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ズルい「自己開示」

こんにちは

ふみふみです。

今回は人間関係を良いものにするための、手法の一つである

自己開示

について、書かせていただきました。

自己開示は、自分の情報を伝えることで
相手に対して、信頼しているというメッセージを伝えられます。

自己開示によって相手の精神的な緊張状態がほぐれたり、
心理的安全性を高めることができるので、関係値を築きたい相手には
どんどん自己開示をしていくことがおススメです。

また、自己開示には返報性の法則があるため
相手の自己開示を促すこともできます。


返報性の原理】
相手から何かを受け取ったときに
「こちらも同じようにお返しをしないと申し訳ない」という
気持ちになる心理効果。


この原理により、お互いの情報交換が更に活発化して
より親密度を上げられるメリットもあります。

相手との関係値を深めたい
相手をもっと知りたい
そんな時はまずは貴方自身を開示していきましょう。

返報性の原理で、相手との心の距離が近くなります。

このような効果がある一方で、自己開示する相手や
その範囲については注意が必要です。

範囲についてはプライベートも含め、相手に知られても困らない範囲で
開示をすることが重要です。

特にプライベートに関する話は、心理的安全性などの効果により
相手との距離がより縮まるというメリットもある分
その内容によってはプライベートの時間が削られるなど
デメリットとして働いてしまう場合もあります。


こんな失敗談を聞いたことがあります。

ある転職者が自己開示の目的で、初出社での自己紹介時に
趣味のキャンプについて話をした。

その後、キャンプ好きという話が広まり
様々な人からキャンプに誘われることが多くなり
転職先で良好な人間関係とキャンプ仲間を作ることができた。

しかし本人の好きなキャンプスタイルは
大人数ではなく、一人でのキャンプ(ソロキャンプ)だったため
自分の趣味の時間がほとんどなくなってしまった。

という話です。

新天地で仲間との関係値は深めるきっかけにはなりましたが
代償として、趣味であるソロキャンプができなくなってしまい
痛し痒しの結果になってしまったようです。

このように自己開示の仕方を間違えると、プライベートが犠牲に
なることもあるので、注意が必要です。


人にはそれぞれパーソナルスペースがあります。

パーソナルスペース】
他人が自分に近づいても不快に感じない限界の範囲。
他人がこれより内側に侵入してくると、不快に感じたり
落ち着かない気持ちになったりする。

それは心の中かもしれませんし、自宅の中や通っているジム
行きつけの居酒屋かもしれません。

その範囲や内容は人それぞれですが、自己開示の範囲を誤ると
ご自身のパーソナルスペースを侵害されてしまいます。

十分注意しましょう。

もう一つ注意点としては相手の人間性などがわかるまでは
安易に自己開示をしないことです。

特に同じ職場の人や、お取引先の担当者など仕事関係の人への
自己開示は慎重にした方が良いです。

中には会社や上司の愚痴ばかりで、全く仕事をしない同僚。

自社利益ばかりを優先して、WIN=WINの関係を軽視している
取引先担当者

一例ですが、このような人達とは深い関係になることで
逆に足を引っ張られたり、後々、面倒事に巻き込まれる可能性が高いです。

自分自身の仕事をやりやすくするためや、円滑に業務をこなすため
仕事上における自己開示する相手は特に選ぶべきです。

相手を見極めてから、自己開示をしていきましょう。


自分のイメージがマイナスになるような自己開示の情報も
注意が必要です。

笑いのネタとして伝えるつもりが、言葉が足らず
相手にネガティブ情報として伝わってしまうこともあります。

間違った例)
朝が弱くて、早起きが出来ない。
→(相手)よく遅刻をする人かもしれない。

お酒を飲むと、その後の記憶が無くなる。
→(相手)酒癖が悪い人なのかもしれない。

情報が少ないと、ネガティブ情報として伝わることも


このように伝える情報が少なすぎるために、本来伝えたかった情報が
正しく伝わらないケースもあります。


正しい例)
朝が弱く、早起きが苦手なので、目覚まし時計を10個は常備している。
その甲斐あって、学生時代からは遅刻は一度もない。

→(相手)10個って多すぎでしょ(笑)
でも自己管理をしっかり出来る人なんだ。

このように正確に情報を伝えて、相手に悪印象にならないよう
気を付けましょう。

パーソナルスペースなど、もっと詳しく知りたい人は
以下の本をおススメです。

タイトルはなかなかインパクトがありますが、実際には
元FBI捜査官が実践した処世術に関する内容です。

仕事でもプライベートでも、活用できる内容です。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


ふみふみ

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