GEN TAKAHASHI

映画作家。監督代表作『陽光桜-YOKO TEH CHERRY BLOSSOM-』『CH…

GEN TAKAHASHI

映画作家。監督代表作『陽光桜-YOKO TEH CHERRY BLOSSOM-』『CHARON』『ポチの告白』他がU-NEXT、Amazon Prime Video、Abema TVなどで配信中。公式サイト:何処かより https://www.gentakahashi.co/

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  • FULL CONFESSION(全告白)

    映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 旧監督名義・高橋玄で映画代表作『CHARON』『ポチの告白』『ゼウスの法廷』『GOTH』『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』『D5/5人の探偵』など。主に新宿、台北、ニューヨークで活動。

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FULL CONFESSION(全告白) 4    映画は勝手に当たるし勝手にコケる   

GEN TAKAHASHI 2024/5/7 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第4回 映画は勝手に当たるし勝手にコケる  本稿の表題が結論なので、今回はこれにて終了。  …というほど私は大物ではないし、自分の意思でコラムを書いて発表しているのだから、毎度、それなりにまとまった一文にすることは、不特定多数の読者諸氏に対する礼儀というものだ。  ところで、この「それなりに」という言葉は、モノゴトの程度を抽象的に表す慣用句でありながら、実は、裁判官が

    • FULL CONFESSION(全告白) 3    「無思考」としての「天才バカボン」

      GEN TAKAHASHI 2024/5/4 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第3回 「無思考」としての「天才バカボン」  私は、ほとんどモノゴトを「考えない」種類の人間だ。   脚本を書いて映画を創るし、現在もボランティアで他人の裁判にかかわったり、選挙を手伝うこともあるけど、それらの私の生活は「無思考」のまま行われている。  でも、モノゴトの「判断」はする。  「歩く」という人間の基本的な動作にしても、健康な人なら「右足の次に左足をこれくら

      • FULL CONFESSION(全告白) 2   「無」としての5月=寺山修司   

        GEN TAKAHASHI 2024/5/1 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第2回 「無」としての5月=寺山修司  5月4日は寺山修司の命日だ。没後何年になるだとかいうことまでは知らないが、私は自分の創作活動とは直接的に関係しないものの、寺山の影響を色濃く受けている。寺山のモノマネも得意だ。  昨夜のバーで、ピンク映画界伝説の大女優・伊藤清美にそう話したら「えー!!テラヤマ!??意外―!」と驚かれた。清美ちゃんとは、なんだかんだ35年くらいの知り

        • FULL CONFESSION(全告白) 1  「無」としての映画    

          GEN TAKAHASHI 2024/4/1 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第1回 「無」としての映画  新年度のはじまり4月1日に住所地が変わった。自身の生活環境がだいぶ大きく変わったことから、当コラムの枠組みも新たに変えた。  最近年での私の大きな転機は病気である。  忘れたことがない2020年3月14日の午後。私は自宅で脳内出血を発症して倒れる。いわゆる脳梗塞だ。  そこから現在2024年4月までの4年の間、徐々に、あらゆる点で私の「

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