設立10周年を祝う大運動会!社名どおり全員が「フルカイテン」して全力チームビルディングした日
フルカイテン戦略広報の斉藤です。フルカイテンは2022年5月7日で設立10周年を迎え、5月12日に大イベントを開催しました!午前はボードメンバーからのお話、午後は運動会と打ち上げを実施しました。頭と体をフルカイテンさせた一日をレポートしたいと思います!
準備は半年前から。10周年何しよう?
2021年11月末、戦略広報チームの定例ミーティングで、代表瀬川から「10年以内に97%の会社が倒産すると言われている。だから10周年を迎えるのは感慨深いし、節目に相応しい社内イベントを開きたい!これを戦略広報のタスクとして持つのはどう?」という提案がありました。そこから広報チームで話し合い、イベンターと共創して10周年イベントを企画することに決めました。このイベントを最前線で進めてくれたのが、戦略広報チームイベント担当のキクリン(菊池)です。
最初は豪華なホテルで食事やワークショップをして…と考えていましたが、やっぱり社員の皆さんの記憶に残る、楽しいイベントにしたい。しかもフルカイテンらしさも出したい。いろいろ検討した結果、フルカイテンの本社がある大阪のとある体育館で開催することにしました!
イベント当日のスケジュール
午前は代表瀬川からフルカイテンの歴史を聞いたあと、ボードメンバーから「10年後のフルカイテン」というテーマで各々が想像した話を聞きました。午後はお待ちかねの大運動会です!
(午前の部)
・フルカイテンHistory
・ボードメンバーからのお話
・BRAND MOVIE上映
・ランチ
(午後の部)
・運動会
フルカイテン×イントロドン
サイコロ×綱引き
巨大ビーチボールリフティング
リレー×クイズ
・表彰式
・記念撮影
・大いに食べて飲む打ち上げ
フルカイテンHistory
代表の瀬川が、フルカイテンの社史を5つのエピソードに分けて話しました。
ただ話を聞くだけでなく、社員の皆さんが入社したタイミングでスクリーン前方に並んでいくという演出も用意しました。
「Episode1_起業のきっかけ」では、代表の瀬川が外資系や複数のスタートアップ企業で抜群の営業成績を残していましたが、「俺の仕事って、誰かを幸せにできているんやろうか…。」とモヤモヤしている矢先、「風船事件」をきっかけに起業したことを話しました。
「Episode2_起業ー3度の倒産危機ーFULL KAITENの原型」では、瀬川夫妻は食器やベビー服のECで起業しましたが、在庫が原因で3度の倒産危機に直面しました。
1度目の倒産危機の際、現取締役CPOのすぐるさん(加藤)が入社しました。すぐるさんは当時、他社への移籍を検討中でしたが、瀬川が「その会社よりもフルカイテンの方がすぐるさんを必要としている!頼む!!」と熱望し入社しました。
そして3度の倒産危機を乗り越える過程で、FULL KAITENの原型が完成しました。
風船事件で起業し、3度の倒産危機を乗り越えたフルカイテン創業秘話のnoteはこちらです。
「Episode3_FULL KAITEN事業化」では、FULL KAITENの事業化を決意してからの苦悩を話しました。
VCから2000万円の資金調達(シード)を行い、FULL KAITEN Version1をローンチするとたった2ヶ月で7社もの契約が決定しました。しかしデータが重すぎて思うように稼働せず、営業活動を止めるという苦渋の決断をしました。Version1のローンチと同時にVersion2の開発に着手しましたが、難易度の高い開発で、遅延を重ねました。もし自社の売上だけを考えるのなら、もっと早い段階でver.2をリリースすることもできましたが、お客様の笑顔以上に大切にするものはないので、瀬川はその判断はしませんでした。
2018年6月にはVCから1億2000万円の資金調達(シリーズA)を行い、2018年9月にはベビー服ECを売却しFULL KAITENにピボットしました。そのタイミングで社名をフルカイテンに変更しました。
「Episode4_お客様を笑顔にするため」では、9名の仲間が入社しました。2019年4月にFULL KAITEN Version2をローンチ予定でしたが、思うように進まず延期を重ねます。2019年12月にはVCから1億7000万円の資金調達(シリーズA’)を行い、営業活動は停止し開発に全てのリソースを割きました。広報のデスク(南)は「この時期はみんなとても苦しかった思います。」と当時を語りました。
