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noteでたどる自己紹介

そういえばnoteで自己紹介的なものを書いたことがなかった。

noteさんが書きなさいと仰せられ推奨されているプロフィールタブすら長らく設定してなかった。ダメですね。

そもそも自己紹介は苦手分野なのだ。よくみんなあんなふうにスマートに自己紹介できるなぁといつも思う。流れるような自己紹介は僕にとってするものじゃなく見るものだ。

なんで苦手なのか。たぶん要素が中途半端に多すぎる。あと、振り幅も無駄にある。それを整理するとか、グループ分けして文脈を整えてそこから魅力的なストーリーを抽出してという作業が面倒くさい。もちろん仕事で第三者のとかだったらふつうにやるんだけど。

プロフィール作成スキルはあるんだと思う。書籍企画書で企画を通すための著者プロフィールとかふつうにつくってるし。けど自分のものをやるとなると途端に「えー? やるの? まじで?」となる。ダメ人間がここにいる。

いや、編集者とかクライアントからライター経歴書みたいなの出してと言われればちゃんとやります。というか、だいたいそういうのは急に話が来るのが多いのでいつでも出せるように何パターンかつくってある。

書いてきた記事とか編集ライティングしてつくってきた本の情報と簡単なバックグラウンドをレジュメにするのは「仕事」の範疇だからできる。

そういうのじゃなく「自分」をわりと出すみたいなのになると、よくわからなくなる。どうまとめてもコレジャナイ感がつきまとう。自分で自分がうさんくさくなる。

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とくにnoteって「人感」のつよつよなメディア、プラットフォームだから余計にね。ただの情報を陳列したって仕方ない。

もうみんな「情報」はいいんだよ。お腹いっぱい。それより人のちゃんと矛盾した葛藤がスパークしてすごい自分もだめな自分も燃焼ブーストして秒で月を3周ぐらいして戻って来れるようなのが読みたいんだ(謎文章)。

とか、ぐだぐだ思ってたらマリナ油森さんが100日noteを振り返ってめっさ楽しく書かれていて「はっ!」と思った。


自己紹介を書くんじゃなく、自分のnote記事でたどればいいじゃんと。自己紹介になるnoteをピックする方法で。エウレカだ。いや、そんなのもう何人もやってることなのでべつに新しくはない。

けど事故紹介(誤字変換が期せずして大島てるみたいになってるけど、ある意味、僕の書いてるのなんてそうかもしれないのでそのままいく)苦手な人でもnoteの記事で「あー、そういう人なんだ」をなんとなく拾ってもらえたら大変ありがたいです。

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だいたい僕のnoteはとっちらかっている。初見の人はうっかり入ってきても「あ、まちがえた」と心の中で思ってそっとページを閉じるだろう。

自分だったらめっちゃフォローしづらいし絡みにくいと思う。よくわかんないから。

☆なんか小説っぽいもの書いてる

これとかたぶん、エモいカテゴリに入るようなやつ。

BAR BOSSAの林さん企画で『幻冬舎plus』編集長の竹村優子さんに選んでもらいました。個人的にはこういう成分がどうしても身体から抜けない。林さんのお店の何かがすごくおいしいんだけど名前を思い出せない。


日常系で体温がちょっとだけ上がるやつ。

これ、ほんとにうちではヨーグルトちょっと温めて食べてておいしいです。いまはうちで採れた桑の実のジャム入れてます。要らない情報。準グランプリ受賞作。まつゆう*@matsuyouさんが選んでくださったのにフォローしてなかったことにいま気づきました!!!ほんとダメだ。そういうとこだよ。


☆不条理系のおはなしも書いてる

根っこが生えた冷蔵庫って土に埋めると、また再生するって知ってました?

以来、コンビニに行くときは気を付けてます。


☆ファンタジーかもしれない話も書いてる

雨の日に公園でビールを飲むとこういうことがあるから。

実はライオンとシリーズは何作かあるけど読みたい人いるんだろうか。

こういう成分も身体から抜けなくて悩んでません。


☆インタビューだけど旅

いま読むと、よく浅生鴨さんも左右社さんもOKしてくれたと思う。すごい感謝してます。話せてよかった。

☆ライターの仕事に関係するようなのも書いてる

ライターになったきっかけの玉ねぎの話です。


☆思うところのあるもの(こういうのがいちばん多い)

いや、ほんと石ころって偉大だよ。

まあ面倒くさいメンタルだと自分でも思うけど仕方ない。


こうして眺めてみると、なんか変ですね。うまくピックして自己紹介になるようにまとめようと思ったのだけど、やっぱりよくわからないぞこいつになってる感が。

よくわからないものには近づかないのが吉だ。そう考えるとこんなのに絡んでもらってるnote仲間(と勝手に思ってる)のみんなはありがたすぎる。天使ですか。

いろいろごちゃごちゃ触れてきたけど、結局、どんなときでも読んでもらえるのってうれしいです。なによりも。だから静かにありがとう。

ものかきは少しぐらい食べなくても生きてけるけど、読んでくれる人がいないと死ぬので。



それ以外にリアルでは書籍の編集とかライティングやってます。ライター歴20年。これまでに手掛けてきた書籍は100冊以上。インタビューした人の数は延べ3000人超。仕事実績は「ふみぐら社」サイトで見れます。


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