見出し画像

毎日の散歩と植物

早起きして、毎日家族で山の方を散歩している。
富士フイルムのカメラをさげ、両手を遊ばせながら歩くと、道端の変わった草花に触れられて良い。

フランス菊やタンポポモドキが咲く河原をずーっと歩き、途中から青葉山につづく橋を渡る。
眼下に流れる川を見て、父が「ラフティングができそうだ。」と言う。母が「短すぎる。」、私は「浅すぎる。」と返した。
冷たい流水に足をつけたくなる時期になったな、と立ち止まると、置いて行かれた。

画像1

青葉山には東北大学や美術館、植物園、青葉城がある。

自然の植物のなかに紛れて、誰かの庭からやってきたらしいスペアミントがわさわさと、草むらだけでなくコンクリートをも押し上げて生えていた。
千切ってみると、爽やかな良い香りがする。以前住んでいた家の庭にもミントが生えていたが、繁殖力が凄まじく、引っ越す頃には雑草扱いになっていたことを思い出した。

画像2

これは、母が子どもの頃から『ポップコーンの木』と呼んでいる木。
満開の花がポップコーンの様だから、そう呼んでいたそうだ。
これは正しくはニセアカシアというらしい。

木の下に立つと、甘い香りがする。
朝ごはんがホットケーキの日の香り。
調べてみると、この花からは蜂蜜が作られるそうだ。
花は天ぷらとして食べられるし、ホワイトリカーというお酒に漬けるとアカシア酒にもなるらしい。

画像3

画像4

獣道へ入ると、使われているか怪しいあばら家が建っている。
その庭は荒れていたが、淡い黄色のモッコウバラがたくさん咲いていて、とても綺麗だった。ニセアカシアほどではないが、モッコウバラはほんのりと甘い香りがする。
庭のある家に住んだら育ててみたい。

画像5

画像6

山でいろいろな花を見たせいで、帰路ではすっかり花が欲しい気持ちになってしまい、1番好きなお花屋さんで芍薬のつぼみを2本買った。
白色の花が咲くそうだが、薄く桃色も混ざった綺麗な花になるんじゃあないかと期待している。

山や川を散歩すると、知らない植物を知ることができたり、本で見た花の香りを楽しむことができて良い。
本来なら今頃、東京で毎日大学に通い、コンクリートとエンジン音の中日々を過ごしているが、オンライン授業となった今では「校外学習」の時間と称して自然の中を散策できる。
大学の友人にはもちろん会いたいし大学にも行きたいが、それができない今では、普段はできないことをできる範囲で存分にやりたい。


(余談)

画像7

帰宅しポストをチェックしてみると、大学のサークル(珈琲倶楽部)からコーヒー豆が届いていた。

私の大好きなLight Up CoffeeさんのJuicy Simbi Rwandaという豆。
母の日にこの豆のコーヒーゼリーをプレゼントしたら、とても喜んでくれたので、コーヒーとして楽しむのが待ちきれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?