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いじめられグレーだった私の小学生時代のはなし③・完 | 繊細さんの人生の肥やし

バッタの大群がすぐそこまで迫っている。
どうも、私です。

▼前回のお話はこちら

①と②を見る限り、かわいそうな子感が強いですが、
今となっては「そんなこともあったなぁ」レベルの思い出です。

誰もが黒歴史を抱えて生きている。
清廉潔白、明朗快活な人生ばかりではありませんよね。
だから、みんな大丈夫。

性格の悪さはバレなかった6年間

それから6年間、まともに言葉を発することなく小学校を卒業した。

なんで喋んないんだよ、気持ちわりぃな!」とか
男子に言われたりもしたけれど。
心の中では(勉強できないくせによく言うわ!)と思っていた。
言葉に出せない分、心の中に鬱憤がたまっていた。

とはいえ、家では普通にしゃべる子なので、
親は人見知りな子としか思っていないし、友達ともたまに遊んでいるしで、
こんな6年間を娘が送っていたことを、今でも知らないと思われる。

欠落した6年間で育たなかったもの

普通に近所の公立中学校に進学し、同じ小学校の人も1/3くらいいたけど、
別の小学校だった幼馴染と同じクラスになったことがきっかけとなり、
入学初日から何事もなかったかのように普通に喋っていた。

あの6年間は一体…

そしてこの沈黙の6年間の弊害として、挨拶等の基本的なコミュニケーションスキルが著しく欠如し、中学生になってからそこを習慣づけるのに苦労した。

例えば、朝友達に「おはよう!」とあいさつする、というような人間なら当たり前にできることができず(もちろん、挨拶が大事ということは頭では分かっているが)
「ぉ、ぉはよぅ…」と小さな声でぎこちない感じからスタートした。

友達も一から作る必要があったので、とりあえず軟式テニス部に入った。
友達との関係性・距離感の掴み方は、小1レベルから始めたため、
多分ところどころしくじっていたとは思う。
でも私らしく(AB型)のびのびと3年間を過ごせた。

心配しても諭しても、どうにもならないこともある。

大人しくて引っ込み思案で鬼のように人見知りするお子さんを心配するみなさん、とにかく落ち着いてください。

この話を通して私が言いたいことは、こんな性格いやだとか、6年間辛かったとか、引っ込み思案を治したいとか、そういうことではありません。

世間には色んな人がいるし嫌な思いとかもするけど、
大人になると楽しいことが結構あるよ!

ただそれだけ。

お先真っ暗!このままじゃロクな人生にならない…!
って思い悩むかもしれないけど、私は今が一番楽しいです。
人生は何度でもやり直せる、とはよく言ったもんで。

正直この言葉を聞いたときは、
「なーに言ってんだ、人生は一時一時の連続なんだよ!やり直すとかやり直さないじゃないんだよ、連続してるんだよ!」
と、思っていました。

しかしこのnoteを書くにあたり沈黙の6年間を振り返ってみたら、
中学生でちゃっかり人生やり直してる!!!

子どもながらに自然とやり直していたので、
大人が意識的に「よし、やり直そう」と思って行動すれば
普通にやり直せるんだろうな~と、考えを改めました。

なので親としては、気付きやきっかけを与えてあげるだけで十分なのかなと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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