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【楽譜と解説】 「小太鼓独奏のためのふたつのうた」※一部有料       


はじめに

今回から新たな取り組みを始めます!
それはnoteで小野史敬作品の楽譜と記事を同時に販売するという試みです!作曲している上で、中々実際の演奏と楽譜だけでは伝えきれない情報もあるんです。コンセプトや作曲に至った経緯、奏法解説、極意や秘技、制作の裏話等.. これら情報を発信し、デジタル楽譜と共にお届けするという試みです!演奏するだけでなく楽譜の裏側の世界もお楽しみいただけたら嬉しいです。全ての方に楽しんでいただけるよう作品紹介(演奏動画/音源、コンセプト)は無料ですのでご安心ください!作品について語っておりますので文章はややお堅いです。
Vol.1は「小太鼓独奏のためのふたつのうた」をお送りします。

演奏動画

コンセプト

「もし太鼓を叩くことができなかったら?どう演奏すればいいのか。」 このテーマを追求した先に湧き出てる新たな表現・奏法の新たな可能性を探る。その前提の元、この曲には以下の条件を規定した。
1. 小太鼓を"たたかない"
2. スティック・ブラシ等、叩くための道具を使わない。
厳密には作曲中に全ての叩くための道具を削るに至った。日本の伝統的な序・破・急の三部形式で構成され、最後は祭り太鼓のリズムで熱狂して終盤を迎える。奏者は“叩く”という行為を制限されているため、様々な奏法のバリエーションや歌(シラブル)を用いて演奏 をしなければならない。
打楽器の新たな演奏法を小太鼓一台という極めて単純な素材で"たいこうた"に凝縮した。 

制作過程・背景

スネアドラム一台のみの独奏曲を作曲するという試みは、常に打楽器奏者、作曲家である私のテーマだった。この曲を書き終えた2017年10月は初めて世界各地で自分の作品が発表される機会を得たキャリアの転換期で、スネアドラム為のソロ曲を既に3曲ほどコンペティション及び他方面に向けて書き終わえていた。この“たいこうた“は、山本貢大氏(群馬交響楽団打楽器奏者)との今年4月の対話の中からの発想をヒントに作 曲・献呈し、構想や多くの スケッチを積み重ねて2日間で一気に仕上げた。聴衆の方々、演奏家の方にとって、想像力やインスピレーションを与えられる新たな一曲となることを願う。何よりもこの曲を生み出す機会を与えて下さった山本貢大さんに感謝を申し上げる。

演奏ポイント&作曲家の狙い
小太鼓一台と思わせないほどの音色の変化、演奏法が重視される..
※以下ご購入いただいた方は楽譜のダウンロードが可能です!
(この先は楽譜ファイルを含むため有料となっております。)
細かな演奏技法の解説と実用的な話をしていますので是非ともご覧ください!
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