2020年3月にはFULL KAITEN Version2をローンチし、ローンチと同時にVersion3の開発に着手しました。2020年4月は新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が発令され、フルリモートになったことでコミュニケーションの問題で苦しい時期もありました。やっとの思いで、2021年4月にFULL KAITEN Version3をローンチしました。
「Episode5_新しい仲間 ー これからのフルカイテン」では、20名の仲間が入社しました。2021年6月にはJAFCOから5億円の資金調達(シリーズB)を行い、プロダクト強化とエンジニアをはじめとした人材採用に充当しました。2022年3月時点で、MRRは前年の2.3倍、ARPAは4倍に成長し、2023年にはFULL KAITEN導入企業の売上データが一兆円を超すような勢いで蓄積されていっています。
今後は、プロダクトとCSの完成度を高めることで、2022年後半にマーケットを席巻できるよう取り組んでいきます。
ボードメンバーからの経営計画
「FULL KAITENの10年後」というテーマで、各ボードメンバーが考える10年後を話しました。
取締役CTO しんさん(柳本)
「これからの10年をどう戦っていくか」というテーマで、スティーブ・ジョブズばりの風格でユーモアを交えて語りました。
・10年後生き残る企業は3%、20年後は約0.4%ほど。つまり1000社に4社ほどしか生き残らない計算
・DX、デジタル化の中で我々はどう進化していくか。恐らく我々の事業であるバーティカルSaaSも細分化し統合され進化するだろう。もしかすると拡張現実みたいなものかもしれないし、唐揚げにレモンを絞るロボットみたいなものかもしれない。いずれにしても統合されていく世の中になると思う
・大切なのは近視眼的になってはいけないということ。
これは極めて重要な思想だと私は思っている。我々は在庫分析のSaaSベンダーだと捉えてはならないし、在庫分析SaaSはあくまで手段であり目的ではない。我々の目的は世界の大量廃棄問題の解決。普段の業務においては近視眼的になりやすいので、頭の隅に入れておく必要がある
取締役COO ハリーさん(宇津木)
「10年後のビジネスチームの目指す姿」をテーマに、この10年はカルチャー、組織、人に十分な投資を行うことが大事だと語りました。
・10年後をイメージしても全然わからなかったが、フルカイテンのミッション(世界の大量廃棄問題の解決)は壮大である事だけは分かった。10年後に達成するのも難しいくらい壮大なので、自分たちが世界を代表する企業にならないとミッションは解決できない
・フルカイテンはFULL KAITEN事業を始めて3年目。10年後のフルカイテンを想像するために世界を代表する企業は設立13年目にどんな状況だったか調べた。すると、上場や事業内容の変更、大ヒット商品の発売、東京に進出するなど、世界に羽ばたく大きな節目の年になっていると分かった
・ファーストリテイリングの柳井社長が発した「一つの仕事を10年以上続けないと一流になれない。」という言葉にハッとした。フルカイテンの壮大なミッションを実現するには「人の力」が必要。10年後にありたい姿のイメージを持つよりも、10年後に世界に羽ばたく節目の年になるように人にフォーカスして、一流のメンバーをどれだけ増やせるかをテーマに置くことが大切なのでは
・フルカイテンに入社してすぐに大活躍、最初から一流の人はいない。一流になるために、長期的に力を発揮できる環境を作ることが投資であり大事なテーマ。一方で人の能力は環境に左右され、その人の持ち味は強みにも弱みにもなる。持ち味を発揮するには、人は他のメンバーのせいにしてはいけないし、組織は個人だけのせいにしてはいけない相互に努力しないと成長できない
・これからは、フルカイテンで能力を発揮できる環境とはどんな環境か、長期的にコミットして一流と呼ばれる社員を増やすのはどんな組織なのかに向き合っていきたい
取締役CPO すぐるさん(加藤)
「愛」をテーマに、良質なインプットは良質なアウトプットを生むと語りました。
