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マイケル・ケンナ写真展

東京都写真美術館にて開催されていたマイケル・ケンナの写真展に行ってきました。

マイケル・ケンナはイギリス出身の風景写真家。
作家自身がプリントしたモノクロの作品は、光と大気の粒子が美しく焼き付けられていて、その芸術性の高さに改めて驚きました。
私もモノクロで作品を撮っているのですが、最近はフィルムがどんどん生産中止に…。しかしこういう美しい作品を(しかも実物を)観ると、フィルムの良さを実感できます。

写真撮影はNGでしたが、今回の展示では日本初公開となった「Impossible to Forget」(ヨーロッパ各地のナチス強制収容所を撮影した作品)と、「RAFU: Japanese Nude Studies 2008-2018」(日本で撮影したヌード作品)も観ることができました。どちらもマイケル・ケンナにしか出せない静謐さが漂っていました。

被写体とまっすぐに向き合い、静かな時間の中で撮るべき瞬間を待つ歓びが伝わってきました。

今回はクラシカルな写真の良さを再認識。そう、私も自分なりに「クラシカル」な表現を貫こう。きっとその中に、新たな驚きや美も見いだせる。行けてよかった!

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