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スピリチュアルマスターの独り言17「バランス」

今年初めての台風が接近中。移住6年目の私も、宮古島での台風対策に慣れて来た。

猛烈な台風が近づいて来ると、まずは買い出しに出かける。水をたっぷりと購入して断水に備える。汲み置きしている水道水のペットボトルは車に積んで、強風対策。車が飛んで行ってしまわないようにするのだ!

しばらく食料品を積んだ船が来れなくなるので、できるだけ食料も買い込む。スーパーは空っぽになる。

このマンションのベランダでガーデニングしているのは、私だけである。それもそのはず、ベランダにあるもの全てを撤去する必要があり、これが一番の大仕事だ。ベランダの植木の台や水うけなどを全部洗って、部屋の中に大きなスペースを作るために家具を動かして、ビニールシートを床にひき、レンガや棚も虫対策した上で部屋に入れる。雨が本降りになる直前を見計らって、植木も全部部屋に避難させるが、これが腰に響く。宮古島のベランダで育つ植物は熱帯植物だけで、6年育てたらめちゃくちゃでっかくなった。という訳で、ガーデニングしているのはウチだけって納得。

後は、窓のサッシとガラスの隙間に養生テープを貼りまくる。風圧でサッシとガラスの間に隙間ができて、そこから雨水が侵入するのだ!もちろんガラスが割れた時のために、バッテンにも貼る。私の両親はともに九州出身、私自身も数年熊本に住んだことがあるが、九州の台風とは比べ物にならない。先島諸島の台風は別物である。迫力もすごいが、時間も長い。台風一過の青空?ではなく、台風の目で、その後は渦巻が反対になって更に延々と続くのだ。

今回も、もうすでに腰が痛いが、それでも台風接近は、私にはウキウキのイベントである。もちろんエネルギー的に台風の圧を下げるワークなど、自然界へのヒーリングを色々行った上でのことであるが、まるで荒れ狂う海のように横殴りの暴風雨で窓がバクバクと音を立て、ヒューヒュー風速何十メートルで揺さぶられる鉄筋コンクリート、ボコボコと壊れそうになりながら耐え抜くエアコン、絶対に開けられないドアなど、スリルがたまらない!こんなことが言えるのは、停電を経験したことがないからだ。ほとんどの家は停電になり、蒸し暑い室内で窓も開けられず、エアコンも使えない。台風が去った後も、電気が戻るまで時間がかかる。冷蔵庫の中身も安全ではなくなるだろうし、農作物も被害にあうのだから、台風大好きは不謹慎かもしれない。

ただ、毎日眺めることができる宮古ブルーの海の美しさ、珊瑚礁、熱帯魚、暖かい冬、毎日潮の香りを嗅ぎ、人混みなし渋滞なし、清らかなエネルギーいっぱいの恩恵は、年に数回の猛烈な台風と曇り空ばかりの冬で、程よくバランスが取られている、と知っていれば、台風も大好きになる。

2020年と2021年、コロナで観光客が減ってひっそりとしていた間、ベランダの植木を撤去をするほどの台風は無かった。島に経済的な打撃があった年に、猛烈台風は来なかった。

この世界は、全てがプラスとマイナスのバランスである。自然な流れによってちゃんとバランスが取られていく。

陰陽とも言えるし、男性性女性性エネルギーとも言えるが、ここはいつも二極の間を行ったり来たり、シーソーしながら全部が整っているのだ。

この目線と原理をマスターすると、どんな問題が起きても、どこを調整すれば良いか分かるようになる。ただバランス調整さえすれば、状況は好転していくのだ。

バランス調整ではなく、こうするべき、こうあるべき、という理論や理屈に当てはめようとしたり、マニュアル化された対処法に沿って対応しながら解決しようとしても絶対にうまくいかない。必ずどちらかに傾く。何が良い、何が間違っている、では、絶対に解決しないのだ。

先日、不登校の中学生のお母さんから相談を受け、すぐその夜にzoomでお会いした。まずは、エネルギー的に浄化し、強化させていくためにヒーリングも行う。次に、感情レベルでの対応をした後に、具体的な対応策のリストも提供する。どう考えて、どう行動するかの具体策である。

その対応策は、今の現状、子供の状態、お母さんの状態、家族の状態、学校の対応、全体を考慮して、女性性的対策か、男性性的対応か、どちらが必要かを判断する。この二つは、全く反対の行動になるのだが、今現在、今日の時点でどちらが必要かを見極めることが最も大切である。なので、同じ家庭であっても、状態によっては真逆の対応策が必要な時期もある。

今回は、強い意志、という男性性的対応でバランスを取るべき状態だったので、3つの具体策を提案し、お母さんの意思のエネルギーパワーを強化安定させる練習をした。

その結果、次の朝には離婚後数年間話したことが無かった父親に連絡を取り、駆けつけた父と母が協力して子供のサポートにあたり、その朝から学校に行き始め、一週間通学中という報告をもらった。

難しかったであろうことを、勇気で決行した母がもたらした成果である。

また次にバランスを取る必要が生まれたら、その時の状況でどちらの対策が必要かを見極めて、対応しながらバランス調整を続けていくと、やがてちょうど良く整い、全てが順調に落ち着いていく。

マニュアル化されたものは本当の効果はない。エネルギーはいつも変化する。そのために、こういう場合はこうする、という画一化された対応策では結果が出ないのである。一人一人違い、瞬間瞬間でも違ってくるからだ。

全てはエネルギー。そこには両極が必ずある。どんな問題であっても、その両極のバランスが崩れているだけなのである。良い悪いではなくて、どっちに傾いているかを見極めて、反対の方に流れを変えながらニュートラルに持っていくと、スッと上昇し、物事が好転し始める。

これこぞが最新の方法であり、効果が必ず現れる。しかし、エネルギーは流動的であり、さまざまな次元に広がっているので、十分に学ぶ必要がある。

それでも、そういう時代が来たのだから、多くの人の学ぶ準備が整っているはずである。

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