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【活動報告】あの設備に若手農業者から驚きの声!福岡ソノリクの内部をじっくりお見せします

こんにちは、広報担当です。

2023年1月、全国の若手農業者が所属している4Hクラブ(農業青年クラブ)の全国大会が福岡県で開催されました。4Hクラブは20〜30代の若手農業者が中心となって、農業の課題解決や技術向上を目指すプロジェクト活動を行っている団体で、全国で1万人以上のメンバーが所属しています。

全国大会の翌日には先進的な取り組みをしている農家や施設を訪問するツアーが催され、福岡ソノリクの物流拠点が視察先の一つとして選ばれました。4Hクラブの方々がどのようなものに驚き、興味を示されたのか、今回は当日の様子をレポートします。

パックセンター入り口にて。これから視察が始まります!

野菜加工場も兼ね備えたパックセンター

2023年1月20日、東北から沖縄まで全国から集まった約20名の4Hクラブ員が福岡ソノリクの物流拠点を訪れました。福岡ソノリクの物流拠点機能を生産者の方々に深く知っていただきたいという想いから、数名ずつのグループに分かれていただき、ソノリク社員がアテンドしながら施設内を見学していただきます。

まずは、本社のほど近くにあるパックセンターの見学から視察がスタート。物流拠点であるパックセンターには、特許冷蔵庫以外にも野菜をカットしたり袋詰めしたりする加工場があります。ベテランスタッフによる加工の様子から特許冷蔵庫の内部まで施設内を見学していただきました。

「こんな風に袋詰めしているんですね」「こんなにたくさんの品目が集まっているのは見たことがない」と驚きながら写真を撮ったり、ソノリク社員の説明にメモをとりながら熱心に話を聞いてくださいました。

生産者さんからの質問が飛び交います

特に関心を持っていただいたのは、やはり特許冷蔵庫。野菜や果物は熟成・腐敗を進めるエチレンガスというホルモンを自ら放出しているのですが、福岡ソノリクが独自に開発し、特許を取得した冷蔵庫では、エチレンガスを強制的に排出し、鮮度を維持しながら長期保管を実現しています。

特許冷蔵庫に搭載されている独自技術について説明すると「すごい!」という声があがり、対応可能な温度帯や湿度を保つ仕組み、保管可能な期間、出荷のタイミングなどさまざまな質問が飛び交いました。

この広い空間が特許冷蔵庫の内部。奥の上部にある銀色の装置がエチレンガスを排出する換気扇

素材にビックリする方が続出、CA冷蔵庫の内部

続いてやってきたのは本社です。

本社には特許冷蔵庫に加えて、CA冷蔵庫があります。CA冷蔵庫とは空気中の成分を人工的に変化させて低酸素・高二酸化炭素の状態を保ち、農作物の呼吸を抑制することで鮮度を維持する仕組みの冷蔵庫です。

天井や壁に貼り付けられたスポンジのような素材が密閉性を高めています。

実際にCA冷蔵庫の中に入っていただき、どのような品目を保管しているかや保管期間、実際に販売している商品などについてお話しました。その後はCA冷蔵庫以外にも荷積みをする場所や荷下ろしをする場所など一通り施設内を見て回っていただきました。

生産者の課題を解決したい、そのためにソノリクができること


視察の最後は取締役の園田からお話をさせていただき、「この規模の保管機能を備えた物流拠点を生産者の方々がそれぞれ個人で所有するのは難しいのが現状です。生産者の皆さんには生産に集中していただいて、弊社が独自の技術を活かして農作物を保管・輸送する、そのような役割分担ができればと考えています」と青果物流のスタイルについてご提案しました。

「農作物の長期保管実験では、痛みやすいパクチーでも42日間もシャキシャキ感がしっかりと残り、鮮度を維持できる結果を得られました。収穫してすぐに出荷するのではなく、ストックしておいて需要に応じて出荷するという新しい選択肢もあります。2024年に施行される働き方改革関連法によって、トラックドライバーの拘束時間が短くなり長時間の輸送ができなくなって、物流の中継拠点を持たなければ販路が狭まってしまう可能性もあります。弊社の物流拠点はそうした課題を解決する一助になるかと思いますので、物流にお悩みの方がいらっしゃればぜひご相談ください」と締めくくりました。

参加者の声

参加者の方からいただいた感想を一部ご紹介します。

長崎県からの参加者「なんといっても施設の広さに驚きました。青果流通については詳しくなかったので、普段はなかなか見ることができない設備を見学することができて、とても勉強になりました」

沖縄県でインゲンやナスを栽培している生産者「エチレンガスを排出する技術があることを知らなかったので、長期間鮮度を維持できると聞いて驚きました」

長野県のリンゴ生産者「自分自身が栽培しているリンゴも農協が長期保管を行っているので、福岡ソノリクの長期保管設備を見学できて興味深かかったです」

他にも「小型版の特許冷蔵庫が欲しい」「小規模物流の対応エリアが知りたい」といった声もあがっていました。

最後に記念撮影をして、解散しました。ご訪問くださった4Hクラブの皆さま、ありがとうございました!

福岡ソノリクでは農作物の輸送に関する多彩なサービスを展開しています。「物流費が高すぎる」「少量すぎて配送網がない」「大量に収穫した農作物を保管できない」「パッキングに時間がかかってしまう」このようなお悩みをお持ちの方はぜひお問い合わせください。


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