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IPOを目指すスタートアップ経営者家族が、アルプスを望む長野県伊那市に教育移住を決めた理由

フルカイテン採用広報の宮本です。CEOである夫とフルカイテンを起業して10年という節目の今年。子育ても同じく、10年目に入ろうとしています。この度、私達は子供2人を連れて長野県伊那市へ移住することになりました。

フルカイテン本社は大阪で、住まいも大阪のど真ん中。支社は東京。私も夫も関西出身で何の縁もなかった長野県。なのにどうして長野に移住を決めたのか?について書いていきたいと思います。今住んでいる都会に生き辛さを感じている方がいれば、参考に読んでもらえたら嬉しいです。

きっかけはコロナ禍

コロナ禍で学校がどう変わったのかをシンプルに言うと、「勉強をインプットされるだけの場所」になってしまった。いや、正確には「私たちには」そう思えてしまった。子供はすぐに違和感を感じはじめたのです。

全ての学校行事が中止になり、プールも中止になり、体育でも毎日マスクをし、休み時間も無断でトイレに行けず、隣のクラスの子と話せず、みんなで給食を囲むこともなくなりました。2年ぶりの運動会は感染防止のために軍手をはめ、チームが勝っても大きな声出しも応援も禁止、無言でぱちぱちと小さな拍手っていう。。

さらに大阪市は公立でも制服のところが多く、細かい規則もあり、本当に同じ様な子供が並んで1日中机の前に並んで黙ってただ教育を受けている、そんな光景が強調されて見えるように私には思えました。
(一応断っておくと人気の小学校ですし、あくまで私目線です)

そこから私自身が、恥ずかしながら初めて「学校って何のために行く?」「勉強って何?」と真剣に考え、約半年試行錯誤を繰り返しました。IT人間のクセなのか、教育も「定義」「言語化」して安心したかったのだと思います。色々と本を読んだり、ネットの記事も読みあさっているうちに「移住」という選択肢に出会いました。

学校や教育環境って選べるんだ

調べていくうちに、変わった学校に出会いました。
そこは、アルプスに囲まれた田舎にある通知表も時間割もチャイムもない小学校。勉強で人を評価することはなく、子供が自ら求めて学ぶことができる、という子供の力を信じ「詰め込む」ではなく「引き出す」教育を実践する学校。
毎日「総合学習」を取り入れていて、それは馬の飼育だったり、ログハウスの建設だったり、天然酵母のパン作りだったりして、それぞれ1-3年、4-6年という3年単位で完結する学び。

これは保育園の園庭だけど、小学校もこんな感じ。奥にアルプスが見える

総合学習で何をやるかは生徒が意見を出して決める。先生はほとんど口出しはしない。ポニーを飼うとなったら、まず小屋から作り始める。1年生でも釘もトンカチも使って組み立てていく。失敗し、自分達で考えやり直して小屋が完成するのに1年。2年目でポニーを迎え入れて、そこから家族を増やし、出産の時には学校に泊まり込み、家族のように育てていく。
天然酵母のパン作りなら、石窯の石探しから始まり、もちろん酵母も作る。全てがこんな感じで壮大な計画を完結させていく。チャイムがないのはこの取り組みや集中している時間を途切れさせないためだ。その中で、必要なタイミングで重さ・計算・命など、必要な勉強を入れこんでいく。

勉強は目的ではなく、夢を叶えるための手段

この学校では、子供達の「目的」が最初にあり、勉強はそれを叶えるための手段なんだと思う。
人生でもそうじゃないだろうか。我慢や辛いこと(勉強やコロナ禍の制限)だけをただ耐えるのは辛い。楽しいこと(目的)があれば、そのためなら我慢できるしがんばれる。そう思えて私はすごく腹オチした。
この小学校は60年前からこの方針を貫いている。しかも公立だというから驚き。

保育園にいたヤギ。小学校にも色々な動物が

実際に見学へ行くと、地域の誰に対しても開かれた広大な敷地、生徒たちの掲示物で埋まった廊下、作りかけのログハウス、ひまわりの迷路、自作の池、合鴨農法、豚の家族、ヤギ、ウズラ、迷子の蚕を探すポスターなど都会の学校にはないものをたくさん見ることができた。手作りのブランコもあって、周りはまるでトトロの森。
一番目をかがやせていたのは子供達。都会の狭い学校とは何もかも違う!

