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文学フリマ東京38で気になる本をまとめてみた【本気の完全版】
文学フリマ東京。
ブースの数、1800以上。もうお祭りですね。
こんだけあるとどうしたって埋もれちゃうんですよ。
だからピックアップがもっと流行ればいいと思う。
来場者でも出店者でも自分の気になる本があれば紹介してほしい。
そうしてマッチング、関係性を作っていきましょう。
出店するので、自分の宣伝ももちろん頑張るけど誰かの宣伝もしていきたい。人と作品が出会えるチャンスを増やしたい。
現に、前回の文フリでもこの『気になる本紹介』をしたんですが大反響でした。
他の出店者には喜んでもらえたし、来場者の中には僕のnoteきっかけで新しい本と出会えた方もいます!何件か報告いただいてます。
ね、こうして気になる本を紹介し合っていくのもまたひとつの文化になればいい。
それで文学フリマ自体が盛り上がった方がいいじゃないですか。
で、盛り上がったうえで僕のことに興味を持ってくれる人が1人でも増えたらいいなーと思います。
正式な下心です。
という訳で、文学フリマ東京38で気になる本をピックアップしてみました。
30ブースだって!笑っちゃうね!
いつ買いに行けばいいんだよ!
※福本の好み:エッセイが中心です。
短歌も割と好き。小説は最近読む体力がないのでほぼ対象外です。ショートでギリ。偏っててすいません。
【開催日時】2024年5月19日(日)12:00~17:00
【場所】東京流通センター 第一展示場・第二展示場
(東京モノレール羽田空港線「流通センター」駅(MO-04)から徒歩1分)
(京急「平和島」駅から徒歩約20分)
【入場料】1,000円(16:30 以降は入場無料)
◆出店者が多過ぎて抜けてしまいそうなので、自分へのメモとしつつ。
◆この記事をきっかけに知らなかった方を知るパターンもある思うので、新たな出会いになることを願いつつ。
◆「気になる!」って言ってもらえることは嬉しいはずなので、他の出店者さんへのエールになることを願いつつ。
それではGO!!!
第一展示場
ragan booksさん【P-41、42】
目に見えているのに意識の外にすぐ出てしまうような、グラフィックデザインとして認識されにくい存在へ焦点を当て、1テーマにつき1冊のブックの形で制作しています。
コンセプト写真集という感じだろうか。
飲み屋街の看板をギチギチに配置した作品とか、スーパーのお寿司の和っぽい発泡スチロール容器をカッコよく撮った作品とか。
着眼点がおもしろいし、アーティスティックな感性がビシビシ伝わってきます!
#文学フリマ東京 38に出す作品の一部です
— 若生🪩5/19文学フリマ東京38 P-41・42 (@wakotomomi) May 11, 2024
・弁当のプラ容器を工芸展図録のように撮った写真集(割り箸付き)
・飲屋街の看板をギチギチに詰めた本(マッチ付き)
・もうないラブホの名前のロゴを勝手に作ってまとめた本
・テプラで作った豆本
raganbooks
第一展示場P-41・42https://t.co/AZI0LtZzrM pic.twitter.com/3cDvyAXnGk
あやめしさん【Q-33】
何気ないけど宝物な毎日を綴った、子育て短歌&エッセイ集。
noteを2000日以上連続で更新してるあやめしさん。(え、2000日って5年以上じゃん)。すごすぎる。
その経験値によって、日常から小さな気付きを掬い取る力はさすが。今回は子育てがテーマらしい。
きっと日だまりのような温かい本に違いない。
ねぎとろ丼さん【Q-35】
子どもが欲しいかわからない。そんなことを言っているあいだにも身体にはタイムリミットが迫る。 それならいつになったら「わかる」んだ?
著者は鮎川まきさん。
「子どもが欲しい、という気持ちが欲しい」という本では30代になった鮎川さんの葛藤や迷走の1年をまとめたそうです。
うちもまさに子なし夫婦なので是非、読んでみたい!
ワクサカソウヘイさん【R-1】
作家。『園芸グランドスラム』のほか、『磯ZINE』『完全版 夜の墓場で反省会』『ふざける力』などの奇品を取り揃えております。
おもしろ文章を読みたい方は間違いないです。
ただ、残念ながら今回の新刊はなさそう…?
notice me senpaiさん【R-4】
横浜に育てられた自意識過剰の筆者が、しかし横浜を出る話や、それでもきっといつか横浜に還るのだろうな…という話をしている街エッセイ。
著者は宮崎笑子さん。
僕も横浜育ちなので親近感。
地元の街エッセイって読んだことないからどういう切り口で書かれるのか気になる!
