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ドイツで東アジア料理店を営むぐれさんの話

ぐれさんはここ、ミュンヘンで唯一の東アジア料理店を営んでいます。ぐれさんは日本の大学で経済学を専攻する傍ら、ドイツやミラノのヨーロピアン・サンドイッチを提供する日本の有名コーヒー・スタンドで働いており、その時にドイツ料理の奥深さに触れ単身ドイツに渡ることを決めたそうです。
「私が働いている店では、ジャーマン・ホットドッグがいつも一番人気でした。」ぐれさんはそう語ります。

ぐれさんの店の一番人気はチャーハンです。
また、ランチタイムにはここミュンヘンの名物料理・アイスバインを何と薄くスライスして、noodleの上に敷き詰めたチャーシューnoodleが大人気。
注文から提供まで3分以内というスピードも人気の秘訣です。スプーンと一体化したnoodle専用のスガキヤフォークで頂きます。noodleとチャーハンはハーフポーションでセットにすることもできます。

日本人のぐれさんが作るスシは、ノルウェー産のサーモンを使った本格派です。ライスの上にスモークサーモンを乗せ、ぐれさんはそれを何とバーナーで炙ります。仕上げにマヨネーズを乗せて完成。冷めないうちに召し上がれ。日本でも最先端スタイルだというこのスシは3ピースで12ユーロ。

ぐれさんが毎日作るというオリジナル・キムチも店の隠れた人気商品です。本場のキムチは白菜というリーフを使うそうですが、ぐれさんの店ではドイツ産のキャベツを使っています。エバラソースを使って「イチヤヅケ」と呼ばれる製法で丁寧に作ったキムチは、ザワークラウトとはまた違った味わいで、ここぐれさんの店でしか食べられないオリジナルメニューです。

お店のインテリアにも注目です。赤を基調とした店内にはヒナ・ドールが所狭しと並び、エキゾチックな雰囲気満点。中世の日本の衣装をまとったこのドールは、女の子が生まれた時に結婚を願って買うもので、ぐれさんの守り神だそうです。夜になると髪の毛が伸びるという言い伝えもあるとか!?

ぐれさんの店では、現在夏のキャンペーンを実施中。はじめましたの貼り紙が踊るアイス・チャイナもしくはアイス・ノースコリアを注文し「アドマチヲミタ」とぐれさんに話しかけると(日本語でオマケをお願いする呪文だそうです)、もれなくぐれさんの手作りスイーツ、クラッシュアイス・ストロベリーシロップがけをプレゼント。数量限定期間限定。この夏はグレズ・マツリ・カフェにGo !

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