建築家を志して
高校3年の夏、建築学科に進学することを決めました。それから5年経って今は大学院で建築を学んでいます。
建築は私に、解ろうと努力する力を授けてくれました。
建築を探求するればするほど、今までの自分の常識では理解出来ないことが出てきますし、協力して作品を作る場合、意見が食い違うことはとても多いです。
その時、「分からない」、「難しい」と言って、突っぱねることは簡単です。
意見の食い違いや、理解出来ない理論を創造的な経験にするためには、自分の常識を疑って、相手の常識を取り入れる必要があります。
建築を学んでいると、自己批判と変容を繰り返すのが日常になってきます。
気づいたら、周りで起こることに対して寛容になって、自分が考えていことと違うことを考えている人が、面白くなってきます。
「わかりやすさ」「効率」などが重要視される現代で、「わかりにくさ」「浪費」などの面白さにも気づけるのが建築学だと思います。
どちらがいいという話ではないのです。
ただ、自分の見ている世界を更新し続けることが楽しくてしょうがない、そんな感覚が私にはあります。
自分とは違う世界を体験した時の備忘録としてnoteを始めます。
よろしくお願いします。
はる