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理学療法士を辞めて5年が経ちました

2015年に10年勤務した病院を退職しました。新卒で入った時の課長との面談で

「これから5年間の間に脳卒中、整形、呼吸、触診の比較的大きめの講習に参加しなさい」

そう言われ、結構忠実に講習会に参加していきました。


脳卒中はボバースコンセプト(3週間と1週間)
整形(徒手療法)はパリスアプローチ(8日間くらい)
触診は体表解剖セミナーなる10日間くらいの連続講習

呼吸に関しては認定を取る前に熱が冷めてしまったのですが、それ以外にも1-2日の講習にも参加し続けたので、少しずつ"理学療法で患者さんに変化を提供できているという実感"を得られるようになりました。


"講習会に参加するのが偉い"とかそんな話ではありませんが、先駆者の話を聞き、実際の理学療法の場面を見ることで、出来ること、思考の深さみたいなものは身に付いていったと思います。


そんな私が10年目に理学療法士を辞めました。

ちょうど5年前のことです。


理学療法士を辞めた理由

辞めた理由は別の記事に書いています。結構ブラックな内容…(笑)

個人事業で学んだこと

理学療法士としての社会生活を終え先ず始めたのは、個人事業でした。

地元で整体サロンを運営して、小さいながらも経営者としての一歩を踏み出しました。毎朝ポスティングをして、定期的に折り込みチラシを入れ、ホームページやブログを更新し、お客様へお手紙を書き続けました。

・経営
・ニッチマーケティング
・コピーライティング
・クロージング
・ホスピタリティ

等の技術を学ぶことができました。


全国規模の協会で学んだこと

それと同じくして、全国規模でリハビリ職向けの研修を行っていた協会の講師としても活動しました。講師をしつつ集客や事務作業も行っていましたので、

・マスマーケティング
・インターネット活用
・経理
・事務局業務
・講師力(伝える技術)

等を学ぶことができました。


株式会社で学んだこと

そして昨年、株式会社の代表となり訪問看護事業を始めました。

・リクルート
・指定申請業務
・事業資金準備
・スタッフマネジメント
・営業スキル

等を学びました。


訪問看護を始めるための準備については以下の記事にまとめています。

こう見ると一目瞭然で、理学療法士としての学びはほとんど皆無に等しいのですが、それ以上に理学療法士の社会的状況を外からじっくり学ぶことができたのは、理学療法士をしていたら絶対に学べなかったと思います。


理学療法士がビジネスを学んで

総じてビジネスを学んだことで、理学療法士としてのステップアップができたと感じています。この感覚を現場の療法士にも知ってほしいと思い、今年から医療職向けのビジネスセミナーを始めました。興味のある方は、第2期(7月28日)の募集を開始しています。


現在、訪問看護ステーションはなのエリアマネージャー、脳梗塞特化型リハビリセンターはな博多所長、株式会社BUILD COMMUNITIESの講師として活動しています。

人生いろいろあります(笑)

私の経験や知見が誰かの役に立てばと講師の活動を続けています。


理学療法士 ふくちゃん



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