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映画『屋根裏のラジャー』×本と映画と

主人公が『イマジナリー』空想の存在、というのがすごくおもしろそうと思ったのと、スタジオポノックさんの作品であることもあり、どんな感じなのかな〜と楽しみにしてた『屋根裏のラジャー』を観に行ってきました。


・はじめに

冬映画、ビックタイトルが多く『屋根裏のラジャー』は数字が伸び悩んでますが、ほんとに良かったので、『どんな映画かな?』と思われた方、よかったら公式サイトの予告をご覧ください。


・映画『屋根裏のラジャー』を観る

前作『メアリと魔女の花』は自分にはハマらずでしたが、『屋根裏のラジャー』は、物語のオープニングになるシーン(アマンダの、ラジャーと空想の世界)がしっかり時間をとって作られていて、躍動感があり、そして美しく描かれていてわくわくしました。

・主人公ラジャーは、アマンダのイマジナリー。
・アマンダは、空想の世界でラジャーを作った人間の女の子で、交通事故にあい意識がなくなります。
・バンティングは、こどもの新鮮な空想を食べて生き続ける人間。

声優陣のラジャー(寺田心くん)、アマンダ(鈴木梨央ちゃん)、バンティング(イッセー尾形さん)など全体的によかったです!
映像もとても素敵にみせてくれていて、躍動感や迫力もありよかったです。音楽もお話に合っていて素敵でした。

ラジャーは、アマンダの楽しさだけでなく悲しみの中から生まれたイマジナリーなので、時々に出てくるアマンダの悲しみが辛かったです。

アマンダやラジャーがけなげで優しくていい子でぐっとくるシーンもあるんだけど、大人の自分が観ると、アマンダ母とレイゾウコのシーンは泣けちゃいます。最後も泣けます。
子供映画だけではなく、大人も楽しめる映画でした。

良い映画でした!!


・原作本『ぼくが消えないうちに』を読む

原作本『ぼくが消えないうちに』(ポプラ社・児童書)

原作も、アマンダのイマジナリーのラジャーが主人公で映画の内容とほぼ一緒です。原作はハッピーエンド。バンティングがどうなったか、アマンダとラジャー、レイゾウコのその後が書いてあります。バンティングと黒い女の子は怖いけど、全体的に楽しく読み終えました。
映画とは終盤は結構違ったのかな?と思います。映画は後半〜最後、切なくなるシーンが多く、それもすごくよかったです。

原作本、映画、どちらもおすすめです!

・最後に

本屋さんには、
ポプラ社から原作本『ぼくが消えないうちに』が、角川から映画『屋根裏のラジャー』のノベライズが出ています。
どちらも文庫本、ジュニア文庫も発売されているので大人も子供も読めます!

冬休みや長期休暇のお供に本屋さんで見てみてはいかがでしょうか。

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