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Sonny Boy

こんにちは、こんばんわ、ネコは好きですか?

ふまです。

Sonny Boy11話、観終わりました。次回最終回のようです。
ずーっと観てきて、個人的な感想としてはかなり好きでした。
好きというか、この作品のメッセージは、分かる人には分かりやすく、
結構強烈かもです。
なんだったら、全年齢が見た方が良いかも、って印象でした。

SFな感じから入ったアニメで、どう展開していくんだろう、
SFSFな感じで展開していくのかな、と思ってましたが、
思想や哲学、現代に対する疑問の投げかけなど、
遠回しにアニメを見る人間に教えてくれてるものだと思いました。

特に後半は作者の、人によっては恐ろしく遠回しに聞こえそうだけど、
この作品の論点にしたかったところが見えてきて、
かなり面白かった。

僕が感じた結論として、
現代って、きっとこのSonny Boyそのものの世界なんだろうな、と思いました。もうまんま僕らの世界のまんま。この世界と同じで、この世界こそSonny Boyかもって思うくらい、時間の流れはあれど、全てが何かの意志によって静止しているのかも知れない、と考えると、この作者さんの視点は、何を定義したいのか良く分かる気がする・・・。

それをこの作品は、友人に起こった出来事を通して、
どう受け止め、どう乗り越え、どう変えていくのか。
現代人の課題というか、生きている全ての人の課題なんだろうな、って思う。

僕が配信などで話していることを知ってくれている方には、裏が見えてさらにこの作品が面白いかも知れません。いや、本当にうまく出来ている。
ネタバレしたくないのであまり書きませんが、中盤からかなり、Sonny Boyの世界と現代世界がリンクしまくる世界になってきます。
SFや青春風味に隠された、現代人の精神状態と、信仰、支配、プロパガンダ、秩序、生とは死とはなんなのか?・・・などなど。
死の定義が面白かったですね、今回は。
にしても、夢の世界、異世界に行っても人は同じ行動をとるし、同じ考えをする。結局現代に帰っても変わらないから残る人がほとんど。若いままで居れるってのもあるからかも知れないけど。
あとは現実と戦わなくてはいけない、これについては、どちらの世界も変わらないんだけどなぁ。戦わない、知ろうとしないを選ぶと、繰り返しの自分の意志が無い世界を繰り返すことになる・・・ってのも現実世界と同じだから、帰っても帰らなくても一緒、って思って帰らない人が多いのだろうけど。
でも、それに抗おうとする少数の人間がいる。
最後どう締めるんだろう?裏で何を伝えてくるんだろう?
抗う人間が最後、どう生きようとするのだろう。
楽しみです。

今回のSonny Boyで、凄く似た世界観というか、印象を受けたのは
山下和美さんの『ランド』という漫画ですね。

これもめちゃくちゃ面白いので、お勧めです。



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