【新町/まち歩き】時代を感じる暖かな町を歩く
一見するとただ古い建物だけが並んだ、古びた商店街。不思議な雰囲気のお惣菜屋さんや、怪しい感じが漂う居酒屋。まるで昔の時代にタイムスリップしたような道のりだと感じている人が多いのではないでしょうか。新町は社会人や、学生の通学・通勤路になっているようなイメージが多いですが、何気なく通りすぎる場所も普段と違った目線で歩いてみると新しい発見や出会いをもたらしてくれるかもしれません。そんな気持ちで出かけたまち歩き。さあしゅっぱーつ!
新町ってどんな町?
福島駅から徒歩約10分、文化通り周辺のエリアが新町です。昔ながらの飲食店や居酒屋が多く並んでいます。今回は、町で人気のパン屋さんや街並みを独自目線で紹介していきます。
町で人気のパン屋さん突撃インタにビュー!
まず最初に足を運んだのは、新町のオフィス街で働いている人や、通学している学生など、多くの町の人でにぎわう人気のパン屋さん「パン・ドーラ・タムラ」です。パン・ドーラ・タムラでは、手づくりのパンや、ショートケーキなど沢山の種類のスイーツを販売していて、価格も、お手頃価格なので、毎日通いたくなるようなお店です。前から気になっていた「お店を始めたきっかけや、パンのこだわりなどを聞いてみたい!」と思ったので、今回、店主の方に許可を取って突撃インタビューをしました!
(※以下インタビューの内容)
私: いきなりですが、「手作りパンのこだわり」は何ですか?
店主: 昔から続いている店なので、特にこだわりはなく、一人できままにやっています。
私: そうなんですね。ちなみに、この場所でお店を始めたきっかけはなんですか?
店主: きっかけというか、だいだいやっているお店なので。
私: へー! 今は、何代目になるんですか?
店主: 初代から数えると4代目なんですよ。
私: そうなんですね!
店主: 直系だと3代目なんですけど。
私: すごいですね!結構昔ながらのお店なんですね。
店主: そうですね。一応、このお店は創業が、大正の11年から続いていて、私の祖父が、弟子に入って、後を継いだんですけど、その前の師匠の方が明治の43年ぐらいにここで始めたんですよ。
私: そうだったんですね!
店主: でも、もともとは、パン屋さんではなかったんですよ。
私: え!何だったんですか!?
店主: 駄菓子のおろし屋だったんです。
私: 駄菓子のおろし屋だったとは驚きです!
店主: そして、大正時代になってパン屋さんを始めたんです。
私: そんな歴史があったんですね。駄菓子のおろし屋から、パン屋さんに変わったきっかけはなんですか?
店主: そうですね。くわしくわからないですが、駄菓子より、パンのほうが好評だったのではないでしょうか?
私: そうだったんですね。最後に、このパン屋の仕事を通じて、何かやりがいがあれば教えてください。
店主: 後を継ぐ人も今のところいないのですし、もう引退の歳でもあるので、無理せずやっています。
私: そんな、まだまだお若いです。これから、ここのパン楽しみにまた買いに来ます!
私: 今日は、急なインタビューですみません。貴重なお話が聞けてよかったです。ありがとうございました。
店主: こちらこそ、ありがとうございました。
そして、パン・ドーラ・タムラから少し歩いた道路の反対側には、大きな鳥居が特徴的な福島稲荷神社が見えます。 安倍晴明が豊受比売大神を勧請したのが始まりとされている神社です。 主に厄除け、子授け、安産、商売繁盛などにご利益があると言われています。
10月には、例大祭という代表的なイベントがあり、大きなおみこしをみんなで担いだり、伝統的なもようしものがあります。
面白い看板の形を発見!
普段よく歩いている町でも、今まで気づかなかった新しい発見もありました。それは、文化通りという昔ながらのお店が多く並んでいるどこか懐かしさを感じる商店街。その通りの少し進んだところにあるうなぎ屋さんの近くにあるあまり見たことない形が組み合わさった面白い看板!今まで、なんとなく歩いていたので、いつもと違う視点で珍しいものを見つけた時は気持ちが高まりました。文化通りには、他にも面白い看板が沢山あるのでぜひ探してみてください!
昔ながらの商店街に、レトロな赤レンガの建物
新町に文化通りを歩いていると、昔ながらの飲食店やズラリと並んでいる中、ひときわ目立つレトロな赤レンガの建物を発見しました。この建物は、日替わりメニューを提供している大人なBARのお店でした。私が、このお店を見つけた時の日替わりメニューは、岩手県産のブランド牛を使ったスペシャルメニューでした。日によって、様々な料理が楽しめるので、自分へのご褒美に。気になった方は、ぜひ行ってみてください。
まち歩きの楽しさを実感
今回は、普段からなじみのある町「新町」を歩いてみました。大学の空き時間に、美味しいスイーツを食べに行ったりしていたので、なんとなく雰囲気は知っていましたが、今回改めて町歩きをしてみると、面白い形の看板があったり、赤レンガが特徴のレトロな建物があったり、新しい発見がありました。また、普段、パンを買っていたお店も、店主の方から想像がつかない話や、長い歴史についてインタビューすることができ、町歩きの楽しさを実感することができました。
町歩きを通して、普段当たり前に電車に乗って眺めている景色も、いつもと違った目線で見てみることで、学校に楽しく通うことができるのではないかと思いました。
Takeda Iori
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