【To LuckyFes2023⑤】一人ひとりが主人公のフェスへ

茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園にて開催される「LuckyFes2023」に関する連載の第5弾です。日付が変わっているので、今日からいよいよLuckyFesです。そんな中、連載としては最後の記事を現地ひたちなか市からお届けします。LuckyFesが終わってからでも読めます。というか、是非、お読みいただきたいです。

※第1弾【To LuckyFes2023①】LuckyFesの特異性と、地方ラジオ局が作る「フェス」 はこちらからどうぞ!
※第2弾【To LuckyFes2023②】LuckyFesに目指して欲しい「フェス」の姿、知られて欲しい「ひたちなか」の魅力 はこちらからどうぞ!
※第3弾【To LuckyFes2023③】フェス飯とスタグルに大切なことを教えてもらった はこちらからどうぞ!
※第4弾【To LuckyFes2023④】オレンジスパイニクラブを知って欲しい はこちらからどうぞ!


1年間。LuckyFesと、それをきっかけに出会った出来事の数々。

素晴らしい出会いの数々は、筆者の全人生の中で、本当にかけがえのない大切なものになりました。まさに「出逢いのチカラ」。本当にありがとうございます!

この1年間の間にあったことを通して、幅広い方々に向けて伝えたいことを書かせていただきます。


大好きな、宇宙まおさんの「ヘアカラー」


LuckyFes2022をきっかけに出会ったものの一つに「水戸ホーリーホック」というJリーグのサッカーチームがあります。出会いのきっかけは以前noteに書かせていただきました。サッカーはもともと好きだったから、観戦をきっかけにもっとチームやサッカーの魅力を知りたいなと思い、「是非水戸ホーリーホックの沼に誘ってください。お願いします。」と書いたら、本当にいっぱい沼に誘われたんです(瀬田さん、本当にあの時はありがとうございました)。その時の「沼への誘われ方」の数々は一つひとつ忘れられませんし、どのご返答も思いのこもったもので、自分の中で大切な思い出です。

そのお返事の中で、こんなお返事をくださった方がいらっしゃいました。

音楽が好きなら、MHH歌謡祭がありますよ!

音楽大好き!この「沼へのお誘い」があったこともあり(その前に行われた栃木戦が素晴らしい試合だった、最終戦だから是非見に来て欲しいとお誘いいただいていたのも大切な理由です)、昨年の10/23(日)の水戸ホーリーホックの試合を見に行きました。

この『2022MHH歌謡祭』の一番手だったのが(多分。間違っていたら申し訳ございません)、水戸ホーリーホック応援アーティストの宇宙まおさん(以下「まおさん」)。LuckyFM茨城放送(以下「LuckyFM」)にて金曜20:30より「宇宙まおのいばらきは宇宙だ!vamosホーリーホック」パーソナリティーを務めるアーティスト。ROCK IN JAPAN FESTIVALへの出演実績もあり、LuckyFes2023では7/17(月)LuckySpaceにて17時より出演します!

MHH歌謡祭で、まおさんが最初に披露した曲が「ヘアカラー」。

サビのコード進行(このコード進行、大好物なんです!!)をループしてギターをカッティングしていたのですが、そんな中、選手を乗せたバスが到着してしまったんです。それをにこやかに迎えながらカッティングし続けるまおさん。あまりにも長くカッティングしていたから曲再開のタイミングを失ってしまって笑顔で困っているまおさんの表情がキラキラしていて今でも忘れられません。

このことがきっかけで、「ヘアカラー」という曲が大好きになってしまいました。原曲のファンクをポップに落とし込んでいるアレンジも大好きで。

曲の途中に一言「恋」という単語がありますので、本筋は恋愛において相手との縁を断ち切り新たな一歩を踏み出す歌だと思うのですが、いちリスナーである私は、「絡まった縁を断ち切って」「新たなスタートを切りたい」というのは恋愛ではないことにも当てはまると思いました。そう思ってからは歌詞の一言一句がものすごく心に響いて、「ヘアカラー」は私にとってなくてはならない歌になりました。

