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子供や女性の健康支援で完全に忘れている事がありました。

まず初めに久しぶりの投稿になりますことをご容赦くださいませ。

前回までは大学院入試のために色々な文献を読み集め、自分の頭の中を整理していたものでした。

女性の健康支援を目的に深めていったのですがここで一つ私自身が見落としていた分野がありました。

ひょんな事がきっかけで現在、要介護認定の高齢者の方々の通所介護事業所(ディケア)に関わっております。ここがなぜ母子や女性の健康支援と繋がるかと言いますと…

私自身は助産師として母子や女性の健康支援分野を専門としてきたのですがあまりにも専門性が高く、完全に見えていなかった場所があるのです。

母子や女性の健康支援に関しての「貧困問題」、そして自分が住んでいる日本の少子高齢化社会の実態。

びっくりしました。大学院での論文作成の為に様々な人口統計や世界情勢を調べて見ると…

本当に女性や子どもの健康支援を軸にやってきていた私自身が目からウロコ状態です。私は今まで一体、母子支援の現場で何を見てきたのかと愕然としました。

実際に私自身はお産の現場に立ち会ってきた場面より心に残り、今も脳裏から離れないものは『中絶を選択した女性の後ろ姿と中絶後にこの世に誕生する事がかなわなかった小さな命たちです。』ここに女性と子どもの貧困問題が隠されています。

あの場面を思い出すたびに、私がやらなければならない。と自分自身を奮い立たせています。少子化にしか目が行っていなかった私でしたが、世間では高齢化の問題とは切り離されて見られがちです。

しかし現場は小さな子供を抱えたママたちが仕事を頑張り、その一方で高齢者の介護問題が増加の一途をたどっています。どちらの問題を見ても解決はしません。

少子化 高齢化 どちらか一つではありません。

少子高齢化がセットで考えないといけないのです。

この少子高齢化を考えていく中で、私が見ていく部分は女性の健康支援が原点です。そして大学院での研究と高齢者施設での支援の現場を深めて行きます。何か接点があるはずだと…。いやあると思ってるのです。が、それはこれから研究で明らかにしていきたいと思います。

少子化だけでも高齢化だけでもない『少子高齢化社会』で自身に何が出来るか。原点を振り返る事になったのでした。


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