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あなたは自分の人生を50億で売りますか?


老人が君に言いました
『残りの寿命を買わせてよ
50年を 50億で買おう』
人生をやり直したいと
ただ起きて食って働いて
寝て起きて働く毎日だ
それなのに手放したくない
理由を考えてみたよ

優里「ビリミリオン」


最近この曲をよく聞く。そして「実際50年を50億で売るかどうか」ということを友達とよく議論する。

「お金で時間は買えるけど、お金のために時間は売れない。」や「人生は結果ではなくプロセスが大事だ」という主張が多く、50年を50億で売らない派にしかまだ出会っていない。そしてその掛け金をいくつに増やしても「No」であることは変わらなかった。

僕の友人は僕がそうであるように20代前半であり、夢があり自分のやりたいことがあり生きたい人生がある。だからきっと「No」なのだろうと思う。

もちろん僕もNoであることには変わりない。
ただ、Noである理由を明確には語れない。


だって、時々人生を諦めたくなることもあるし、絶望もよくするし、朝起きて会社を休みたくなる気分の日もあるのだから。

現実の生活を振り返ってみると、
起床し会社に行き帰宅して寝るという生活を繰り返している。朝7:00に会社に行き夜21時に帰宅する生活をここ最近は過ごしていた。
けれど、給料は変わらず、真面目に働かない同期とも給料は同じで、組織に対する課題感はたくさんあれど私の力不足を感じざるを得ない。

しかも、50億というお金は大金であり、社会人の生涯平均賃金が2億だとすると圧倒的に多い。そして、現実的に考えた時に50億を稼ぐことはほぼほぼ難しい。

ならば、50年を50億で売った方が得ではないか、と思う。



そして、「お金で買えない幸せがある」はきれい事で、実際お金がないと生活はたちまち苦しくなるし、「貧困とお金は人を変える」とよく言われる。また、ドラマ「一橋桐子の犯罪日記」(著書:原田ひ香)では、お金が無い老女のリアルな生活が描かれており、お金が無いことの危機感を煽ってきた。

実際、若者の多くは未来に対する漠然と不安を持っており、それがさらに少子化を加速している。
残念ながら、生きることに目的は要らないし、未婚の場合死ねない理由もない。

ならば、50年を50億で売った方が得ではないか、と思う。


50年を50億で売ってもいい気がしてきた。


けどまぁ、
もっと海外には行きたいし、
書店に行けば読みたい本はたくさん見つかるし、もっと夢を見ていたいとも思う。

どうせ「死」という結果は全員平等に訪れるのだし、やはり「プロセス」にこそ価値があると信じたい。そのプロセスというのは、なにかに情熱を注ぐことであり、志をともにした仲間といることであると思う。


と思うから、ここ1ヶ月は新しいことを始めようと思い色々と行った。

・週2で朝ランニング
体力は自信に繋がるし頭がリフレッシュされる。冬は寒くて億劫になりがちだったけどやっぱり続けるべきだと思った。

・出会いに積極的になる
マッチングアプリを複数やってみた。
無難に生きていたらきっとすぐ30になってしまい、その時後悔しても遅いので。

・ブログを開設する
SEOやアフィリエイトといったスキルはお金になるので、力をつけていったら収益源を増やせるなぁと思う。まだまだたけど続けていきたいし、本業との親和性が高いので面白い。

GWは、
読みたい本を既に準備しているし、
資格を1つ取るために勉強を開始した。


結果はまだない。
だけど、結果がどうであれ、頑張った自分を認めてあげたいしそうあるべきだと思う。自分が認めてげなきゃ誰が認めてくれるのさ。

あとは、自分が何をしたいのかを定期的に考えるのは大事だと思う。だって、未来に楽しみを作ること、自分の欲求に素直でいることはワクワクさせてくれるから。


きっとまだ死なない。
簡単に諦めてたまるか。

だから、50年を50億では売らない。


そう考えた時、結局1番大事なのは、今日を最後だと思い日々を過ごすことであり、後悔のない日々の積み重ねが良いのではないだろうか。

それが「プロセス」をよりよいものにしてくれるだろうから。

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