不登校児のお休みの連絡が辛い問題
我が家の長男は先月から不登校になった。
不登校になった経緯が知りたい方は下記の記事を参照してほしい。
対長男との向き合い方に折り合いが付いてきた一方で、学校へのお休みの連絡は辛みが増し日に日に精神を蝕んでいった。その要因は大きく二つある。
辛みの要因
1. 電話連絡
一つは、連絡手段が電話であること。
この件に始まったことではなく、元々電話嫌いなのだが、嫌いな理由は証跡が残らないことだ。もちろん、必要に応じて話した内容はメモを取るが、取りこぼし、取り違い、言い忘れなどによる認識の齟齬で言った言わないの世界は誰もが一度は経験してるだろう。電話による伝達は人類には早すぎる。
2. 気持ちの矛盾
もう一つは、連絡手段が電話であることよりも根本的な問題だ。それは、長男への気持ちと学校(先生)への気持ちの矛盾だ。
長男が学校を休むことについて「申し訳なく思わなくて良い」「行きたくなったら行けばいい」と思っている一方で、学校に対してはどこか申し訳なさと罪悪感を感じているところがあり、この矛盾と連絡のたびに向き合わなければならず、これがとにかく辛い。矛盾の原因は不登校という現実を受容し切れていないからだと思う。
実際に電話でお休みの連絡をするときも、つい「すいません」や「申し訳ないです」という言葉が出てしまう。長男に聞かれて、「あぁ、僕はやっぱり悪いことをしてるんだな」と自己肯定感を下げてしまう最悪なシナリオを避けるため、必ず長男がいる部屋とは別室で電話しているが、その行為自体に後ろめたさがあることは言うまでもない。
辛みの解決
と、ここまで辛みを吐露したが、今現在お休みの連絡に関する辛みはゼロだ。その理由は、お休みの連絡はせず代わりに登校するときに連絡をさせてもらうよう提案し、ルールを変更させてもらったからだ。
(アドバイスをくれたさいとうみかこさんありがとうございます。提案を受け入れてくれた学校にも感謝してます。)
学校関係者の方へ
この記事を読んでいる方が学校関係者の方であれば、不登校におけるお休みの連絡ルールを今一度確認してほしい。もし、所属する学校のルールが、お休みの連絡必須なのであれば、どうかルールの変更を検討頂きたい。学校側の事情もあるのだろうが、ルールを変更している学校があるのだから不可能ということはないだろうし、ましてや生徒ひいては生徒の保護者のことを本当に考えるならば尚更だ。
(実際に同じ悩みを抱えている方が多くいるということも聞いている)
それと、連絡手段にメールを選択できるよう検討してほしい。証跡が残ることは先生方にとってもあらゆるシーンでメリットが大きいはずだ。
これに限らずだが、誤解を恐れずに言わせてもらうと学校教育の世界は時代に合わせた価値観のアップデートが必要だと思う。
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