フミクラ

書斎のある古民家で暮らしたい。完成するまでのあれこれをのんびり綴ります。

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書斎のある古民家で暮らしたい。完成するまでのあれこれをのんびり綴ります。

最近の記事

現調日和

はじめての現調(現場調査)の日がやってきた。 お付き合いのある建築士さんには、古い家のリノベーションはフタを開けてみると必ず何か起こりますよ……と言われているので、ドキドキしながら家の状態を調べていく。 12:00 あらかじめ掃除したり窓を開けたり荷物をどかしたりしながら、皆が到着するのを待つ。幸いお天気にも恵まれて、家のなかに居ると風がとても心地よい。窓を開けっぱなしにしていたらヒヨドリが飛び込んできて、床にプリっとして出ていった。運がついたということにしておこう(笑)

    • 家探しは自分探し

      暮らしって悩むことばかり。 日々のルーティンにも家庭や仕事にも、、細かく挙げていくとほとんど無限に出てくる悩みも、ざっくり分けるとふた通りあると思う。 ひとつは答えがだいたい決まっていて、時間や人手やお金などがあれば解決できる課題(とはいえそれが無いから悩むのだけど)。 もうひとつは正解のない悩みごと。どうすればいいのかの前に、そもそもしたいことが何なのかも分からないというモヤモヤした悩み……。私にとって家探しというのはこっち側でした。 数年前にコロナ禍がやってきたとき、

      • 今ここにあるもの、を活かしたい

        書斎のある古民家での暮らしを目指して、これから改装計画を練っていくことになるのだけれどその前に、今ここにあるものは何なのか?を言語化してみたい。 目の前にある光景をそのまま言ってみると、狭くはないけれどたいして広いわけでもない土地があって、草木がぼうぼうになってしまった中庭と外庭があって、コの字型に古い和風の平屋が建っている。 コの字の端っこから家の中へ入っていくとまず玄関と応接間、ついでリビングとダイニングを兼ねた和室とキッチンがある。さらに洋室を挟んで、中央には水回り

        • はじめに

          書斎のある古民家で暮らしたいなと思っている。 本はいまも、絵本から人文書まであれこれ雑多に読むのが好き。 紙の本はもちろん電子コミックや、noteだって本だと思う。 だいぶ減ってしまったけれども、街にはまだ本屋さんも図書館もある。 田舎にしては、そこそこに文化的な暮らしができているほうだと思う。 借りているマンションもそれなりに住みやすくて特に文句はない。 でも、どうも日々の生活のなかで、 ちゃんと本と向き合えていない気がするのだ。 いつしか失われた「読む時間」は、な