
念願の初観劇!
舞浜アンフィシアターで絶賛公演中の「美女と野獣」
クリスマスに抽選で前方席を確保していたのですが中止になってしまい、年が明けてようやくの初観劇です!
四季版自体が公演タイミングが合わずにいて、今回が初観劇。
もうわくわくしっぱなしでした。
真夜中に眺めていたら中止になった時に取っていた席と同等くらいの席があり、勢いのまま取っちゃいました!
6月のチケットも持っているのですが、待ちきれなかったので……
「美女と野獣」はディズニーの作品のなかでも特に好きな作品のひとつ。
本が大好きで周囲と馴染めないところもあるベルは、友達が皆無だった幼少期の私の心をいつでも慰めてくれる存在でした。
キャラクターだとルミエールが大好きでして。若干チャラい男を小説や舞台でついつい好きになってしまうのって、絶対幼少期に彼を浴びたからだと思うんですよね!
ディズニーシーでテーブル・イズ・ウェイティングがやっていた頃には年パスで通っていたことがあったりします。クリスマスとか一日中ドッグサイドステージにいました。
成人男性が演じるルミエールなんて絶対ハマるにきまってるが!?
結論から言うと、最高すぎてちょっと記憶が飛んでます。
舞浜アンフィシアターは初めて行く劇場でしたが、ロビーは広々としていて中にタリーズがあったのに驚きました。
グッズ売り場も広くて、今回は青地に薔薇のワンポイントが素敵なミニタオルを購入しました。
キャストボードが見やすい位置にあって良かったです。
キャスト
この時点では、岩崎さんのルミエールにこの後心奪われるなど知らずに……
「平田さんのベルに清水さんのビースト!清水さんの歌声ようやく劇場で聴けるのうれしい~!」など呑気なこと言っていました。
公演の感想
①舞台セット
街並みやベルの家は絵本のようなテイストで描かれており、モリースの発明品やヘルメットも歯車が印象的なスチームパンクっぽい雰囲気。
Belleのナンバーで、背景が西洋の大きいタペストリー風だったのも素敵!
城の図書館も周囲に沢山の本が描かれていて、広く本にあふれた空間であることが、シンプルなセットからも伝わってきました。
場面転換のたびに、色鮮やかに描かれた仕掛け絵本を読んでいるようなわくわくした気分になりました!
開演前の舞台装飾も立体的で絵本みたいだなあと思ったのですが、上演中も色鮮やかな世界に魅了されっぱなしでした。
美女と野獣といえば薔薇と本のイメージなので、こういうの大好きです。
細部まで手が込んでいて素敵!
一方で、西の塔はツタの絡まった立体的な構造で、お城自体が全体的にがらんとして薄暗い印象。
その中にぼんやりと浮かび上がる深紅の薔薇の花がとても美しかったです。
ベルたちの暮らす村が明るく描かれることで、城の暗く陰鬱な雰囲気がより際立っていて対比が印象的でした。
②衣装
街の人たちの衣装も色鮮やかですし、ベルの黄色のドレスは刺繍が美しくて、思わずオペラグラスで凝視しました。
また、ルミエールやコッグスワースのジュストコールも本当に装飾が細かくて!
次回以降の観劇では、お手頃な席でオペラグラスでがっつり衣装を観る回も作りたいと思います。
魔法にかけられた前後で衣装の明度が異なっているかな?と思ったのですがどうなんでしょうか。青がより鮮やかになっていた気がします。
ルミエールしか見てなかったからちょっとわかんないけど……
③楽曲
「Belle」「Be Our Guest」「Gaston」「Something There」「Human Again」「Beauty and the Beast」といったアニメーションでもおなじみの曲はもちろんのこと、ミュージカル版の「愛せぬならば」も本当に素晴らしくて……熱烈ラブソングのガワを被った破滅しても構わない決意の歌だと思うんですけど、清水さんの懇願するような歌声がたまらなく合っていて最高でした。
また、大好きな「Be Out Guest」は歌いだしの岩崎さんの声がもう甘くて甘くて!最高すぎ……ちょっと思い返してはうっとりしてる……
「Gaston」はミュージカル版「美女と野獣」といえばマグのダンスというイメージも持っていたので、ようやく生で観られて感激です。
賑やかな酒場の雰囲気と、力強いダンスでとっても楽しかった~!
