旅の終わりはいつもの、あれ。旅日記②

【平戸へGO！】２日目。本日も快晴です。この日は平戸（長崎県）に向かいます。唐津に平戸、今回のこのチョイスは海が好きな娘が喜びそう！というのも理由の一つです。真っ赤な平戸大橋を渡ると、そこには美しい海。空。平戸城が見えます。お城に詳しい訳ではないのですが、城下町は好きです。車を停め、海岸に出てみると…。潮風が気持ちいいーー♪貝殻を拾って喜んでいるのは、私一人でしたが…。＊玄関の棚に飾った貝殻たちに気付いてくれたお母様！ありがとうございました。この日も基本、密避け旅なので、早々チェックインをしました。この日のホテルでは、客室にベッドが３台。ふーーう。今日は私も、ベッドで寝れます。＊実は慣れない布団のためか、腰痛が…。

こちらのホテルでは浴衣の種類やサイズが豊富で、その中から好きなものを選べます。こういう時、夫は即断タイプ。娘は全体を見てから、『これにする！』と決めれるタイプ。問題は私です。悩む。悩む。『これも、いいなぁー』『あっ、でも、これもいいなぁー』だから、私だけ時間が掛かります。結局、娘はクリーム色に紺の花柄の浴衣をチョイス。結構、大人っぽい物を選びました。私はというと・・・。もう、分かりますよね？（分かりませんか・笑）長考の末、淡いピンクの浴衣を選びました。娘からは『ピンクー。派手！』と予想通りの言葉をもらいましたが、いいんです。これで。館内で淡くない方のピンク、つまり濃いピンクの浴衣を着ていたおばあ様を見かけました。好きなものを着る。これで、いい♪夕食前、娘に『卓球あるよー。しようー』と誘われたので、『よし！きたー』と繰り出す私。こういうのって、普通のご家庭では父の役目な気がしますが…。我が家では私の担当です。ラリーの後のビールは美味しい！←また、これです。結局、この日は少し飲み過ぎたせいか、ほろ酔いから悪酔いに…。

最近、写真を撮ろうとスマホを向けると、逃げる娘。そんなお年頃です。仕方なく？自撮りをしていると『ずっと思ってたんだけど、お母さんってナルシストだよねー』との一言が！ナル、ナルシストーー！！そうかなぁ。そうかもなぁ？そうなんです！って感じで、開き直ってパシャパシャ撮っては、己の老化を感じていた私。『加工していい？？』と聞かれ、断る理由はありません。お好きなだけ、どうぞ。娘の笑い声が部屋中、響いていました。一体、何したの？？

こうして、２日目の夜も更けていったのです。夜中、娘の寝顔が可愛くて思わず隠し撮りしたのですが、翌日、確認すると、既に削除されていました。ちっ、バレたか・笑。帰りにはアジフライやタコなどのお土産を購入。旅行中は食べて、飲んでの繰り返しだったので、私にとっては楽園のような２日間でした♪しかし、楽しかったのはここまで。帰宅後…。恒例のあれが襲ってきたのです。

以前、アニメや漫画の最終回、旅の終わりが苦手とお話したことがありますが、そうです。旅から戻り、スーツケースを片付ける。この作業は本当に私を悲しくさせます。楽しかった分、べったりガッツリと家族との時間を過ごした分、その時間の終わりがさみしくて、愛しい時間に思えて。毎回のことですが、この喪失感溢れる時間が苦手です。これは、幼少期の頃からずっと。田舎の祖父母宅からの帰りの新幹線の中で、いとこ達とのお別れが寂しくて涙したこと数知れず。彼氏とのデートの後。親友との旅行の後。夏休みの終わり頃。一緒に過ごした時間が長ければ長いほど、楽しかった時ほど、それが終わった時の喪失感、反動がキツイ。何とも面倒な性格です。ちなみに、夫と娘は全くそんな様子もなく、帰宅と同時に日常回のドラえもんに戻っていました・笑。まぁ、夫は職業旅人でもいいのでは？という位、あちこちへ出向いているので、旅している方がしっくりくるのかな。娘が幼少の頃、『おしごと、たびびと？？』と信じてしまい困ったことがありました・笑。

今回は２回に分けて、旅日記を記事にしました。と言っても、実に簡単なものでしたが。子連れ旅行をして思うこと。それは、子どもを喜ばせたい、笑顔が見たい！と思ってする行動、そのほとんどは、結局、私が楽しませてもらっているということです。たくさんの笑いと、思い出をありがとう。今、この瞬間が親孝行だよ。そんな思いで、次の旅を心待ちにする母なのでした。あの喪失感だけは何度経験しても慣れないけれど。

それでは、次回もどうぞお楽しみに。