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後ろが怖いってHSPあるある?

小さい頃の私は超が付くほどの怖がりだった。どんな感じだったかというと、後ろが怖いのだ。霊的な何かが見えるとか、小人のおじさんが見えるとか、そんな力は無かったが、なぜか後ろがすごく怖い・・・。

4~5歳ぐらいのある日、母に家で1人お留守番を頼まれた。怖がりの幼い私には1人でお留守番なんて怖くてたまらない。
冬だったのだろう、こたつのお布団が部屋の隅にたたまれ置かれ、その上に座布団が乗っていた。
私はその上に乗り、壁にぺったりと背中を付け、少し高くなって部屋が見渡せる、そんな風に後ろを安全な状態にしてじーっと動かず、危険な音を察知できるようテレビも付けず、まだかまだかと母の帰りをじーっと待っていた。

小学校に上がり、ピアノを習い始めた。
やっぱり後ろが怖い私は、ピアノの練習が怖くてたまらいのだ。
ピアノを弾いている私の背中は無防備で、おまけに自分の奏でるピアノの音色で周りの音が聞こえなくなる。そんな状況が怖くてたまらない。知らない間に誰かが後ろに立っていやしないか?そんな事を考え、後ろをチラ見しながらの練習。練習など、ろくに出来るはずもない。
「ふみかちゃんは練習してこなくても初見で弾けちゃうからな~。」ピアノの先生はこんな風に言っていた。
HSPの特性なのだろう五感が鋭く、耳が良い。先生が一度弾いた曲はなんとなく弾けてしまうのだ。

それにしても、なんでこんなに後ろが怖かったのだろう。幸い、大きくなりこのような後ろが怖い感覚は無くなったが・・・。ん?いや、今でも後ろに人が立たれるのは好きではないな。
これってHSPあるあるなのだろうか?

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