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理想的な睡眠とは?

読者の皆さん、メルハバ!

今日は睡眠に関してお話したいと思います。1日に何時間寝るのが理想的なのでしょうか?大人と子供の理想の睡眠時間は?寝すぎると害があるのでしょうか?寝るのに適さない時間帯はあるのでしょうか?イスラム教ではどの時間帯に寝ることを推奨しているのでしょうか?睡眠に関するハディース(預言者の言行録)にも触れたいと思います。

22時から6時の8時間がお勧め

まずお勧めの時間帯と時間は22時から6時の8時間です。短すぎでもなく、長すぎでもなく理想的に眠るためにもこれが最適です。早寝早起きで1日中フィット感、ダイナミック感、幸福感を感じることでしょう。僕は8時間寝ていて、この睡眠時間が自分に最適だと感じています。でも6時間、あるいは7時間半を推奨する人もいます。個人差があるのだと思います。自分にあった最適な長さと時間帯を見つけてください。僕の感覚では6時間は短すぎで、最低7時間は寝た方がいいように思います。

自律神経 - 交感神経と副交感神経


この22時から6時の時間帯をお勧めする理由は、自律神経のリズムが良質な睡眠と深い関わりがあるからです。自律神経には交感神経と副交感神経があります。自律神経には体をアクティブにする働きがあり、昼間優勢です。一方、副交感神経には体をリラックスさせる働きがあり、夜間優勢に働きます。このリズムが健康的であれば、22時頃、副交感神経が活発になり、血圧と心拍数が低下します。そして4時頃、深部体温が最低となります。それ以降、交感神経が活発になり、血圧と心拍数が上昇し始めます。そして15時から18時の間にピークレベルに達します。

したがって、交感神経優勢で血圧と心拍数が高く、細胞が最高レベルで機能している午後には、睡眠をとるべきではありません。この時間帯に眠ってしまうと、高血圧と心臓病のリスクを誘発してしまいます。午後に仮眠をとって目を覚ますと軽いめまいや緊張感を感じるのはこのためです。僕自身、この体験をしたことがあります。この時間帯に眠るのはよくないと知ったのは高校生の時です。同時に、これらの時間はイスラム教では祈りの時間と呼ばれており、眠ることは良しとされません。このことについては後述します。

ノンレム睡眠とレム睡眠

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