本屋 風さん【R-18】
30歳を迎えて感じた変化や、東京で生きること、苦悩や葛藤、今後の生き方などを綴った雑文集となっています。
著者はナガサワケンタさん。
Xとnoteでお見かけして、オシャレっぽい雰囲気と「東京」「葛藤」というワードが気になった。
Webカタログに本の情報はなし(なんでだ!😭)
ひらいめぐみさん【R-19】
「転職ばっかりうまくなる」の著者ひらいさん。
理想について書いた新刊のようです。
転職以外の文を読んでみたいのでこの機会に狙う!
Webカタログには新刊情報なし(なんでや!😭)
京都くらしの編集室さん【R-31】
「書いて、しあわせになる」ことを叶えるべく活動しているオンラインサロン「京都くらしの編集室」このサロンメンバー16名による、失敗にまつわるエッセイ集。
「書いて、しあわせになる」素晴らしい理念だ。書くことについて考えて、試して、失敗して、経験したその道筋が見られるのかな。
気持ちは一緒。僕も書いていきたい。
だまこなべこさん【S-7】
本というか本屋さんが好きすぎて、本屋さんで働いていました。(アルバイトだけど。)
本屋さんで働いていた時のお仕事についてや、本屋さんあるある、本屋さんで働きたかったのに別の部署に移動!?などなど、アルバイト時代の愉快なエピソードを綴りました。
好きすぎて本屋で働く…いいなぁ。
本屋さんの裏話や実体験に興味がある。
いつも行く場所の反対側からの景色はどう見えるんだろう。
あと表紙のイラストと色味が可愛い。
がじゅまるさん【S-16】
初めてのエッセイ本「完全理解夫婦」を作りました。日常の中で考えているとこを、素直な文章で綴っています。
タイトル一発で気になった。
私たちは理解し合ってるぜってことなのか。
理解を目指してるぜってことなのか。
Webカタログには本の情報はなし(なんでや!😭)
古賀及子さん【S-24】
中学生と高校生とわたしの3人家族が東京で暮らす日々を、エッセイみたいな日記で書いています。
日記エッセイの達人・古賀さん。
日常を見つめる観察眼がとにかくすごい。
起こった出来事を他人くらい冷静に観察して飄々と綴る。それでもチャーミングなお人柄は溢れ出る。
こんな風に日々は色鮮やかさを見つける目を持ちたいね。
古賀さんをとっても尊敬してるので是非とも入手したいところ。
patoさん【S-34】
体験にもとづく文章術あるいはエッセイ
「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である」を読みたい。
小手先のテクニックというより覚悟とか姿勢について書いてあるのではないかと期待。
Webカタログには本の情報なし(なんでや!😭)
哲学対話日記さん【T-6】
人と集まって日常とは異なる空間をつくる哲学対話の時間は、それぞれの日常とゆるやかにつながっている。街で、バーで、学校で、オンラインで、家族で哲学対話をしている11名による対話のあった日の日記18本を収録。
人の哲学に興味がある。思考を進めていったその先に何が見えるか。さらに対話することによって予想外の場所までいけるかもしれない。
おおもりカレーさん【T-14】
幼少期の作文が小さな賞を取り、その時祖母が言った「あなたは才能があるから何か書きなさい」を真に受けて取るに足らない、明日には忘れてしまうような小さなことを書いたエッセイ11本と、三十一文字の険しい世界をなんとか駆け抜けた短歌70首をまとめた本があります。
著者は大森薫さん。
前回の僕の『文学フリマ気になる本紹介』の投稿を活用してくれた大森さん。
今回が文フリ初出店ながら「最高傑作ができた!」と胸を張る姿がカッコいい。
表現する人はそうでなくっちゃ!
ラジオネーム:パラダイス楽園さん【T-25】
【ハガキ職人が書いた本!】ラジオネーム:パラダイス楽園。「お前、めんどくさいな」って言われると喜びます。読みやす〜いエッセイと「こんな人いるよな〜」というネタ本を出します!
ラジオのハガキ職人ということもあり文才が溢れ出てます。前回文フリ東京で90冊も売った猛者。
僕も買ったけどおもしろかった。
異常なまでの視野の広さとねちっこさがクセになる。今回も売れ切れ必至なので早めに行きます!
別名義で電子書籍も出してるそうなので是非!
