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忘れないで大事な数字。「0」の発見!

先日、1年生の子が宿題を持ってやってきました。夏休みに出される宿題は1学期の復習なので、問題を解く様子を見ることで、学習の理解度を改めて把握することが出来ます。『うんうん。分かっているね!』『ちょっと考えているな…』とそんな感じで見守ります。

算数の文章題を解いている時のことです。問題は《公園に犬が8匹いました。3匹帰ってしまいました。公園に犬は何匹残っていますか?》確か、このような問題文だったと思います。(犬が8匹!?しかも、帰る??この問題自体、飼い主が存在するのか、しないのか?犬は野良なのか?)など、ちょっと状況が想像し難いおかしな?文章題だなぁと心でツッコミを入れていると。式:8-8=?

と、お子さんが書きました。「8」を「3」と見間違えたのかもしれません。私が『えっ?犬、皆、帰っちゃうの?!』と聞くと、お子さんはしばらく、式を見つめながら考えています。そして、突如、パッと何かを閃いた顔になり、『あれ、あれ??そうかー。』と言って、《8-8=0》の意味が分かった!という得意げな様子を見せました。『せんせい、同じ数から引くと、0になる!!』と言ったので、『確かめてみよう!』と2人で他の数字も書き出してみました。5-5=0、10-10=0、1-1=0

『やっぱり、0になる!』その発見、「0」の存在を認識したことは大きな驚きと、喜びがあったようです。繋がる瞬間!の大発見。その場に居合わせる事ができ、私もとても嬉しかったです。私達にとっては当たり前のことで、今更改めて理屈を考えるようなことでなくても、子ども達にとっては全てが《新しい大発見》なのだと、考えさせられました。その後、《大きな数》の単元に入ることもあり、『20まで、数字を言えるかな?』と尋ねると、『0、1、2、3、4、5・・・』とちゃーんと、「0」から数えはじめていました。そうです。「0」は大事な数字です。ちゃんと、仲間に入れて、その存在を認識することが大事です。これは、その後の小数点などにも関わってくるので、早いうちから身に付けてほしいと思います。

日常の一こまですが、子ども達から教えてもらうこと、気付きはとても多いです。その度に私も《新たな大発見!》をしているということです。ちなみに、娘が国語の宿題で『至りつくせり』と読んでいたので、『至れりつくせりだよ』と指摘すると、『そっか。至りつくせりね』と。『いや、だから、至れりつくせりだって』と私。『至り・・・。言えない。』だそうです。『言えない?!なら、仕方ないかぁ』若干、その場の気まずい雰囲気を引きずったまま、娘は次の問題に取り掛かっていました…。頑張れ!6年生。

それにしても、《至れりつくせり》何ていい響きの言葉。いいなぁー。いいなぁー♪とあれこれと癒しを想像し尽くす母なのでした・笑。

それでは、次回もどうぞお楽しみに


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