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白黒のすゝめ

脱スマホ依存!

気持ちは前向きで心に決めたときは成功しているだろうという妄想だけはいっちょ前にあった。もうかれこれ何度目のことなのか覚えてはいない……

これまで何度もチャレンジしてきた。

Twitterのアプリを画面上から消したり、ログイン状態のアカウントを毎回ログアウト状態にして、ログインすることを面倒くさくしたり。様々な手段を使ってきた。

(実はパソコンからTwitterをみるときは、noteのTwitterと連動しているところから飛んでアクセスしている)

結局1週間も続かず2〜3日で解禁してしまうのだから、相当なものだと思う。はじめてiPhone4Sを購入したときは、ガラケーからスマホに変わったときで今ほど便利なアプリもなかったし。SNSはあったけど、中毒的な面白さはあまりなかったと思う。

今ではなくてはならないほど生活を支えているし、SNSは星の数ほどある。TwitterやInstagram、Facebookのスクリーンタイムの時間を具体的な数字でみるのは恐怖である。(本当にどれほど時間割いてるんだろう……)
背筋が凍ってしまう。

「流石にちょっとマズイよな……」


ずっと心のなかで思っているのだけど、行動と考えが反比例なのである。

そんなときである。こんなツイートがタイムラインに流れてきた。

もうこの手段を使って駄目なら、スマホ依存から逃げられないのだろうと、藁でもすがりたい気持ちであったが、すぐに実践してみることにした。

すると、どうだろうか。

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「カラーフィルターの設定を白黒にしただけで、スマホに割く時間がそんなに変わるのだろうか……」


半信半疑であった。実行に移してかれこれ2日ほどである。

「なんかiPhone触りたくないんだよな〜」っていう脳の司令が出てくるのである。
色がないというそれだけの理由なのだけど、今まで脱スマホ宣言はしていたのにも関わらず、触る時間は確実に減ったのである。

色というのはそれほどまでに人間を夢中にさせるような情報が詰まっているのだろうか。不思議な感覚になったのである。

確かに、はじめて携帯が登場したときは画面も白黒だったし。カラーというのはそれから数年経ってからだった。テキストだけしか送れなかったのも、そんな気軽にインターネットを繋げられなかったのもあった。

自分もはじめて携帯電話を持ったときの月額が1万円を超えたときは、震えが止まらなかった。めっちゃ親に怒られた記憶がある。いや、ネットつなぐだけでこんなにも請求されることを知らなかったのもある。

話が脱線してしまった……


とにかく、今のスマホアプリはカラーが当たり前だし。視覚的に触りたくなるようなアプリがたくさんあって、あなたの時間を私たちのサービスに使ってください!というのが本音だ。

この状態でInstagramをひらいたときはもうすべてがモノクロ縛りになるわけで、「あれ?Instagramて白黒になっただけでこんなにも魅力半減するん?」っと、感じたほど。

そして、もうひとつ気がついたことがある。

スマホで撮影した写真をインスタやTwitterなどにUPしたとき、昔ほどではないけど少しばかり画像が荒れるのも原因ではないかと、カメラをやったことがある人はわかるのかもしれませんが、ISO感度を高くすると、明るくはなるけど解像度がなくなる感覚。

SNSを経由すると明るくならずに劣化版の画像になる。

今のカメラはISO感度を上げても画像が荒れないようなモノがたくさんあるけど、モノクロにしてみたとき写真の解像度が鮮明にわかるのだと思う。

今のスマホも簡単に一眼レフ並みの性能を誇るようなものがあるのだけど、画像を引き伸ばすと一眼レフの画素の細やかさはやっぱり違うし。

どれだけ、性能の良いイメージセンサーを搭載しててもスマホとカメラとでは天と地のように感じる。

そう考えると、昨今のSNSは様々なフィルターがかかっているように見える。

それはISO感度をあげて明るくしただけで、よくみるときめ細やかさがなくて表面だけのものなのか。

今は光が足りなくて、自然光がこちらにフォーカスしていないだけなのかわからない。

シャッタースピード、F値、ISO感度、どれもがバランス良く、自然体で自分という名の素材がしっかり引き立つようなものでありたいなと感じた。

脱スマホにはまだまだ先の長い道のりではあるのだけど、SNSにすべてを持っていかれないように、少しずつでも自分の時間はカラフルに充実していきたいと思う。


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