(これも読んだ。おもろいす)
余白者さん【T-27】
本が好き、言葉が好き、だけど強くはない。そんなあなたと、僕は出逢いたい。よかったらお立ち寄りください。弱さを抱えるアナタに、届きますように。
著者は、やまざき想太さん。
やまざきさんはゆっくりと丁寧に言葉を紡ぎ出す印象がある。
深呼吸をするようなリズムで読んでみたい。
極限までシンプルな表紙も想像の広がりを予感させる。
知りすぎクラブさん【T-29】
前回に引き続き、ネットに載せたら人生終わる本だけを扱います
著者はスイスイさんと、しりひとみさん。
一方的にしりひとみさんのファンです。
前回のZINEも当然ながら怒涛のユーモアとスピード感があっておもしろかった。それでいて濃いめの本音が出ていていい意味で重さもありました。
今回は係長日記らしいです!昇格してるやん。
もうおもろい。
ただのお仕事日記では終わらない予感なのだ。
絶対入手。
伊藤さん【U-3】
知り合って18年、結婚して7年のゆかりさんを観察した記録です。そこにゆきさんという存在も観察対象に入り、二人をじっと見つめていたひと月の記録です。
著者は伊藤佑弥さん。
奥様やお子さんを見つめた日記。
淡々と語る文体の中にじんわりと感じる温かさ。
観察は愛だと思う。
自分とは違うタイプの愛情表現だと思うから読んでみたい。
夏森書店さん【U-23】
書店員の私が本を買ったり読んだりするエッセイ集を販売します。新刊『本と抵抗』既刊『本のある日常』『本のある生活』
著者は夏森かぶとさん。
書店員である夏森さん。
既刊はすでに売れ行き好調らしい。
新刊のタイトルからは強い意志を感じます。
本好きが今、考えることとは?気になる。
かもめと街さん【V-20】
2017年より個人サイト『かもめと街』を始める。2022年より日記『決めない散歩』や随筆集『いつかなくなる街の風景』などのZINEを発行。文芸誌『星々』でのエッセイ連載のほか、集英社『小説すばる』2024年2月号、講談社『群像』2024年5月号にエッセイを寄稿。
著者は街歩きエッセイストのチヒロさん。
街歩きエッセイスト。いい肩書きだ。
街を歩くぞという気持ち。
歩いてその街の空気を言葉にするぞという気持ち。
学びたい。
福本カズヤ【W-26】
読むのも書くのも大好き自称エッセイマニアが筆をとります。日常をおもしろがるのが得意な30代男性。人生のテーマは【愛とユーモア】
何を隠そう私です。
この並びにスッと入れることによって自然にね、自分を宣伝するんですね。
今回は「怒り」のエッセイと「幸せ」のエッセイを持っていきます。対をなす2冊を是非読み比べてみてください!
前回で完売した既刊も増刷しました。
全作、文庫サイズで500円。
とっても計算が簡単で買いやすいね!
ぼんやり書店さん【Y-7】
91年生まれのフリーライターがエッセイを執筆。今回は働き方エッセイを販売します。「仕事ができない男」として苦悩し、ビジネス書・自己啓発書にハマりなんとか抜け出して、ようやく普通に働けるようになりました。そんな10年のキャリアを赤裸々に書きました。
著者は小太りさん。
『やりがいを捨てたら仕事が楽になった』という新刊。やりがいという呪いを解いたら楽になったらしい。
うん、自分の心を守るひとつの方法としてこの考え方は知っておきたい。
岡田悠さん【Y-10】
免許合宿で同居人が逮捕されつつ、なんとか免許を取得したが、期限切れで完全失効。
一生運転しないと決めたはずが、免許がないまま車を購入し、35歳で二度目の教習所通いを始め、首都高に精神を破壊されながら、念願の離島・車旅に出るまでの書き下ろしエッセイ集。
作家、ライターとしても活躍される岡田さん。
日常をおもしろがるスタンスが素敵。
ダイジェストの時点でわちゃわちゃしてて、楽しそうな1冊な予感がする。
虎ノ門駅前商店街振興組合さん【Y-13】
2013年から書き溜めてきた嘘のエッセイからお気に入りをまとめた本を出品しています。経験していないことを経験しているように、思ってもないことを思ったように綴るシュールでポップなエッセイ集です。
嘘エッセイって独特なジャンルだ。
短編とエッセイの間みたいな味わいになるのかな?