置いてある木はログハウス作りの材料。この頃はまだ始まったばかりだった

1年生は授業中でもうろうろしてる。先生は教壇じゃなく教室のど真ん中に座っている。「休み時間?」とうちの子が聞いたぐらい。
学校はこう、授業はこう、という常識にとらわれないところが、うちの子に合っていそうでとても衝撃だったし、気に入った。

アルプスの山々と天然水と満点の星。

伊那市は南アルプスと中央アルプスに囲まれた谷になっている地域。
どこからでもすごい山脈が見える。都会育ちで大人になるまでカメムシすら見たことがなかった私には、山の分厚さ、奥行きが衝撃だった。その山脈と空の青の色が綺麗なこと。

そして水。学校のそばに用水路があり、そこにじゃぶじゃぶ足を入れた瞬間「ひ!汚な!」と思って見たらまさかの「南アルプス天然水」が流れていて、冷たい~!気持ちいい~!と子供たちは大喜び。ヤマメが泳いでいることもあるらしい。大阪では絶対にやってはいけないことだから、余計に嬉しそう。

日本一星が綺麗と有名な阿智村とも近い。星なんて大阪ではビルで空が埋められていて見える範囲自体が小さいし、空気も汚れていてせいぜい2・3個見えるぐらいだ。
他にも透明度がえぐい川に、満開の桜、紅葉、パワースポットなど。自然が桁違いだ。

川の透明度がすごい!

子供が自由でいられる場所

大阪の自宅周辺では、マンションや団地の中の公園でさえ、すぐに「うるさい」と近隣から通報されて警察がくる。ちなみにマンションの一室はもちろん、戸建てのウチにさえ通報がありましたと警察が来る。
それを受けて子供達がどう感じるかというと。「さっき笑って挨拶した人の誰かが通報したんかな」と傷ついている。「大人は噓つきや!」「遊ぶところが無い!」と泣く子もいて、同じ大人として心が痛い。
そんな子供達はみんな伊那市で思い切り走って笑って遊ばせてあげたい。

近くの公園。芝滑りの角度がすごい。都会ならクレーム出そう
同じ公園。大声出してはしゃいでも平気!

キャンプ場がいっぱい!

キャンプ好きが多いことで有名なフルカイテン社。既にボードメンバーのチームビルディングのために定例行事として取り入れている。

代表の夫はキャンプが本当に好きなので、8月にも現地調査のあと行ってきた。車で10分ほどで一番近いキャンプ場があるし、20分も走れば駒ヶ岳あたりなど自然豊かなキャンプ場がたくさんある。多分1年では行ききれないぐらい。引っ越したら、オフサイトミーティングという名のキャンプは長野県で決行する。

自然すぎてちょっと夜が怖いぐらいだったキャンプ場

不安もいっぱい

そんなわけで子供達にも大人にも最高の環境が揃っている長野県伊那市。
とはいえ、生まれも育ちも都会の私にとっては正反対の暮らし。大阪駅には自転車ですぐ、徒歩数分にスタバがあり、スーパーに駐輪するだけでお金を取られ、かなぶん1匹でも大騒ぎするような生活。
その切り替えはなかなか難しいだろうと思う。
慣れない車も現地で早速ぶつけたし、保育園の送り迎えの運転やスーパーの駐車も怖い。新しいお店どころか、そもそもお店、美味しいところがあるのかな・・って不安。(誰か情報ください)
でも、全体最適で見れば家族にとってこの移住は正解になるはずで。子供達もすごく楽しみにしている。
今の時代リモートというものがあってよかった。子供は友達と会えなくなっても、リモートで話せるから寂しくないんだって。

長野県での仕事について

私は主に教育環境について書いたが、仕事を切り口にした記事については夫のCEO瀬川が広報のあっちゃんとタッグを組んで記事にしてくれる予定。

長野県にオフィスを構えられたら、Iターン・Uターンの方の雇用はもちろん、現社員のワーケーション・開発合宿の場にしたり、子育て中の社員が教育環境にもとても興味を示しているので、みんなにこの環境を見せ、学校見学・自然遊び・キャンプをして社員の子供をもてなすツアーもアテンドしてみたい。フルカイテン社の敏腕…というか変な写真を撮る広報カメラマンとして、伊那市は思わず立ち止まって写真を撮りたくなるような自然で溢れていて、私の腕の見せ所のはず。

移住便りも更新していきます

伊那市の便りもnoteのコンテンツとし、twitterでも書いていきます。
引っ越しは10月末ごろ。今は大阪、地元のお友達と会い、美味しいものを食べ尽くして過ごしています。
移住後も、長野県での働きぶりや子育てのことなど、ステキな便りをみなさんに送ることができるようにがんばります!


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