・「愛=見返りを求めず愛すること」と定義する。人は与えると決めたら反射的に見返りを求めてしまう生き物なので、見返りを求めず愛することは難しい。
人は知足を補うために見返りを求める。この「足るを知る(今既に満足です)」という概念は重要で、知足ができると愛を与えられるようになる
・だが知足を実践するのは困難。悩んだ末行きついたのが感謝。感謝とは愛を受け取ること。こう定義することで愛を無尽蔵に、能動的に受け取ることができる。
あらゆることに感謝することで、愛を好きな時に好きなだけ受け取れるようになる
・愛は感謝によって循環する。例えば人に優しくできないなら、まず色んなことに感謝してみる。愛で一杯になってから感謝する。ここまでを実践すると無償の愛の実現ができるようになる
・愛の法則を一般化すると、良質なインプットが良質なアプトプットにつながると言える。愛の法則でいうと、沢山愛をインプットすると、沢山の愛をアプトプットできるということ。この法則をプロダクトチームにあてはめると、
インプット:課題はお客様の中にある
アウトプット:解決策は我々の中にある
課題を一番痛感しているのはお客様なので、真摯に聞くことが重要。しかし、お客様の要望をそのまま実践するのではなく、専門家として解決策をアプトプットすることが重要。これからの10年も在庫問題解決の専門家として、皆さんとプロダクトを進化させていきたい
BRAND MOVIE上映
フルカイテンのミッションをドラマチックに仕立てたムービーを鑑賞しました。
私たちが住む地球では日々沢山の物が生まれ、同時に沢山のものが処分されています。企業の成長や消費者の幸せのためなど、様々な側面がありますが、それは本当に幸せと言えるでしょうか?目まぐるしく変化する社会では、もはや正しさや正解はないのかもしれません。だからこそ、自分にしかできないことや個性、価値、感性が大事なのではと思うのです。代表の瀬川は「人を笑顔にする」とだけ決めて起業しましたが、地球上の皆さんが好きと向き合う時間、自然と笑顔になれる時間、目の前の大切な人をを笑顔にできる時間を増やして、もっともっとみんなを笑顔にしたいと本気で思っています。
フルカイテンはそれを信じて、これからもテクノロジーの力で社会の変革に挑戦し続けます。
ランチ
午前の部が押しに押して、ダッシュでランチに向かいました。イベント担当のキクリンが事前に全員分のオーダーをまとめてくれたので、お店に着いたら準備が整っていました。キクリン、お店の皆さん本当にありがとうございました。中華料理、おいしかったです。
食後はコーヒーを飲んで、一息つきました。
頭と体をフルカイテン!大運動会
午後はお待ちかねの大運動会です。まずは、開会のあいさつをすぐるさんとハリーさんが行いました。二人で事前に打ち合わせたそうですが、すぐるさんが突然マイケルジャクソンの真似をして「ポゥ!」と叫んだり、ムーンウォークする横でハリーさんが普通に開会宣言をするという、カオス状態でのスタートでしたが、みんな「なんか面白いことが始まる!」とワクワクしていました。
そのあと、瀬川チーム、しんチームに分かれて競技開始です!
フルカイテン×イントロドン
イントロを聞いて歌手名と曲名が分かったら、ぐるぐるバットを10回した後、走って「ピンポーン!」を押して回答する競技です。
この競技で爆発的な活躍を見せたのが、入社間もないマーケティング担当のきりちゃん(岡崎)です。曲が流れた瞬間、音速で走ってその勢いでみんな固まるくらいすごかったです。
しかも最初だけじゃなく毎回その勢いなので、みんな圧倒されていました。
きりちゃんのすさまじい活躍で、この競技は瀬川チームが勝ちました!
サイコロ×綱引き
サイコロを振って出た目の数だけ綱引きに参加するメンバーを選びます。1度参加したら2度は参加できないので、いつ誰に参加してもらうか戦略的思考が必須です。
チームには普段接点の少ないメンバーもいますが、勝つためには妥協は許されません。遠慮なしで真剣に戦略を考えるメンバーたち。スポーツを通してのチームビルディングも運動会の狙いです。
つるつる滑る体育館の床で踏ん張るのは至難の業でした。
綱引きの最後尾でひときわ目を引く人がいるな~と思ったら、3代目エモやんのぐっさん(山口)でした。守護神として体に縄を巻きつけて、安心感抜群でした!
