GEN TAKAHASHI

映画作家。監督代表作に『陽光桜』『CHARON』『ポチの告白』『名もなき絆』、最新作『…

GEN TAKAHASHI

映画作家。監督代表作に『陽光桜』『CHARON』『ポチの告白』『名もなき絆』、最新作『カニの夢を見る』他がU-NEXT、Amazon Prime Videoなどで配信中。公式サイト:何処かより https://www.gentakahashi.co/

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  • FULL CONFESSION(全告白)

    映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 旧監督名義・高橋玄で映画代表作『CHARON』『ポチの告白』『ゼウスの法廷』『GOTH』『陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-』『D5/5人の探偵』など。主に新宿、台北、ニューヨークで活動。

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FULL CONFESSION(全告白) 47    「相棒の闇」⑧ 東映、宝塚式「なかった」戦略で開き直る?

GEN TAKAHASHI 2023/11/19 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第47回 「相棒の闇」⑧ 東映、宝塚式「なかった」戦略で開き直る?  またしても事態を急変させるメールが飛び込んできたから、不本意ながら「最終回」を終えたはずの「相棒の闇」続報を公開する。 「相棒の闇」のおかげで、このブログ読者が一気に1万人を突破して、毎日ページビューの数が増えてもいるから、読者諸氏のご期待に応えて、という意味合いもある。    さて、「相棒の闇」で

    • FULL CONFESSION(全告白) 46  ヤクザ映画は滅びたか

      GEN TAKAHASHI 2023/11/11 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第46回 ヤクザ映画は滅びたか  ヤクザ映画は滅びたか?ーここでいう「ヤクザ映画」は「ヤクザについての物語を描く映画」ではなく「ヤクザと一緒に作る映画」のことだ。    ヤクザ映画といえば、深作欣二監督の東映作品『仁義なき戦い』が圧倒的な知名度と人気を誇るが、同じ1973年(昭和48年)年に東映で製作、配給された高倉健主演の『山口組三代目』の興行収入は、『仁義なき戦い

      • FULL CONFESSION(全告白) 45  くも膜下出血で記憶をなくす

        GEN TAKAHASHI 2023/11/4 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第45回 くも膜下出血で記憶をなくす  このブログの第38回から前回44回までの7回は「相棒の闇」と題した内部告発を行った。国民的人気テレビドラマだという『相棒 season 22』のスタッフを2カ月だけ担当した私が、その制作舞台裏に隠された不法行為を公開したもので、反響は小さくなかった。  東映は「一定の対応」を見せてくれたが、問題の根本は未解決のままだ。東映グループ

        • FULL CONFESSION(全告白) 44 『相棒』の闇 ⑦<とりあえずの最終回>

          GEN TAKAHASHI 2023/10/31 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第44回  『相棒』の闇 ⑦<とりあえずの最終回> 東映法務部と顧問弁護士  本稿①で述べたとおり、すでに私と東映法務部と東映顧問弁護士は、本件私が「相棒の闇」と表題した当該の問題について、1時間にわたる面談を終えている。その内容のすべては、私と東映側双方のICレコーダーに録音されている。その面談で、私が東映に訴えた要点は、本稿で述べた以下3点である。 ①アームと

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          FULL CONFESSION(全告白) 43 『相棒』の闇 ⑥ 箝口令

          GEN TAKAHASHI 2023/10/28 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第43回  『相棒』の闇 ⑥ 箝口令 速報!その2 日本映画監督協会、墓穴を掘る?  人は、良いニュースを知ったら家族や友人、知人、ひいては世間に、やがては国際社会にまで広めたいものだ。  だが愚かな者は、人様に知られたくない話の拡散を防ぐためなら、一種のパニック、ヒステリーで、周囲の人間に「このことは、絶対言うなよ!」「あいつとは連絡を取らないでくれ」などと箝口令

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          FULL CONFESSION(全告白) 42 『相棒』の闇 ⑤ 日本映画監督協会の変?

          GEN TAKAHASHI 2023/10/27 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第42回  『相棒』の闇 ⑤ 日本映画監督協会の変? 速報!日本映画監督協会、「草刈」に事情聴取?  噂が飛び込んで来たので、当初の予定だった「相棒の闇」⑤の内容を第6回以降に先送りにして、本稿⑤を速報とする。    協同組合・日本映画監督協会(理事長・本木克英。以下「監督協会」)が、本稿の主要登場人物になっている「草刈」を事情聴取しようという話になっているらしい。

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          FULL CONFESSION(全告白) 41 『相棒』の闇 ④ 元スタッフからの内部告発メール

          GEN TAKAHASHI 2023/10/26 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第41回  『相棒』の闇 ④ 元スタッフからの内部告発メール アーム社長の本業は、練馬の不動産屋  本稿は、国民的人気ドラマ『相棒 season 22』(テレビ朝日放送)の裏に隠された闇を、1~4話までスタッフだった制作当事者の私が告発する第4回である。  昨日は、初回拡大スペシャル「無敵の人」後編となる第2話が放送されたが、そのストーリーは、巨大な警察権力の陰謀に

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          FULL CONFESSION(全告白) 40 『相棒』の闇 ③ 疑惑の東映テレビプロ

          GEN TAKAHASHI 2023/10/22 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第40回  『相棒』の闇 ③ 疑惑の東映テレビプロ 誰が得をするか?  本稿、前回までの①②を読んだ映画・映像業界スタッフや、一般の『相棒』ファンの方、また名は明かせないが東映社員の方からも、本稿への賛同、応援メッセージが届いている。  でも私はインフルエンサーではないし、一介の売れない映画屋なので、世間で話題になるような反響を呼ぶわけもない。  では、なぜ私がこの

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          FULL CONFESSION(全告白) 39 『相棒』の闇 ② 黒幕は誰だ?

