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Day 5 昔はどんな子どもだったのか

こんにちは。ふみちかです。
読書が趣味の中年おじさんです。
夫婦共働きで、家内と一緒に家事育児に奮闘中です。

「書く習慣」1ヶ月チャレンジ 5日目のテーマは
「昔はどんな子どもだったのか」です。

自分ではあまり記憶になかったので、
実家の母に聞くと
私は幼少の頃(幼稚園、小学生あたり)、
おじいちゃんみたいな子だった。
と言われました。
…たしかに。
そう言われてみるとなんとなく思い出す節があります。

好きな食べ物
「お茶漬け。しかも永谷園のヤツではなく、
ごはんにアツアツの緑茶をかけたものを、漬物ともにいただくスタイル」
好きな番組
「水戸黄門。暴れん坊将軍。大岡越前」
趣味
「石集め」
「お寺に集まる鳩に餌をやること」

おじいちゃんです!!

クラスでも静かな子たちが集まるグループにおり、
よく昼休みに図書館にあった
「はだしのゲン」を読んでました。

…おじいちゃんです。

記事を書いているうちにだんだんと思い出してきました…
なんせ40年近く前のことなので、時間がかかりました。

私は子供の頃、両親の祖父、両方に憧れを抱いていました。
だから、おじいちゃんくさいものが好きだったんです…。
私の両祖父はだいぶ前に亡くなってしまったので
書きながら思い出していきますね。

父方の祖父は寡黙な人で幼少期にあまり話した記憶はありません。
覚えていることと言えば、私の家の庭に生えた雑草を刈りに
年に何度かやって来ることです。

いつもスーツに帽子をかぶり老紳士のような格好で家にやってきては、
白いランニングシャツ姿に着替え、タオルを首に巻き、
鎌を研いで、庭に生えまくった雑草を一人で刈ります。

祖父は草刈りがひと段落すると一服します。
縁側でセブンスター(タバコ)を吹かしている祖父をじっと見ていると、
それに気づき、どこかから工作刀を取り出して、
竹をサッと削って竹トンボを作ってくれました。
今でも空に飛ぶ竹とんぼを見るとおじいちゃんを思い出します。

全ての雑草を刈り終わると、
ワンカップの日本酒を一杯グイッと飲んで、
照れくさそうに母と挨拶して帰っていく祖父の記憶が蘇りました。

その祖父がガラス糸のようなきれいな白髪で、
その髪が光ってきれいだったのも思い出しました。

その白髪と子供にやさしい寡黙な祖父は、私にとって憧れでした。

母方の祖父は、とてもアクティブな人で、
大型バイクに乗り、
趣味でゴルフをしていました。

昔のゴルファーや海外のハンティングスタイルのような恰好をよくしていました。
祖父は一見するとロシア人とのハーフのような堀の深い顔をしていたのでその恰好がとても似合っていました。

子供の頃はよくお盆や正月に母の実家に帰っていました。
母方の祖父で覚えていることと言えば、
母が実家に帰ると早朝に祖父が私を散歩へ連れて行ってくれたことを思い出します。

散歩に行くとき、
近くのお寺の境内で鳩に餌を蒔くために、
必ず手にはビニールに入ったお米を持ってました。

朝靄の中、
住宅街を抜けた先のお寺の墓地で、
先祖のお墓に線香を手向け、
お寺でお詣りをして、
鳩に餌をやります。

そして、帰ると自分で挽いた珈琲豆で珈琲を淹れます。
それが祖父の日課でした。

彼は父方の祖父と違って、
よく話す人で私に説法をしてくれました。
今思うとそんなに深い会話はしていなかったと思うのですが、
博学の祖父に憧れいろんなことに探求する少年時代を過ごしていました。

20年近く前にふたりとも亡くなってしまったので、すっかり忘れていました。

あの頃は自分の思考や素行すら変えてしまうほどの憧れだったのに、
中学高校と成長していくうちに会う機会も減っていき、今では全く忘れてしまっていたのは、なんだかちょっと悔しいですね。


でも、
今回このような機会を「書く習慣」という本により与えていただき、
とても嬉しいです。

こんなきっかけもあるんですね。

書くという習慣。
書きながら考える。
どこかで読んで下さる方を意識して、書きながら思考を整理していく。
この習慣って禅僧が悟りを開くために行う問答のようで、
自分の考えを昇華させてくれるとても良いプロセスかもしれませんね。

30日続けた先にはどんな感覚になっているんでしょう?
楽しみになってきました。

もしもこの文章が、だれかの「一歩のヒント」になれれば幸いです。

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