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2018年、今年の僕のワーストnote 5選

気がついたら、仕事納めも華麗に年を越えそうなフリーランスな年の瀬。
毎年そんなこと言ってる気もするけど。

だけど、今年はちょっとだけ違う。1年ぐらい旅に出たかのように、ほとんど書いてなかったnoteを8月ぐらいからまた戻ってきて書いている。ええ、年明け早々締め切りの原稿を横目に。

2018年の暮れはnoteと一緒に見送るのだ。

そんなわけで、ちょうど #今年のベストnote というお題も出てるので、今年の僕のワーストnoteを晒してみることにします。つまり、今年(といっても8月以降だけど)僕のnoteで、もっとも読まれなかった記事です。

《ワースト5位》
泣ける電車

僕は山手線の右半分(田端⇔御徒町あたり)がなんか好きで、いつも乗ってると何かしらありそうでなさそうなことをぼんやり考えている。なんだろう。左半分とは違った念や情緒の切れ端が漂ってるような気がする。まあだけど、共感要素は低いよね。


《ワースト4位》

缶ジュースを返す

淡くもない中学生のもやっとした恋愛にも届かない話。ほぼ実話。ほんとに今でも謎な先輩女子との出来事。もっとピュアな話とか切ない話ならよかったのだけど。I先輩のパワーワードが引いてしまったのかもしれない。


《ワースト3位》

僕だけが何も知らない

名前もない場所で名前もない時間を過ごすのがほんとに好きで、そこに何時間でも平気でいられるという、これも共感性の低い話。毎日、すれ違い通り過ぎていく無数の人たちのどうでもいいドラマって、個人的な好きにとどめておいたほうがいいんだろうな。


《ワースト2位》

「今から村に帰ります」と言った瞬間、僕は

信州に移り住んでから、やたらと北陸新幹線(長野経由)に乗ってるのだけど、以前よく乗ってた東海道新幹線とは位相が違って。単純に僕が乗る「あさま」という列車が空いてることが多いのもあるかもしれないけど、ときどき、ふっと「消える」ことがある。自分も乗客もいろんなものが。だけど記事としては「置いてけぼり感」がすぎる。まあ、読まれないよね。


《ワースト1位》

玉虫色でいいから

DA PUMPの『U.S.A.』を聴くたびに「あー、玉虫色だ」と意味もなく思ってしまう。「どこが?」という激しいリプの声が聴こえてくるけど。「どっちかの夜は昼間」という部分が好きすぎて、たぶん記事としては破たんしてます。


こうやってワースト5選をあらためて振り返ってみると、自分がいろんなものからズレてるのがよくわかる。

それでも、読んでくれた人がまったくゼロではないからなんていうか、ありがたいです。ほんとに。

あと、ベストnoteをあげるんじゃないの? という疑問もあると思うんだけど、案外うまくいかなかったこと、読まれなかったnoteにこそ「自分の本質」が表れる。

そういう意味では自分ってこうなんだを再認識させてもらえたので、これがある種のベストnoteでもあるのだ。

noteの記事を書くのだって、他の原稿を書くのだって、絶対にどこかに「自分という人間」が漏れ出てくるので、ワーストな記事だって自分の成分には違いなくて。だからってどうすることもできないのだけど。

でも、そんなズレから生まれる大事なものもあると信じて、また来年もnote書いていきます。よければこれからも読んでください。