          GEN TAKAHASHI 2023/10/20 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第39回 『相棒』の闇 ② 黒幕は誰だ? 黒幕は誰だ?  前回①の続きである。  東映グループで、テレビドラマを専門に制作する株式会社東映テレビ・プロダクション(以下「東映TVP」)のライン・プロデューサ―山崎が、私に報酬金額を提示したことによって、同社もブラック企業だと判明したことに間違いはない。派遣先業者なのに、派遣労働者の私とギャラの交渉を始めちゃってるんだか

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          FULL CONFESSION(全告白) 38 『相棒』の闇 ① ブラック企業が人材派遣

          GEN TAKAHASHI 2023/10/18 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第38回 『相棒』の闇 ① ブラック企業が人材派遣 はじめにーなぜ私は告発するのか?  本日、2023年10月18日(水)21時から、テレビ朝日で『相棒 season 22』というテレビドラマが放送開始となった。  水谷豊主演の、国民的人気を誇る長寿ドラマだ。今年で22年目になるという。水谷豊氏の高齢もあって、今作がシリーズの最終章になるとの噂も出ている。  さて

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          FULL CONFESSION(全告白) 37 映画と「お客様」

          GEN TAKAHASHI 2023/6/5 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第37回 映画と「お客様」  一般的には区別して考えられていないと思うけど、映画と映画興行は本質的に、まったく違うものだ。  いわゆる「売れているものが良いものとは限らない」というやつで、エンターテインメント業界に限らず、飲食店の世界でも同じく、食通なら口にもしないチェーン展開のファストフードが大企業となり、文句なく美味いと絶賛される料理を出す店が経営悪化で廃業したりする

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          FULL CONFESSION(全告白) 36 「文化庁長官・都倉俊一氏」最終回、または「特権意識病」

          GEN TAKAHASHI 2023/2/1 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第36回 「文化庁長官・都倉俊一氏」最終回、または「特権意識病」  私は2021年12月23日、第23代文化庁長官・都倉俊一氏(昭和歌謡曲の代表的作曲家。『ペッパー警部』など)宛てに、回答を求める意見書を送った。もちろん、メールではなく文化庁宛ての配達証明付き郵便である。  内容は、文化庁の芸術文化振興基金による映画製作助成金制度が、東映、電通、テレビ朝日、朝日新聞、ソニ

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          FULL CONFESSION(全告白) 35 映画は滅びゆくか

          GEN TAKAHASHI 2023/1/9 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第35回 映画は滅びゆくか  人類絶滅分野の映画は多くあるけれども、「映画」自体の絶滅について語る映画は記憶にない。  巨大隕石が地球に激突して人類が絶滅するかもしれない危機を乗り切るよりも、映画の絶滅を回避する方が難しいだろう。  2021年12月末現在の統計(日本映画製作者連盟)によれば、全国3648スクリーンのうち、フィルム上映が可能な映画館は55館しかない。それ

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          FULL CONFESSION(全告白) 34 追憶の崔洋一

          GEN TAKAHASHI 2022/12/8 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第34回 追憶の崔洋一  世のニュースをほとんど無視していたら、知らないうちに崔さんが亡くなっていた。映画監督・崔洋一、11月27日享年73歳。え!そんな歳だったのか。そりゃそうだよな、おれが今月57歳になってるんだから。  特異な存在感のある人間が亡くなると「私だけが知っている秘話」みたいなコメントをする人も少なくないと思うけど、今回のおれもそのノリである。  お

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          FULL CONFESSION(全告白) 33 役人界=倫理・道徳・正義・法律がない世界

          GEN TAKAHASHI 2022/11/30 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第33回 役人界=倫理・道徳・正義・法律がない世界  ここのところ、「役人」という種類の人々に接する機会が重なった。区役所や税務署の職員や、厚生労働省や、このブログでも公開している文化庁職員ら「役人」と話をしていると、いまさらながら「役人」は「それが自分の業務であるかどうか」という基準だけで仕事をしていることに呆れ果てる。「自分がやる義務のない仕事はやらないのが普通だ

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          FULL CONFESSION(全告白) 32 続・都倉俊一文化庁長官

          GEN TAKAHASHI 2022/11/25 基本的に映画作家・GEN TAKAHASHIの作文。 第32回 続・都倉俊一文化庁長官  本ブログ前回記事では、私が、第23代文化庁長官・都倉俊一氏宛てに送った「意見書」を公開し、その経緯と背景事情の概要を説明した。  そこで、ふと思い至ったのだが、もしかしたら私の文書が「意見書」たる表題だから「いただいたご意見は今後の参考とさせていただきます」と、体よくあしらわれたのではないか?最初から「質問書」という言葉を表題に入

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