#45 ふくしまソーシャルワークラボが「社会福祉士事務所」な理由。
世の中の社会福祉士事務所は、法定後見人や、ケアプランの作成を行うことで、収入を得ています。むしろ、それがほとんどです。
一方で、ごく少数ではありますが、それ以外の形をとる事務所もあります。
自分の場合は明らかに後者。行っていることの柱は、主に
講演活動
コミュニティ開発
福祉制度の説明
ちなみに、いずれも収入になることの方が稀です。。(笑)
このように定期的なペースで発信活動を行うことも、ふくソラボとしての取り組みの一つです。
収入にもならないなら、ただの個人活動でいいじゃないか。
なぜわざわざ社会福祉士事務所を名乗るのか?
その答えは、「社会福祉士」が認知されることで、公共の福祉に貢献すると信じているからです。
社会福祉士としての専門性について、深く考えてみました。
専門性とは、体系的な理論・知識や援助方法・技術、そして対人援助専門職としての活動の基盤となる価値や倫理によって構成される
社会福祉士は、日常生活を営む上でなんらかの困難(生活問題)を抱えている人々やその問題に関わり、困難状況の改善や解決を通じて、安定した生活の維持や回復を支援することが根本にある役割です。
ざっくりいうと、社会と人との間で、困っている人を助ける専門職なわけです。
では、専門職について紐解いてみます。
専門職の条件
1.専門職とは、科学的理論に基づく専門の技術の体系を持つことであること。
2.その技術を身につけるのには、一定の教育と訓練が必要であること。
3.専門職になるには、一定の試験に合格して能力が実証されなければならないこと。
4.専門職は、その行動の指針である倫理綱領を守ることによって、その統一性が保たれること。
5.専門職の提供するサービスは、私益ではなく公衆の福祉に資するものでなければならないこと。
中村優一(2009)「社会福祉士の位置と役割ー生涯研修の意義ー」より引用
ざっくりいうと、専門職は、社会のために自己研鑽と実践を積み続ける必要があるということです。
ふくソラボとしての活動もその一つ。
ぼくがこのふくソラボを「社会福祉士事務所」としているのは、
社会のために自己研鑽と実践を積み続ける
その覚悟を示すためでもあります。
ただの個人活動であれば、倫理綱領も何も関係なく、好きに自分のことやればいいだけですからね。
そこに自己研鑽も社会のための実践も必要はないですから。。笑
ふくソラボのミッションは、「思いやりを広げる人を増やす」。
このために、自分の専門性を発揮して、より豊かな地域を創造していきたいと思っています。
今年もふくしまソーシャルワークラボをよろしくお願いします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?