#36 子どもの将来と多様性尊重を考える。
先日、特別支援学校の先生方の勉強会に参加しました。
その勉強会で、「障害児の将来の選択肢を増やすためにできること」という題で講演をおこないました。
ざっくりと、
障害者雇用の現状
就労移行支援事業
就労継続支援A型
就労継続支援B型
についてお話ししました。
会社で行なっている就労移行・B型事業所についても紹介。
アンケートをとったところ、満足度は100%!嬉しかったです^ ^
講演の最後に伝えたこと。
それは、
多様性を尊重できるクラスづくりに寄与してほしい
ということでした。
知人の保護者から聞いた話です。
娘のクラスで、外国語活動でゲームをやっていたときのことです。特別支援学級の生徒も参加する授業でした。
特別支援学級の生徒が、その活動をやりたくないと強く何度も言っていました。
周りの生徒
「やりたくないなら来るなー」
「だったらクラスに戻れ」
そんな言葉が飛び交ったそうです。
そのとき、その生徒をサポートしていた特別支援学級の先生がこういったそうです。
やりたくないなら学級に戻します。
あなたがその生徒のサポートをしていたら、なんと声をかけますか?
やりたくないなら、どの部分がやりたくないか?
学級に戻りたいか?戻りたくないか?
などなど、聞いたのだろうか?
そこなしに「戻します」では、まるで、決められたことを、決められた通りにやることが正しいを助長してしまうのではないか
そう思いました。
やりたくない人がクラスにいてもいい。
なぜやりたくないのかを知ろうとする空気があってもいい。
そんな、多様性を認める雰囲気をつくれるのは、特別支援学級の先生なのではないか...
そう思い、最後にメッセージを伝えました。
多様性尊重の文化は、企業にも、福祉にも、教育にも、あらゆる分野において根付かせる努力をする必要があると思っています。
それが、将来の選択肢を増やすことにつながるんじゃないかな。
そんな期待も込めながら。
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