「Something There」もベルとビーストの心の距離が少しずつ近づいていく様子にときめきますし、最後のコグスワースとルミエール、ミセス・ポットのダンスも軽快で可愛らしかったです。
また、新曲「チェンジ・イン・ミー」はベルの内面での変化、成長を感じることができる歌詞で良かったです。
今回新演出版ということで歌詞が変更になったりもしていることですし、ぜひともCDと楽曲配信を早く出してほしいです。待ってます。
④客席からの見え方(Bブロック7列目)
今回はBブロックの7列目で拝見しました。
見切れは皆無ですし、上手側に捌けていく最後の瞬間までじっくり観ることができます。
そして、なにより近い!!
下手側のお芝居は本当に近いです。ちょうど役者さんの目線の高さくらいですし、ストーリーにより入り込むことができました。
せり出している舞台と扇形の客席という特殊な構造のため、舞台奥が少し見づらい部分はありますが、ストーリーに置いて行かれることは絶対ないと思います。
あと、ルミエールめちゃめちゃ見やすかったです。
下手後方で定点オペラしたい。
登場人物の感想ちょこっと
ベル(平田愛咲さん)
今回は平田さんのベル!平田さんは以前アンマスクドで拝見した時も力強い歌声に圧倒されました。役だとジャスミンのイメージが強いです。
意志の強さが感じられる声がとっても印象的でしたし、くるくると変わる表情も愛らしくてチャーミングでした!
自分の意志でビーストを理解して彼に近づこうとする態度の変化が丁寧に演じられていて、そこからの「チェンジ・イン・ミー」でよりベルの内面の成長を感じられたように思います。
そして、ラストのロングトーンが本当に力強くて素晴らしかったです!
ビースト(清水大星さん)
清水さんのビーストも声のお芝居が特に心に残っています。
序盤のやや幼さの滲む声と話し方から、ベルとの関りを経て落ち着いた声に変化していく様子がとても印象的でした。
ベルがアーサー王伝説を読み聞かせする場面での無邪気な様子も可愛らしくて!
そして、稽古場映像を拝見してから絶対劇場で観たいと思っていた「愛せぬならば」では、懇願のなかに決意の滲む歌声とラストのロングトーンが力強くて圧倒されました。
幕が下りた後、少しの間立ち上がれなかったです。
清水さん本当に良い声ですよね……
ルミエール(岩崎晋也さん)
格好良すぎてちょっと記憶があいまいなんですが、ルミエールってスマートで口が達者でお調子者なところもあって、でもついつい許したくなってしまう男なわけじゃないですか。
存在してたわ。えっ、ルミエール実在した……?
ご主人様への恋のアドバイス、絶対これ実体験に基づいたものだなと納得できるルミエールでした。ちょっと強引なところもあって、でもそれが魅力的に映るんですよね~!そういうの大好き。
岩崎さんがすらりとされているから、もうお衣装もとても似合っていて!
成人男性のジュストコール姿でこんなにときめいたの初めてですよどうしてくれるんですか……
何を観たのかわからず休憩中に大混乱しつつツイートしたのがこれ。
「Be Out Guest」の歌いだしはもう声が優しくて甘くてひゃ~!!!!ってときめきました。あの瞬間心拍数明らかに上がっていたと思う。
軽快なステップと歌声を堪能させていただきました。幸せな時間だった……
「Human Again」でもバベットとすっごいいちゃいちゃしていて最高……宝塚で贔屓が娘役さんといちゃついている瞬間のときめきに近い何かを感じました。
バベットの頬にキスはするし、ラストでは肩にもキスしてませんでしたか!?
肩あたりにキスしてるのは観た記憶があるんですが、どの場面だったかもう記憶があいまいです。何を浴びたんだあれ……
コッグスワースとのバディ感もたまりませんでした!真面目なコッグスワースとちょっとお調子者で小言をはいはいって聞き流すルミエールずっと観ていられますね。
人間に戻ってからのコッグスワースとのやりとりや、バベットとのいちゃいちゃっぷりが可愛かった!
あとは、腕が物理的に何度も炎出ててとても凝っているなあと。
己の腕で暖炉に火を点けるところ好きです。
次回チケットも取りました!!
劇団四季の良いところは、行きたいなと思ったときに大抵の公演のチケットが購入できるところだと思います。
この記事を書きつつサイトを眺めていたら、センターブロックの席が出ていたのでちょっと追加で購入してしまいました。
真ん中からの眺め、とても楽しみです!
観劇後の一杯最高
観劇後に楽しかったなあ……と思い出に浸りながら飲む酒が世界で一番美味しいと思うので、舞台に行った際には時間が許せば一杯だけ飲んで帰ることが多いです。
イクスピアリではOld Owlがお手頃でお気に入り。
昼間だと、ウエスタンリバー鉄道の汽笛の音も聞こえます。
これから暖かくなる時期ですし、テラスでの一杯おすすめです!
ハイボールバーなのに、いつもハートランドかシードルばかり飲んでます。
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