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#145 やる気のツボ(民報サロン第1回)

2020.1.11 福島民報 民報サロン第1回 全文
「やる気のツボ」

センター試験や大学別入試まで残りわずかです。最後まで悔いなく受験勉強を乗り切ってほしい。そのためには、やる気を高めることが重要と思います。

大学時代、僕はモチベーションについて多くの文献を読み学んできました。そこで、やる気を高めるポイントについて綴ろうと思います。


一説では、やる気は、大きく「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」の二つに分けられます。

「外発的動機づけ」は、お小遣いをもらえるから一位を目指すといった、ある道具的な目的を果たすために行われる行動を引き起こす動機のことを指します。

一方、「内発的動機づけ」とは、それが楽しいからやるといった、他の何かのためではなく、それ自体のために行われた行動を引き起こす動機です。


これらの動機づけの考え方をもとに、センター試験と大学別入試について考えていきます。

センター試験が間近に迫っている中、短い時間で、スピーディーに勉強する必要があります。
こんな時は、外発的動機づけを高めることが効果的です。

オススメは、小さな目標を立て、その目標を達成するごとに自分へのご褒美を設定することです。
目標は小さく、具体的なほど良いでしょう。
なぜなら取り組みやすく、達成度が分かりやすいためです。

例えば、「30分で英文法問題を30問解くことができたら10分YouTubeを観る」といった具合にタスクを立てます。
ご褒美は、自分が得られて嬉しいものを設定すると良いです。

外発的動機づけは、短期間で単純な課題を達成する際に有用と言われています。


大学別入試は、小論文試験が課されていることが少なくありません。この小論文対策として、内発的動機づけに焦点をあてた学習は効果的です。

例えば、自分の興味のあることについて、小論文を書いてみる。

オススメは、書いた文章をみんなの広場に投稿することです。あ、民報さんの回し者じゃありませんよ。

なぜオススメかというと、広場の担当者様、即ち書くことを生業とする方からの添削を受けることができるためです。

広場投稿者同士の交流も楽しみになります。僕も時折投稿しています。
若年層の投稿は比較的少ないので、採用率も高いと思います。

掲載されるといただける品物も学生には有難いものでしょう。繰り返しますが民報さんの回し者じゃありませんよ。

そういうわけで、書くことそれ自体を楽しめる方法で小論文対策ができれば、モチベーションも自ずと高まるのではないでしょうか。

内発的動機づけは、創造力を必要とする課題を達成する時に役立つと言われています。


当時、僕が受験した大学のセンター試験の結果はD判定。

家庭の事情で滑り止めの大学を受験できず、国立大学に落ちたら大学進学を諦め就職するという選択しかなかった。

そんな状況でしたが、必死で小論文対策をして合格を勝ち取ることができました。

そして大学に入って、「学問」を知り、学ぶ楽しさを知りました。

大学卒業後も、社会福祉士の資格を取るために働きながら別の学校に通うまでになりました。


「勉強」と「学び」は別物です。


「学び」への扉は「勉強」を全力で行うことで開かれます。

今、この時が、本気を出す瞬間。


受験生、頑張れ。

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