たくろう

藍染め、玉虫色、機能的なもの、縫製が綺麗なものが好き。 https://www.ins…

たくろう

藍染め、玉虫色、機能的なもの、縫製が綺麗なものが好き。 https://www.instagram.com/takuro_fukuro

最近の記事

【防水シューズ】とりあえず持っといたほうがいい

この靴のアッパーにはGORE-TEX(ゴアテックス)が使われており、外からの雨の侵入を防ぎつつ、中の蒸れは逃してくれます。 さらにソールにはVibram(ビブラム)社のメガグリップが使われており、雨で滑りやすくなった路面でも、快適に歩くことができます。 というのも、この靴のベースは登山靴なんです。 僕自身、雨で足が濡れた感じが大嫌いで、もともと普通の登山靴を履いていました。 が、登山靴特有のボリューミーな感じや派手な

    • 縫製に美しさを感じる

      みなさんは、服の縫製とか気になりますか?僕は、ものすごく気になります。 どれくらい気になるかというと、縫製が少しでも汚いと思うものは、買わないくらい重要視しています。 縫製が綺麗だと、丈夫だとか、なんだとか、色々ありますが、やはり見た目が美しいです。 けれども、縫製が綺麗な服って、意外と見つけづらいんです。実物を見ないと判断することができないですし、そもそも、縫製に拘っているブランド自体あまり見かけないからです。 これらの写真は、CantonOverallsという日本

      • 本当に好きなものってなんだろう

        ミニマリストという人たちをよく目にするようになって、自分だったら、どの服を残すのかを考えてみました。 定番服を残し、流行りのものを捨てている人が多い中、僕は、どうしたらいいかわからなくなりました。 自分は、その定番服が好きなのか? 好きでも嫌いでもないけど、とりあえず色んな人に受け入れてもらえるから、着ていた気がしたんです。 別に、人と被りたくないからとか、つまらないとか、そういう感情ではなくて、自分はこの服のどこが好きなんだろうと考えても、思いつかなかったんです。

        • 綿100%なのに撥水するチノパン

           どうもこんにちは、たくろうです。今回は、『melple(メイプル)』の【ベンタイルチノ】について、紹介していきたいと思います。  melpleは、デザイナーやブランドマネージャーとして活躍する「小野寺」さんが手掛ける日本のブランドです。  こちらのベンタイルチノなんですけれども、名前から分かるように、生地には「ベンタイル 」を使用しています。 ベンタイルは、第二次世界大戦時に、英国空軍のための耐水服素材として開発された、とても繊維が細く、長い「超長綿」を限界まで超高密

        【防水シューズ】とりあえず持っといたほうがいい

          【デニム】他と一線を画す、最強のデニムパンツ。

           どうもこんにちは、たくろうです。今回は、オススメのデニムブランド『Canton Overalls(キャントン・オーバーオールズ)』について紹介していきたいと思います。 良いデニムを育てたいけど、何が「良いデニム」なのか分からない方や、色んなブランドがデニム出してるけど、全部一緒でしょ?と思っている方に、ぜひ知ってもらいたいと思い、この記事を書きました。最後まで読んでいただけると、嬉しいです。 Canton Overalls(キャントン・オーバーオールズ)は元々、生地を輸

          【デニム】他と一線を画す、最強のデニムパンツ。

          経年変化する防水・撥水生地

          オイルドコットンコットンにオイルを染みこませ、防水性と防風性を持った生地。着込んでいくと徐々にオイルが抜けていき、味わいが増す。年に1回はオイルの補給が必要。好き嫌いの分かれる独特な匂いがする(ちなみに私は苦手)。油が取れてしまうので、基本的に洗濯はできない。どうしてもというなら可能だが再びオイルを染みこませる必要がある。手がかかるが、それがまた愛着となり、手放せない1着になるだろう。 Ventile(ベンタイル)繊維が細くて長い上質な綿の糸(超長綿)を限界まで高密度に織り

          経年変化する防水・撥水生地

          刺し子

           今となっては最も身近な衣料素材の綿ですが、江戸時代では、とても貴重なものでした。 東北などの寒さが厳しい地域では、綿花の栽培に適しておらず、津軽藩は、農民に冬でも麻の着物を身に付けることを命じていました。 麻は、通気性が良く、夏場は涼しく快適に過ごすことができますが、厳しい冬の寒さに耐えることは困難でした。 さらに、繊維を取り出し、一枚の布に織るまで多大な時間を有するため、麻の衣類を大切に使わざるを得ませんでした。 津軽の女性たちは寒さに耐えるため、そして補強のため