普通の文章に飽きた人にはちょうどいいかも。
この手法が確立されたらエッセイ界の拡大に繋がるかもしれない。
タイムトラベル専門書店さん【Z-15、16】
【タイムトラベルのノンフィクション本を作っています】初売り2冊・タイムトラベル同人誌の新刊『超個人的時間紀行』、36年を366日で旅する『時間旅行者の日記』、既刊『超個人的時間旅行』など。
著者は藤岡みなみさん他。
前回に引き続き『超個人的時間紀行』は豪華著者陣で当然気になるんだけど藤岡さんの個人誌の方もすごそう。
サンプルを見たら年齢が飛び飛びで毎日が綴られていく日記だった。まさにタイムトラベルを表現した実験的な1冊になりそう。
第二展示場 1階
芸人絵本部さん【あ-26】
絵本作家のひろたあきらが立ち上げた「吉本えほんをつくる部」の活動の一環として、絵本の魅力を伝える雑誌「えほんのたね」を創刊しました。文学フリマ東京38で発売を開始する創刊号には、ひろたあきらのほか、矢部太郎、やまがたしょうへい、すぐる画伯が参加。絵本への愛情があふれた一冊になっています。
絵本が好きなのでこれは気になる。
芸人さんの発想力は何にでも応用が効くので絵本とのシナジーもある。
絵本への愛、受け取りたいっす。
第一芸人文芸部さん【あ-27、28】
第一芸人文芸部はピース・又吉が率いる文学好き芸人の集い。編集長の又吉、部員のピストジャム、ファビアンが新たな部員と一緒に文芸誌「㐧一芸人文芸部 創刊準備二号」を発売。
前回、大好評だったブース。
今回は執筆者が大幅に増えてページも倍近くになったみたい。
これは間違いない1冊でしょう!
第二展示場 2階
小泉スロウさん【す-03】
こんにちは!小泉スロウです。Twitterで短歌の投稿をしています。それをまとめた短歌集『もうちょっと寝たい。』を販売します。気軽に読める“コンビニで買えそうな短歌"を意識してつくってます。
前回、歌集を購入した。サラッとおもしろく読めるんだけど実はテクニカルな歌もあったりしてただ単にライトなだけじゃない。重厚な1冊でした。
間のエッセイ好き。
ですが!実はスロウさんの新刊は無し。
今回は奥さまのZINEが発売されるみたい。
著者は、れもんさきさん。
紹介を見るとポップで楽しそうなお話が詰まってそう!気になる!
ホイッスルさん【す-04】
ペーパードライバー短歌など🚗 車がテーマの短歌とイラストの本を出します。
僕もペーパードライバーなので共感できそう!
と同時にここまでテーマの尖った歌集ってのも意外と盲点だった。
むっちゃ狭いのありだな。
言葉の実験室さん【せ-06】
言葉と言葉を組み合わせることで生まれた、様々な意味やイメージ、感覚の実験記録を販売いたします。
概念落書きがおもしろそう。フッと笑えるんだけど気付きと発見に満ちてて興味深い。
5/19(日) #文学フリマ東京38 の【せー6】ブースにて、様々な言葉の実験記録を販売いたします。
— ミヤタ (@gainenM) May 12, 2024
こちらは、日々の気づきに落書きのような絵を添えた自由帳のようなZINEです。 #文学フリマ #文学フリマ東京 pic.twitter.com/zmSXL6dZqk
リーゼント燃えてるよさん【た-10】
リーゼント燃えてるよ。なぜ燃えてるのかというと、前世は鳥だったからです。そんな絵本がいっぱいあります。
何でリーゼントが燃えてんだよ!
鳥だったからですって理由になってねぇよ!
何だこのシュールな世界観。引き込まれますね。
以上です。
はぁーーーーーーーーーーーー疲れた。
30ブースの紹介は結構。大変でした。
(これでも全体の60分の1だと…?
当日とんでもない数の作品が集まるってことだ)
でもどれも魅力的な作品ですよね?
「これは広めたい!」ってものがあったらシェアしていただけたら嬉しいです。
この投稿が新しい出会いに繋がればと思います!
そんな中、あなたと僕が出会えたら嬉しい。
「福本ってどんなやつか見に行ってやるかー」と思ってくれた方は是非、ブースへお越しくださいませ!
note見たよって言ってもらえたら高い声で「きゃー」って喚きます。
福本カズヤ【W-26】
↓
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140816250/picture_pc_ce2f0ab5de2006d7f10862390994eabc.png?width=800)
『ごきげんな魂』
『ゆるせない花』
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140816787/picture_pc_38c42bef97132aaa5d77242fdc1ffb0d.png?width=800)
『駄文多分』
『泣けるかどうかはこっちが決める』
楽しみだけど不安じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
頼むから来てくれてぇぇぇぇぇぇぇ!
あ、やべ。
最後の特大の本音でた。
どうぞよろしくお願いします。
文フリ奮闘記、書いてます。
もしよければ!
↓
心が動いた際にはお気持ちで投げ銭をいただけたら嬉しいです。でもそれ以上に愛のあるシェアや感想が嬉しいです。