だからこそ、人生においてかなり重大な決断をしなければならなかった時(「あるもの」との縁を断ち切り、人生の再スタートを切る)に「ヘアカラー」を聴きまくって勇気をもらっていました。実際にその縁を無事に断ち切れた時には、髪をカッパー色に染めました。その日から、私の日々はカッパー色の自分です。

こんな風に、誰かにとってかけがえのない曲やアーティストにいつ・どこで出会うか分からないと思うんです。小田和正さんも「ラブ・ストーリーは突然に」で歌っています。

LuckyFMリスナーには音楽が好きなリスナーがたくさんいる


筆者は、LuckyFMの中では、「Music Pick Up after Millennium(#mp2000)」と「Music Pick Up 80’s & 90's(#mp8090)」という番組が特に大好きで、ラジオネームも持っていてメール投稿やハッシュタグをつけてTweetすることで番組に参加しています。

これらのラジオ番組を聴くことで常に感じていることは、ラジオリスナーの皆さまは本当に音楽が大好きなんだな、ということです。

「懐かしい」とか「最新」とか関係ない。リスナーの皆さま一人ひとりが番組で取り上げられたアーティストや曲について自由に呟いています。そして、ハッシュタグの効果により、相互に「いいね」や「リプライ」などのコミュニケーションを行っています。

それをずっと見てきて、今何が流行っているのかも大事だけれども、それ以上に一人ひとりが大事にしているもの(流行っていたり最新のものとは限らない曲や思い出など)を共有したり共感することって、実はものすごく大切なんじゃないかと思うようになりました。

フェスはきっと、一人ひとりが主人公


LuckyFesもきっとそんなフェスなんじゃないかなと、実際にフェスに参加したりいろんな方々と接することでより実感するようになりました。

「フェス」という言葉が定着して大分経つと思うのですが、一般的にはどうしても音楽業界的な視点や、そうでなければ社会学的な視点から語られることが多いと思うんです。

でも実際は、フェスに関わるたくさんの方々それぞれに音楽やアーティスト、フェスに対する思いやストーリーがあると思います。

そのストーリーの一つひとつがそもそも素晴らしいものだと思うのです。色とりどりの、たくさん種類の「花」です。一人ひとりが咲いています。筆者自身、この1年間でそれを実感したからこそ、今回このような連載にチャレンジしました。

だから、誰それが来るからすごいとか、何をするからすごいなどの話題も興行上大事だと思うのですが、LuckyFesは世界を目指すようなフェスでありつつ、上記のような価値観も大事にし続けてくれるフェスだと信じています。

先日、アンバサダーの方にお誘いいただき、「フェスらじ」というスペースに参加させていただきました。

筆者以外のお二方は、フェスや音楽が大好きで、いろんなフェスに参加している、いわゆる「猛者」のお二人。筆者はどちらかと言うとa-nationなどの椅子があるタイプのイベントに行くことが多かった方です(ダンスボーカルグループが大好きなので…)。

そんなお二人が、昨年実際にLuckyFesに参加をしてみて、過ごしやすく本当によいフェスだと思ったから、そのよさを広げたいと活動している様子を知ることができました。

三人で話していて、思いを共有したポイントが「実際に参加してみて、よいと思った人たちの声はもっと広く知られるべき」。

比較されることも多いですし(最近は、集客上あえて煽っている部分もあるかもしれませんが…)、本日以降は「#LuckyFes」でいろんな意見も飛び交うかとは思いますが、それらを受け止めてこれからもよりよいフェスにできる力をLuckyFesは持っていると思いますし、そう信じています。

今日からの3日間、幅広いジャンルのアーティストが集うひたち海浜公園で、たくさんのひとのたくさんの笑顔が満開に咲きますように。無事にフェスが終了しますように。

そんな願いを込めつつ、連載を締めさせていただきます。

これまで連載記事をお読みいただいた皆さま、興味がある記事だけでもお読みいただいた皆さま、本当にありがとうございました!

参加される方は一緒に楽しみましょう!




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