銀杏の色付く頃に

画像1 山奥の12軒しかない小さな小さな集落では、秋の色を、そこかしこに拾い集める事が出来ます。住職もいない小さなお寺の小さな境内にある銀杏の樹。背高く伸び、大きく広げた枝葉は、黄金色から山葵色のグラデーション。美しいなぁと見惚れて微笑んでしまう。
画像2 季節外れに咲く花を『戻り花』と呼ぶ。初夏に咲く庭の小手毬も、季節外れの白い花を咲かせています。戻り花を見掛けると、どこか、寂しげな気持ちになる私です。お寝坊したの?忘れないでって言いに来たの?って、話し掛けたくなります。
画像3 近所にいる農業が趣味と言う青年から『イタリアントマト』頂きました。放ったらかしていたら、できた!って。大小様々。完熟トマト。
画像4 湯むきをして皮を除いたイタリアントマト。種はそのままに、トマトソースを作りながら…何をして頂こうかなぁと考える時間もまた、楽しいんです。
画像5 大根の煮物を作ろうと思って、買って来てあった特売品の鶏の手羽元をトマトソースで煮込みました。農産物直売所で買ったエリンギと、我が家の畑の『終わり初物』の茄子と一緒に。
画像6 イタリアントマトのお礼に、『亥の子餅』を沢山作ったから、お届けしようと思います。山奥の集落では、物々交換をよくしているの。時にはね「ハナさん!醤油貸してくんねぇかえ」って、声掛けられたりして。近くに食料品店がないから、そんなやり取りがあるのです。

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