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短く書く意識

最近は文章でも動画でも、表現においてはできるだけ手短に伝えることを意識している。

特にぼくはかなり多筆なタイプで、ついつい文章が長くなってしまいがち。

例えば「A」ということを伝えたいと思った時には、

B:導入・前提
C:一般論
D:具体例
E:エクスキューズ(反論)

といったことをつい盛り込んでしまうので、最終的には「B→C→A→D→E」みたいな文章になってしまう。

多分これは学生時代に法学部で論理的文章を書くクセがついてしまっているからだと思う。主張を誤解・矛盾なく的確に相手に伝えることが要求される法学の世界では、自然とこうした論の組み立てが必要になる。

ただ上のような理論武装な文章の組み立ては、ある意味自分の意見を相手に「分からせる」という目的が強い。

ぼくの書いているブログや文章は、何かを相手に押し付けるようなものではない。だからこそ最近はもっと色々を手短に伝えてもいいんじゃないかと思う。

そもそもこうやって具体例やエクスキューズを重ねる本当の理由は、内容を分かりやすくするためじゃなく、単に矛盾や誤解で人から批判されるのを恐れての予防線を引いてるという側面もある。

自分を守りたいがゆえに伝えたい本質が伝わりにくくなっているとしたら、見ている人にとって誠実な姿勢とは言えないだろう。

言葉は不思議なもので重ねれば重ねるほど軽くなる性質があるように思う。もっと言いたいことを端的に表現して伝える練習をしたい。

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