この競技も、瀬川チームが勝ちました!
巨大ビーチボールリフティング
3分間で巨大ビーチボールを何回リフティングできるか、ただし15回を超えるまでは同じ人が2回ボールを触るのは禁止という競技です。
簡単そうに見えますが、ボールを触るとものすごい重力を感じて、パスしたい方向に飛ばすのが難しい!
しかしこの競技で、しんチームが鬼の記録を叩き出しました。なんと190回近くリフティングを成功させます。ここで瀬川チームの得点を追い越しました。
リレー×クイズ
クイズに答える人と走る人を各チームで決めて、クイズに正解したら走者がバトンを持って走る→クイズ回答者がクイズに回答→走者が走る…というゲームです。
この競技は「あれ?今仕事中??」と思うくらいめちゃくちゃ慎重に作戦会議をしました。クイズは、計算問題、英語を和訳する、なぞなぞなど幅広く、あの緊迫感の中で回答するのはドキドキでした!
久しぶりに全力ダッシュしたので、爽快でした!
表彰式
優勝チームと、リーダー2人による選出で各チームから最もバリューを体現していた一名を表彰します。
優勝は…しんチームです!!
優勝チームの皆さんには、スターバックスコーヒーのギフトカードが全員分手渡されました。
そして、各チームで最もバリューを体現していたのは
しんチーム:うっちー(内舘)
瀬川チーム:きりちゃん(岡崎)でした。
二人ともフルカイテンのバリューである「全力トライ」を体現してくれました。
二人には、表彰状とAmazonギフト券を贈りました。
最後は瀬川による閉会の挨拶です。
「10年前夫婦で起業して、3度も倒産しかけてどうなるかと思ったけど、今日を皆で迎えられて本当に嬉しい。そして今日を迎えるにあたって中心になって動いてくれたのが、戦略広報のキクリン。」と話し、キクリンが最後に一言話してくれました。
いつも底抜けに明るいキクリンですが、こういうのはめっぽう弱いそうで、目を潤ませながら今日を迎えられたこと、これから10年もみんなで一緒に走っていこうと話してくれました。
記念撮影
最後は記念撮影!全員で集まって写真を撮ると、改めて「人が増えた!!」としみじみ感じました。
大いに食べて飲む会
お楽しみの打ち上げ!!お店はフルカイテン本社近くの「タヴェルナ・ポルチーニ」というイタリアンが絶品のお店です。
打ち上げには、フルカイテンの主要株主である株式会社ジャフコ グループ 関西支社長の高原さんも参加してくださいました。いつもフルカイテンの行事に参加してくださって嬉しいです。
打ち上げ終盤で、とっても嬉しいサプライズが。
なんと高原さんが、瀬川夫婦の写真付きケーキを用意してくださったのです!
ケーキはみんなで分けて頂きました。
今日のことは一生心に残ると思うくらい、楽しく幸せな一日でした。
編集後記
戦略広報の斉藤です。この記事を書いていて、楽しかったこと、感動したこと、打ち上げの時に既に筋肉痛だったこと…色々思い出しました。社員の皆さんと頭と体をフルカイテンさせながら、チームビルディングができた一日でした。
実は当日、事情があって参加できないメンバーもいました。「もし私が相手の立場だったら、10周年は貴重な機会だから見届けたいはず…。」と思い立って、Google meetで中継することにしました。
中継を見てくれたメンバーからは、「嬉しいです。ありがとう!」とメッセージを頂けて嬉しかったです。
フルカイテンは壮大なミッション(世界の大量廃棄問題の解決)を掲げています。ミッション実現に向けて長距離走になりますが、今回のイベントのようなチームビルディングをしながら、人と組織を強くして世界の大量廃棄問題の解決を前進させてまいります。
おまけ
フルカイテンのみなさん、大好きです!
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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