僕、ベタ日記⑬犯人はカンパ？の時間

やっほー。皆～。元気？？僕はねぇ。元気だよぉ。元気…。

でもね、いつもよりお水が冷たいのー。ママが『モア、カンパがくるよ』と教えてくれたから、それと関係してるのかな？！何だかママの顔がいつもより沈んでた気がするし。

もしかして、カンパは悪者？犯人なのかな？ここは、名探偵モアの出番かもしれないね。推理、推理…。わーん。やっぱり、よく分からないや。

でも、この日、僕が店長を務める《モア・カフェ》は大忙しだったんだ。だってね、ママが何度も、何度もやってくるんだもん。

『ママ？また何か飲んでいるけど、大丈夫？？僕はママが来てくれて嬉しいんだけどさ』

『平気、平気～♬だってね、今日はすごく寒いから、温かい物を飲みたくなるんだよー』

『なら、いいけどね～』

こんな感じで、ママは何回も、僕の所へやってきた。変なのぉ。やっぱり、あの《カンパ》のせいなのかなぁ？

この夜は何だか寒かったから、僕は早目にリーフのベッドに潜り込んだんだ。暖かいし、何より安心できるからね。

でもね、僕がのんびりとリラックスしてたら…。

『ぎゃー！！ママ、どうしたのぉ～？！』

夜なのに、ママがまたカフェにやってきたんだ！！

『ママ、飲み過ぎだよぉ。いつも僕には《モア、食べ過ぎたら、お腹が痛くなるよ！》って言ってるでしょ？』

でもね、どんなに寒くても、眠たくても、ママや娘ちゃんの顔が見えると、僕はじっとなんかしてられない。すーぐ、泳いでいっちゃうんだよねー。何？何？あそぼーってね。

『でもね、ママ。カフェはへーてんです。今夜はおしまい。また明日、お待ちしてまーす』

僕はヒレバイバイをして、リーフに戻った。さすがに、もう、ママは来ないよね？！皆も、飲み過ぎには注意してね。
またねー。

寒波到来の日は、モアが心配で心配で、何度も理由を付けてモアに会いに行きました。寒いのでコーヒーや紅茶を片手に通い詰めたのです。もはや常連の粋を超えていますよね…。特に夜間が心配でした。こんな時、『添い寝ができたらいいのになぁ～』と切に願い…。その思いが募り、妄想の世界へ。寒さへの現実逃避もあったのでしょう。『モアと添い寝かぁ～。ぐふふ♡』そんな母を心配、いや、不憫に思ったのでしょう。娘がちゃちゃっと《モアクッション》を作ってくれました。と言っても、毛糸を紙で包んだ簡単な物ですけれどね。夜に、枕の横に《モアクッション》をルンルン♪と置く私を見て、娘は呆れていました…。

『本当に、一緒に寝るの？！』

今度は布で作ってくれるらしいので、（気長に・笑）その時を待ちたいと思います。結局、夜中に2度ほど目が覚めて、ついでにそーっとモアをのぞきに行きました・笑。気づかれないように、忍び足です。暗がりの中、目を凝らして確かめると、リーフにちょこんと乗って眠る（休む）モアの姿がありました。か、かわいいよー♪（心のシャッターをパシャパシャ、連写です・笑）

翌朝、『おはよう～！』といつもと変わらず元気に泳ぎ寄ってきて、餌をおねだりするモアの姿に心からホッとしました。寒波を乗り切って、益々、絆が深まったモアと私のお話でした・笑。

次回も、どうぞお楽しみに。