新卒一年目営業マンが就活生に伝えたいこと!

就活時代

私の就職活動は、大学3年生の頃から始まった。現在、世界中で猛威を振るっている「新型コロナウイルス」の影響は勿論なく、売り手市場であったため大学院に進学する者を除いて、学科全員の就職先が決まった。そのため、就職活動に関する危機感もなく、就職活動の鉄板である「企業研究」や「自己分析」はほとんどしたことがなかった。地元にいたいという理由から、地元の企業を中心に就職活動を行い、結果的に現在の職を含め6社内定を頂いた。先ほど述べたように、私は「企業研究」や「自己分析」を行ってこなかったので6社のうちから現在の職の決め手は、人事課(面接官)の人柄・魅力で決めることにした。しかし、この考えは間違いであったと入社してから気付くこととなった(笑)。理由は、またあとで説明します。
今回の記事では、自身が就職活動中にしておけばよかったなと思ったことを書くことにする。自分自身本当に何もしてこなかったので、現在しっかりと取り組んでいる方は、こいつ馬鹿だなという目で見てください(笑)。私と同じく、まだ取り組んでいない方はぜひ参考にしてください。

「企業研究」と「自己分析」は絶対に必要

これは、私が社会人になり実感したことだが自身の想像していた仕事内容と実際に行う仕事内容にギャップがあるためである。正直、こればかりは実際に働いてみないとわからない。(なぜなら、人事課の方たちはいいことしかいわない(笑))。実際に働かないとわからないなら無意味ではないか。という声が聞こえてきたので説明すると、生じるギャップを少しでも埋めるためだ。企業情報や事業内容を把握していると、同業他社との比較ができ志望動機などを固めることができるためである。企業理念は検索すれば、すぐに出てくるがきれいごとしか書いていないのでどうでもよい。しかし、面接でうちの企業理念って知ってる?と聞いてくる面接官は実際いた。まぁ、私は答えられなかったが(笑)。ここでの面接官の意図は、企業理念を本当に答えれるかではなく、いかに自社のことを把握しているか、興味があるのか。ということではないかと勝手に思っている。
企業研究が重要なことは分かった。じゃあ、企業研究ってどうやればいいんだよ。という声が聞こえてきたのでこれについても説明する。本当に私はよく声が聞こえる(笑)。実際、就活時代こう思っていたためである。
企業研究といわれて、真っ先に思いつく方法はネットでの検索だ。企業理念・企業情報・企業の強み・社長の声などこういったものはネットで検索すれば一発でヒットする。勿論、こういうことを知っておくことは重要。しかし、これらの知識は面接を優位に進めるための情報でしかない。あくまで、内定を頂くレベルの情報でしかない。実際に働いてからのギャップを埋めきるには足らない。ここで私が最も重要だと思うことは現場で働く人の声を聞くということ(人事課の方はいいことしか言わないため)。その会社に知り合いがいればベストだが、営業店などに事前に電話をしアポをとっておくと話してくれる。私の周りには、この手のやり方で企業研究していた方が最も多い。アポの相手は年齢が近ければ近いほど真実を話してくれたりする。アポの相手はその営業店のボスである可能性が高い(笑)。しかし、人事課よりは真実を話してくれるだろう。
次に、「自己分析」の必要性についても話す。自己分析とは自分のことを深く知るということである。自己分析と企業研究を合わせて企業と自分がマッチするかを確認することができる。なにも自己分析は就職活動だけに限ったことではない。実際私は社会人になってから自己分析をした。自分はなにを最も必要としていて、なにをあまり必要としていないか、自身の優先順位を知ることができる。「友達」を優先順位の上位に位置している人は転勤がない仕事を選んだ方がいいし、「お金」を上位に位置している人は、より年収の高い仕事を選んだ方がいいとこは明白だ。人は、すべて得ることはできないと22歳ながら感じている(笑)。何かを得るためには、何かを捨てなければならない。自身の中の優先順位を明確にすることで、ストレスを減らし、より人生を有意義に過ごせるだろう。自身が求めるものは何かを把握しておくことで、その求めるものは企業にあるのか、ないのかを知っておくことで社会人の生活が有意義に過ごせるのかがわかるだろう。

人事課で就職先を決めるな

私は就職先を人事課の方の人柄・魅力で決めた。もし、私と同じこの考えを持っている人がいるなら少し考え直してほしい。率直に言うと、「人事課の方の部下になることはない。」基本的に新入社員は仕事の流れを知るために現場で働くことになる。その現場には人事の方はいない。人事課とは、会社の顔となるため、シュッとした爽やかな方や美人な方が多いということは私の就職活動を通していえる。もちろん就職先を決める、一つの材料として人事課をいれることはいいと思う。しかし、そこに重きを置いてしまうと現場に出た際のギャップにやられてしまうことがある(私もやられた(笑))。

資格は取っておいた方がいい

就職活動の面接では、最後に私たち就活生から面接官に質問する逆質問という時間が設けられる。ここで私は必ず「入社までにとっておいた方がいい資格はありますか?」と聞いていた。これに対しての回答は「ありません。学生のうちは遊んでください。」と6社ともいわれた。まるで、面接官の一問一答マニュアルがあるかのようだった。確率では100%だ(笑)。正直、4社目ぐらいからまたこういわれるんだろうなと思いながら質問していた(笑)。この一問一答に対しての私の回答はこうだ。「半分正解で半分不正解」 次は、は?なんだそれという声が聞こえた(笑)。まずは、正解の部分から説明する。たしかに社会人になって遊ぶ時間は減った。これは確実。特に旅行など長期間にわたる遊びに対しては社会人はちょっと難しいので半分正解。次は、不正解の部分についての説明。もちろん職業にもよるが私の選んだ職業では入社後山ほど資格を取る必要があった。入社後、営業店に配属され、まったくわからないことだらけで覚えることの連続。帰宅してからも今日学んだことをノートにまとめる日々。そこから資格の勉強というなかなかハードな生活を半年ほど送る必要があった。勿論、私も同期もそれをこなしたが、中には資格を取得できず、皆から遅れをとる者、会社を辞めていく者もいた。面接官のいう「学生のうちは遊んでおいてください」の本当の意味は勉強もしつつ遊んでおいてくださいということだと思った。真に受けて遊んでばかりいると集中することが困難になり地獄を見るので半分不正解(笑)。きっと、君が就職活動で面接官に同じ質問をしても同じ答えが返ってくると思う。しかし、惑わされず多少の勉強は続けてほしい。今は、恵まれた時代でネットで職業をいれると必要な資格がでてくるので入社前に取得しておくのもありだと思う。


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