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「今週、一番好きだった給食は?」これは宿題です。

前回の記事、「あの子に会いに行こう」にも繋がる話です。タイトルにある《今週、一番好きだった給食は?》これは私が出した宿題の一つです。子ども達と話す時、『学校どう?』や『楽しい?』と尋ねてもその答えは『うん、楽しいよー』とか『うーーん。疲れる!』とかそんな感じです。会話にはなりません。そこで、単に『どう?』『楽しい?』と聞くのではなく、次回までの宿題として質問を出しています。『好きだった給食』や5月なので『出席番号5番の子の名前』などなどです。

するとどうでしょう。子ども達は『5番の子の名前は○○さん。でね。後の席の子は○○さん。絵が上手だよ』などと、尋ねたこと以上のことをお話してくれます。私がこのような質問をするのは主に行き渋りというか、園や学校に『行きたくないな・・・』と感じているお子さんに対してです。保護者の方の話を伺うと『あっ、先生に教えてあげなきゃね!』と宿題(質問)の答えを探しに学校や園に行く一つのきっかけとなることもあるようです。もちろん、それだけで『行きたくない』気持ちが無くなることはないでしょうし、根本的な解決になっているかは不明です。ただ、私はほんの少しでもいいので、きっかけを作りたいなと考えています。『先生に教えよう!』『お話しよう』とても些細なことかもしれませんが、子ども達が園や学校に行く動機、関心を持つきっかけの一つとなれば嬉しいです。

【親は一枚上手でいきましょう】連休明け、お子さん達が学校や先生、クラスメイトの愚痴や不満を口にすることは増えていませんか?縁あって《同じクラス》というグループに所属することになった先生や子ども達。しかし、お互に猫被りの時期もそろそろ終わる頃だと思います。子ども達は《慣れ》から当初の緊張感が薄れ、生活態度や言葉遣いが乱雑になってくる頃かもしれません。これは当人は無意識かもしれませんが、担任やクラスメイトの反応を試すような意図もあると思います。また、教師側も今までは様子見の時期として見逃していたことに対しても、注意を入れたり叱ることも出てくる頃かもしれません。それが、連休明けの実態です。そのことが時に両者を苛立たせることもあるでしょう。子どもが帰宅後、ブーブー文句を言う時や不満を言う時は《傾聴》と《共感》に徹して下さい。明らかに安全面などに問題がある場合は別ですが、そうでなければ『うん、うん。大変だったね』『そうなんだね』『それは、イライラするのも仕方無いよね』とまずはお子さんの言うことを受け止めましょう。そして、これらの話題をくれぐれも大げさにしないことです。信頼の出来る相手である親に話した内々でのことが、大ごとになることは子どもが望むことではありません。子どもの言うことに過剰反応し、すぐに先生や学校に電話をしたり確認を取ることは止めましょう。そのような親の過剰反応を嫌い、子ども達が学校や園での話をしなくなる、本音を言わなくなるともっと困りますし、それは寂しいことです。

《子どもが求めていることは何か?》このことを見極める必要があります。もちろん、本当に手助けが必要な時は迷わず動くことをおすすめします。しかし、お子さんの不満や愚痴が《話してすっきりしたい》というものであれば、《共感》と《傾聴》に徹するのが一番です。子ども達がほしいのはお説教や親の見解ではなく、『うん、うん。』『頑張ってるんだね!』その言葉掛けや寄り添う姿勢だと思います。

《傾聴》のポイントは・・・お子さんの話を<耳で、目で、そして心で>聴くことです。くれぐれも、話を遮って結論を出したり、批判的な意見を述べることのないように注意しましょう。

これと同様。この時期には『頭が痛い・・・』『お腹が痛い・・・』『足が痛い・・・』と言って、行き渋りや欠席を希望するお子さんも多くみられます。初めは『体調不良?』と親も心配になり、大事をみてお休みすることもあるかもしれません。しかし、これが毎日のように繰り返されたどうでしょう?『もしかして、仮病?!』とつい疑ってしまいたくもなりますよね。親が子どもの生きる上での欲求に対応しようとするのは、ある意味では本能的な部分でもあります。『お腹すいた』『頭が痛い』『眠い』などと言われると、それらを改善すべく行動しようと思うものです。しかし、これらが毎日続くとどうでしょうか?先ほど言ったように、『仮病かも?』『嘘なのかも』と疑いたくもなります。ただ、これらは嘘とは違うと思います。本当にその時、その瞬間はお腹や頭、足が痛むのでしょう。とは言え、毎日のことで、それ以外の時は元気にしている、食欲もあるようでしたら訴える度に過度に心配したり病院に行く必要はないと思います。痛む場所を聞いて『どこかなー』と優しくさすってあげると、あら?!不思議、痛みは薄れ、やがて消えていきます。中にはケラケラ笑い出すお子さんもいるかもしれません。度々となれば、面倒かもしれませんが、このような時には<一時のこと>と割り切り、可能な限り優しく対応してあげてほしいと思います。普段は恥ずかしくて出来ないスキンシップを『痛い!』と言うことで、求めているのかもしれません。『大丈夫。良くなるよ』優しい言葉と触れ合いは心にも効果抜群です。是非、お試し下さい。

それでは、次回もどうぞお楽しみに



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