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万博記念公園と太陽の塔(大阪・吹田市) / その壱

4月7日
心地よく晴れた春に日に、万博記念公園に行きました。

大阪府吹田市にある「万博記念公園」は、1970(昭和45)年に、アジアで初めて開催された「日本万国博覧会」の跡地を整備して造られた、緑豊かな公園です。

当時、テーマ館の一部として建てられた「太陽の塔」は、芸術家の故・岡本太郎氏の作品で、その内部公開が、2018年3月に、48年ぶりにスタートしました。

太陽の塔の外側には、正面に2つと背面に1つ、計3つの顔があります。
正面中心にある「太陽の顔」は、現在を、頂部の「黄金の顔」は、未来を、そして背面の「黒い太陽」は、過去を表しているといわれます。

塔に入ると、最初に、地底の太陽を中心に仮面や神像があり、万博当時の映像をはじめとする映像を、プロジェクションマッピングで映し出すことで、岡本氏が、大阪万博当時に表現した「過去:根源の世界」の「いのり」の世界を再現しています。

塔の内部を、下から上に向かって貫く「生命の樹」
そこに様々な生物のオブジェが、枝の上に乗っていたり、絡みついたりするように飾られています。

大阪万博の当時、オレは、小学4年生で、夏休みを利用して観に行きましたが、暑いし、入館者が多くて、どのパビリオンも何時間待ち!って感じで… 
でも、この「太陽の塔」だけは、3時間以上待ってのかな〜ぁ、塔の内部まで鑑賞することが出来ました。
太陽の塔は、園外の高速道路から何度でも観てますが、塔の内部を観たのは、その時以来だから、今回は、52年ぶりくらいですよね。

製作者の岡本氏は「太陽は人間生命の根源だ。惜しみなく、光と熱をふりそそぐ、この神聖な核。われわれは、猛烈な祭によって太陽と交歓し、その燃えるエネルギーにこたえる。」と云います。
さらに、岡本氏は、こう語ります。
「芸術は呪術である。」

今、SDGsで語られているとおり、貧困、紛争、気候変動、感染症など、人類は、これまでになかったような数多くの課題に直面しています。
このままでは、日本国内だけではなく、人類が安定して、この世界で暮らし続けることができなくなると心配されています。

久し振りに「太陽の塔」を大人目線で観て、コロナ禍や、他国での紛争、自然災害問題など、様々な課題に直面し、我々、ひとりひとりが、どのように考え、行動するのか、そして、この塔の左右の腕の内部から覗き見る、人類の未来が、永劫な幸せに包まれていくためには、やはり、現世で生きる我々の正しい判断こそが、明るい未来を後世に繋いでいくことになるのでしょう。

1970年に開催された、この大阪万博のメインテーマは「人類の進歩と調和」です。

※今回は、アップした写真が多かったので、複数の投稿になりました。
スマホで撮った写真ですが、ぜひとも、ご覧頂ければ、幸いです。





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