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Episode5. 家族はキャリアの応援団


突然ですが、みなさんはご家族と

「これからのキャリア」について、

どれくらいの頻度で話し合いますか?


・いま、仕事でこんな不安や不満がある

・これから、働き方を変えていきたい

・忙しくなるかもしれないけど、新たなチャレンジをしたい

・本当は仕事を辞めたいと思ってる…


などなど

日々、働いていると、いろんな想いが駆け巡りますよね。


そんなとき、どれくらいの頻度で

家族に聞いてもらっているでしょうか。


あるいは、家族の誰かが、何らか思うところありそうなとき

どれくらい気がついてあげられるでしょうか?



一昔前までは、「性別役割分担」を明確にして

男性が外で稼ぎ、女性が家庭を支える、

だから女性の仕事は家計のサブという考えが一般的でした。


いまや、共働き世帯数は、専業主婦がいる世帯の倍ちかく。

家計のサブという枠を超えて

積極的に職業人生を歩む、あるいは希望する女性は確実に増えています。


けれども、無意識のうちに「性別役割分担」という考え方に囚われたまま・・・

意外とそういう方は、男性にも女性にも、多くいらっしゃる印象です。



「家庭では仕事の話をしたくない」

「家族とキャリアの話はしにくい」

そう感じている方もまた、

たくさんいらっしゃるなと感じているのですが、


その背景にあるのは、この無意識に抱えている

「性別役割分担」の意識かもしれません。



実は、私もそうでした。

キャリアについては、結婚してからも一人で考えて、

結論を出して、

万全にプレゼンできる状態になっていないと

家族には話ちゃだめ、

みたいな感覚を、なんとなく持っていたなと思います。


その考えが変わったのは

Episode4.「圧倒的な自己理解」でお伝えした通り、

国家資格キャリアコンサルタントの資格取得の学びがきっかけでした。


まず、

「キャリアとは、イコール仕事じゃない」

と理解したこと。


キャリアとは轍(わだち)であり、

歩いてきた道そのものを指す。

職業人生だけじゃなく、家庭運営も、学び直しも、余暇も

いろんなことをひっくるめてキャリアなのだから、

全部、家族と話し合っていいんじゃない?


そう思ったことは大きな転機でした。


そして、この学びのなかで、初めて

「性別役割分担」という言葉を知ったことも大きかったなと思います。


「私が家事も育児も頑張らなくちゃ」

「(夫は仕事が大変なんだから)」

という考えに、

自分が勝手に囚われていたことに気がつきました。


また、

「私は、仕事より家庭に重きを置かなくちゃ」

「(女性なんだから、そうして然るべき)」

という考えも、

呪縛のように持っているな・・・・と。。



でも、いまの時代を生き抜いていくためには

そうした考えだけに囚われていたら、難しそうですよね。


価値観が変わってゆく前は、

家事代行や、シッターさんに依頼するなんて

私がやればいい話なのに、勿体無い、贅沢!

と感じていたけれど、


家事も育児も完璧を目指しつつ、職業人生でもありたい姿を求め続けるなんて、

親が近所に引っ越してでも全力サポートしてくれるなどの恵まれた環境がない限り夫婦二人では無理ゲー・・・

と、いまでは、ハッキリとそう思います。


だから、頼れるものがあるなら頼って、

家族みんなが心地よく暮らせるあり方を、

模索するのがよいのだと思います。


キャリアコンサルタントの講座に通い始める前までは

夫にワンオペをお願いするのは冒険級のイベントのように感じていたけど、

4ヶ月間、毎週土日のワンオペをお任せするうち、


「イケるねえ」と考えが変わり。


夫も自信につながったようで・・・。


私の講座が終わるころには、

一人子連れで実家に帰省するなんてことも、できるようになりました。


そんな変化を目の当たりにしたからこそ、

「私がやらなきゃって思わなくていいんだな」と

肩の力が抜けていったことを、よく覚えています。



そして、一番嬉しかったのは、

当時まだ2歳だった息子が

早朝私が出かける時に後追いして泣いたときに


「お母ちゃんは勉強を頑張ってくるから、応援しようね」

夫が息子に、言い聞かせてくれていたこと。


夫が私のチャレンジを心から応援してくれていることが分かって、

「毎週末、負担をかけて申し訳ない」

と思っていた気持ちが安らいだのと同時に、

「頑張って、1発合格しないと!」

とギアが入りました(笑)

(結果、1発合格で国家資格を取得できました!!)


相手が赤ちゃんや幼児ちゃんだからといって

説明を端折らないことって、めちゃくちゃ大事かもしれません。


私も、2歳児相手に、

「今日はこんなことを学んだ」

「試験日が近づいてるから勉強頑張る」

とか、いろいろ話すようになりましたが、

子どもは、結構ちゃんと聞いてるんですよね。

そして、理解すれば、ものすごく応援してくれます。


こうしたやりとりは、家庭でのキャリア教育に直結すると実感しています。


資格試験や転職といったイベントについてはもちろん、

日々の家事の小さな工夫や、仕事での踏ん張りについても

家庭で話して、聞いてもらうことで、

家族はどんどん応援団になっていく。


子どもも、働くことに対して、ポジティブな感情を抱けるようになる。


そんなふうに、家庭の中によい循環がまわるとよいな、といつも願っています。


次回、Episode6.「嫁アタック炸裂?」は、

9月9日(金)に公開しました


\かぞくも、じぶんも、しあわせに/

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🌷この記事を書いた人のプロフィール🌷

1978年5月生まれの牡牛座B型。
2022年現在、夫と息子と東京都内で3人暮らし。趣味は茶道。













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